雑草魂という言葉の由来にもなるほど生命力が強く、しぶとい雑草。
抜いても抜いても生えてきて、いい加減うんざりしていませんか?
「二度と雑草が生えないように対策したい!」
「安く簡単におしゃれな庭を作りたい!」
ご自宅のお庭にこのような理想を持っている方も多いでしょう。
そこで当記事では、低コストで効果的な対策ができる6つの方法をご紹介します。
場所ごとにおしゃれで機能的な防草グッズを併用すれば、半永久的に雑草を防ぎながら、庭の景観や居心地を大幅UPさせることができますよ。
具体的には以下のとおりです。
- 防草シートを敷く(砂利を併用すると効果的!)
- 固まる土を敷く
- 低木やグランドカバープランツを植える
- 庭用家具を置く
- 天然石やタイルで舗装する
- ウッドデッキを作る
当記事を読んでいただければ、あなたにぴったりの対策法がわかります!
面倒な雑草処理から解放されたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お庭110番では、雑草処理から対策までまるっと対応可能な業者をご紹介いたします。
広範囲に生い茂った雑草など、自分では手に負えずにお困りの方は、ぜひいちどご相談ください。
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監修者ガル事務所 なかむら所属/肩書プロフィール詳細を見る
合同会社ガル事務所/最高経営責任者・ひきこもり支援相談士
おしゃれ&機能的なDIY雑草対策6選
予算や好みによってさまざまな手段が選べる雑草対策。
ただ、防草効果や見映えのよさだけを重視して選んでしまうと、次のような失敗につながってしまうことがあります。
- リビング前にコンクリートや白いタイルを敷いたら、照り返しで春夏はカーテンが開けられず、秋冬は落ち葉や汚れが目立つ庭になってしまった
- 水はけの悪い素材を敷き詰めてしまい、庭じゅうに水たまりができるようになった
- グランドカバーとして芝生を植えたが、手入れ不足で雑草・害虫・糞害が増えた
- 劣化に弱い素材を使ったため、数年で総張替えになった
このような失敗をしないためには、防草効果や見映えのよさだけでなく、機能性や耐久性までしっかりと考慮して選ぶことが大切です。
特に近年は温暖化による酷暑や、それにともなう集中豪雨が増えています。
今後は草が生えず、水はけがよく、暑さ対策もできる庭づくりが重要になりそうです。
そこで当記事では、長い目で見て本当におすすめできる雑草対策6つをご紹介!
まずは、それぞれの特徴、機能面を比較した以下の表をご覧ください。
雑草対策 | 特徴 | 耐久性 | 水はけ | 照返し | 防虫 |
---|---|---|---|---|---|
防草シート+砂利 |
見映えよく庭や花樹まわりの防草ができる。 長持ちさせるには商品選びが重要。 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
固まる土 |
通路や遊び場に使いやすく掃除もしやすい。 長持ちさせるには商品選びが重要。 |
△ | 〇 | 〇 | ◎ |
雑草対策になる植物 |
季節感を楽しみながら雑草対策できる。 定期的な手入れや害虫対策が必要。 |
〇 | ◎ | ◎ | △ |
ガーデンファニチャー |
置くだけで雑草対策になる。 スペースをおしゃれに有効活用できる。 |
〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
インターロッキング |
高級感があり耐久性も高い。 熱・水を逃がす遮熱性透水ブロックなどが最適。 |
◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
ウッドデッキ |
広範囲の防草とスペースの有効活用ができる。 樹脂製デッキなら耐久性も高い。 |
〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
では次章より、それぞれの対策法を詳しく解説していきます。
防草シートで雑草対策
防草シートは雑草を防ぐ効果以外に、お庭を管理しやすくする機能も持っています。
例えば次のような機能です。
- 質のよいものは抜群の防草効果がある
- 低コストで広範囲の防草が可能
- 夏場のヒートアイランド現象・照り返し・水たまりを回避できる
- 虫を寄せつけない
- 薬害がない
防草シートを敷けば、ひんぱんに除草薬を撒かなくてもよくなりますし、虫の発生も抑えられます。
また、敷くだけで長期間雑草を防いでくれるため、コスパ面もとてもよいです。
では、防草シートの特徴をより詳しく見ていきましょう。
防草シートは機能性が高くコスパもよい!
防草シートは機能性が高くコスパもよいのが魅力です。
質のよい防草シートは、いちど敷けば広範囲の雑草を10年以上抑えることができます。
また、防草シートはプロもおすすめする道具です。
より防草効果を高めるなら、他の素材と組み合わせて使用しましょう。
防草シートは目的達成度が高いです。防草シート単体ではなく人工芝や砂利敷やブロック・タイルの施工を組み合わせることで、その効果が更に高まりますのでオススメです。
防草シートを施工する前に、除草並びに除草剤の散布を確実におこなってください。
ただ、防草シートを施工する範囲が広いと、労力や購入費用が増大してしまいます。
せっかくの対策が無駄にならないよう、下記のポイントを押さえておくと安心ですよ。
- 遮光率の高い商品を選ぶ
- 丈夫で耐用年数が長いポリエステル製の不織布タイプを選ぶ
- 雨で水たまりができないよう透水性の高い商品を選ぶ
- 植物が休眠する10~3月に施工する
遮光率に関しては、遮光率97%以上の商品を選んでおけばほぼ間違いありません。
この数値は、防草シートの雑草抑制機能を調査した実験で、透光率3%以下(遮光率97%以上)の商品は雑草発生を0%に抑えられたとの結果に基づきます。
遮光機能については野外で 3 月上旬から 10 月に施用した防草シート下において,透光率 3%以下では該当期間の雑草発生が 0%に抑えられたが,透光率 8%のものではわずかに発生・生長した記録がある.
出典:J-STAGE|雑草害の拡大防止に防草シートをどう活かすか(最終閲覧日:2023年11月24日)
以下は防草シートの商品例です。
遮光率・耐用年数で、こちらの防草シートはトップクラスの品質です。
また、透水性もとても優れています。
遮光率 | 99.9% |
耐用年数 | 10年 |
素材 | ポリエステル製 不織布 |
サイズ | 1×30m |
参考価格 | Amazon:8,980円 楽天市場:6,577円 Y!ショッピング:7,480円 |
※参考価格は2023年12月5日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
この他にもさまざまな価格で多数の商品があるため、しっかり性能を確認したうえで購入しましょう。
迷ったときは、防草シートの選び方と施工方法が詳しくわかる以下の記事が参考になりますよ。
砂利で雑草対策の効果をおしゃれに底上げ!
先ほど、防草シートは他の素材と組み合わせると効果的とお伝えしました。
そのなかでも砂利は敷き詰めるだけでOKかつ低コストで広範囲を施工できます。
砂利には、雑草の成長を抑えたり抜きやすくする効果があります。
高品質な防草シートと組み合わせれば、草が生えない状態を半永久的に保てるようになります。
砂利にはさまざまな色・サイズがあり、庭の表情を豊かにしてくれるのも魅力の1つです。
失敗しない砂利の選び方
「庭に落葉樹がある」
「おしゃれで手間いらずな庭にしたい」
このようなケースでは、白系の砂利よりも、瓦チップやアンバークォーツのような赤系の砂利をおすすめします。
汚れや落ち葉が目立ちにくいだけでなく、見た目にもアクセントが効いてお庭が華やかになりますよ。
特に瓦チップは「リビングへの照り返しやヒートアイランド現象を避けたい」という方にもおすすめです。
サイズ | 10mm以下 |
内容量 | 18L(約19kg) |
参考価格 | Amazon:3,480円 Y!ショッピング:5,606円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
多孔質な瓦チップは保水性が高く光を乱反射させる効果もあります。
コンクリートや砂利よりも熱放射量が少なく、照り返しもありません。
廃材なので環境に優しく、見映えもよいことから新築のエクステリアにも採用されています。
ただし、硬い砂利と比べると砕けやすいため駐車場には不向きです。
サイズ | 5~15mm |
内容量 | 約12.5L(約20kg) |
参考価格 | Amazon:3,280円 楽天市場:3,280円 Y!ショッピング:3,280円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
優しいオレンジ系のアンバークォーツは、雨で濡れたときの色変わりやキラキラと光る透明感が特徴です。
瓦チップのような調温機能はありませんが、天然石特有の美しさが目を引きます。
この他、費用を抑えやすいのが人工石の防草砂利です。
20Lが1,000円前後から手に入り、ベーシックカラーがそろっています。
ただ、商品によっては軽くて流れやすい、砕けて目減りしていく、高級感がないなどのデメリットもあります。
砂利が大量に必要な場合は、値段以外の特性をよく確認して慎重に選びたいですね。
砂利の色ごとの特徴
砂利には色ごとに特徴があります。
下記にまとめたので、商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
白系
- メリット
-
どのようなお庭にもなじみやすい
- デメリット
-
汚れが目立つ・照り返す
赤系
- メリット
-
汚れが目立ちにくい
- デメリット
-
お庭の雰囲気によってはなじまないことがある。洋風庭に敷くのがおすすめ
黒系
- メリット
-
高級感が出る
- デメリット
-
熱を貯め込み、夏場は庭の温度を上昇させやすい
白系の砂利はどのようなお庭にもなじみやすい反面、汚れが目立ちやすい、照り返しが強いなどのデメリットもあります。
明るい色の砂利は、落ち葉やゴミが吹き溜まる場所、照り返しが困るリビング前などを避けて使用するのがおすすめです。
砂利のサイズごとの特徴
大きな砂利だと、隙間から雑草が生えやすいです。
また、大きい砂利には落ち葉がひっかかり、掃除が大変になってしまいます。
ただ、あまりに小さすぎる砂利は風で飛んで量が減ってしまうことも……。
防草効果・扱いやすさ・歩きやすさなどをふまえると、20mm前後を目安に選ぶのがベストです。
参考:造園資材館|玉石は大きさ選びが肝心!特徴ごとに解説します(最終閲覧日:2023年11月24日)
雑草対策で必要な砂利の量
砂利の必要量は、施工面積と敷き詰める厚みによって決まります。
また、砂利のサイズや種類(砕けて減りやすいかどうか)によっても適量が変わってきます。
商品説明の「1㎡につき◯◯L」などの表記を目安にするか、メーカーに確認できると安心です。
必要量の計算法から砂利の敷き方まで詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
ただし、庭の広さによっては大量の砂利と防草シートが必要です。
準備や施工に自信が持てないときは、庭のプロに相談してみましょう。
例えばお庭110番では、雑草対策が得意な業者をすぐにご紹介!
ご相談は24時間365日受け付けており、いつでも気軽にご利用いただけます。
時間、労力、クオリティーなどの面で「最初から依頼したほうがコスパがよかったかも……」となる例は少なくありません。
不安な方はぜひいちどお問い合わせくださいね。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
固まる土で素朴な風合いのある雑草対策
固まる土は、コンクリート舗装よりも照り返しが少なく、低コストで施工できます。
また、高い防草効果と防虫効果があり、ブラウン系の色合いで庭木や花も自然に引き立ちます。
落ち葉などの掃除がしやすいため、落葉樹のまわりにも最適ですよ。
子供の遊び場・通路・ドッグランなど自由度の高いアレンジができるのもうれしいポイントですね。
タイプ | セメント不使用 土に戻る |
内容量 | 10㎏ |
参考価格 | Amazon:1,980円 楽天市場:1,380円 Y!ショッピング:1,380円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
タイプ | セメント不使用 土に戻る |
内容量 | 20kg |
参考価格 | Amazon:4,380円 楽天市場:4,015円 Y!ショッピング:5,260円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
注意点として、固まる土は紫外線や風雨に直接さらされるぶん、砂利敷きする防草シートよりも劣化が早いです。
購入するときは、透水性が高く、砕けば土に戻せるタイプを選びましょう。
土に戻らないセメント入りタイプには、次のような厄介なデメリットを持つ商品があるからです。
- ヒビや剥がれが発生しやすい
- 水はけが悪い
- 摩耗、苔、凍結などで劣化が進む
- 失敗や劣化後の廃棄処分に重機が必要
こういったトラブルは、マグネッシーのような土に戻るタイプのほうが回避しやすくなります。
ただ、ほとんどの固まる土には劣化のリスクがありますし、重くて運ぶのが大変なところも同じです。
施工前の除草や、地面を一段掘り下げる作業など、準備段階で苦労される方も多いようです。
スムーズに施工できるよう、以下の記事で流れを把握したうえで挑戦してくださいね。
雑草対策になる植物をプラス!
季節感を楽しみながら防草したい方は、グランドカバープランツや低木の植栽がおすすめです。
植物が地表への日差しをカットし、夏場の庭が灼熱地獄になるのを防いでくれます。
ただし、導入後も手入れする手間がかかるため、季節ごとの剪定や害虫対策ができる方に向いています。
グランドカバープランツ
グランドカバープランツは地面を覆うように低く生い茂る植物のことです。
地表全体に生えることで、他の雑草が生える隙を与えません。
ただ、あくまでも植物なため、放っておくとどんどん成長してしまいます。
庭の雑草対策に利用するときは、成長をコントロールしやすく丈夫な品種を選ぶことが大切です。
グランドカバーの選定ポイント
- 草丈、成長スピード
- 日陰や踏みつけへの耐性
- 害虫や病気への耐性
- 冬枯れしない常緑性か
グランドカバープランツは、植える場所やどれくらい手をかけられるかで優先点が変わります。
上記を参考にお庭にぴったりの品種を探してみてくださいね。
メインエリアにおすすめのクラピア
クラピアは、繁殖力の強いイワダレソウをグランドカバー用に改良した品種です。
短期間で成長し地面を広く覆ってくれるため、庭のメインエリアにおすすめですよ。
丈夫で踏みつけに強く、成長後も草丈は短めなので1年間で2回の草刈りで維持できます。
芝生なら夏は月2回の芝刈りと春秋のエアレーションも必要ですので、それと比べるとかなり楽ですね。
1年中緑を楽しめるクリーピングタイム
冬枯れしない品種が好みなら、常緑性のグランドカーバプランツを選びましょう。
クリーピングタイムは春から初夏にピンクの手まり型の花をつけるハーブで、冬の間も緑を楽しめます。
多年草でもあるため、1度植えれば翌年以降も花を咲かせてくれますよ。
花壇の隙間のカバーに適したプラティア
プラティアはクラピアやクリーピングタイムより成長がゆっくりなため、花壇の隙間などの雑草対策におすすめです。
小さな星型の花が春から秋にかけてたくさん咲き、庭を彩ってくれます。
低木の植裁
地際まで密集する枝葉の遮光効果で、自然に雑草を抑制できるのが低木の植栽です。
低木エリアを広めのサークル状に設けたり、シンボルツリーの足元を覆うように植栽することで、庭の景観を引き立てながら広範囲を防草できます。
庭師さんにも雑草対策として選ばれているのは、密集するように小さな葉と花をつけ、枝がやわらかく剪定しやすいツツジやサツキです。
洋風の庭なら、小さな白い花が咲くドウダンツツジが合わせやすいです。
高くなりすぎず、自然樹形がきれいな品種を選べば剪定の手間も少なく済みますよ。
ツツジ、サツキのことをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
ガーデンファニチャーで雑草を抑え込む
大きめのガーデンファニチャーは、置くだけで雑草対策とスペースの有効活用ができます。
おすすめは地面への日光をしっかり遮るローソファーや、大容量のベンチ型ストッカーなどです。
雑草を抑えながら、アウトドアリビングや便利な庭収納が手に入るのはかなり魅力的ですよね。
内容 | 9点セット |
素材 | ラタン, ポリプロピレン |
参考価格 | Amazon:49,800円 楽天市場:49,800円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
庭用家具にガーデンマットやインターロッキングなども併用すれば、より広くおしゃれに防草エリアを増やすことができますよ。
天然石やタイルのインターロッキングで雑草対策
インターロッキングは、ブロックやタイルをかみ合わせて、庭・駐車場・歩道などを美しく舗装する施工法です。
レンガやジェラストーンによるインターロッキングは見た目が華やかなのはもちろん、耐久性の高い素材を使い、適切な目地処理をおこなうことで半永久的な防草効果を得られます。
照り返し・熱放射・水たまりを制御する遮熱透水性ブロックのような素材を選ぶことで、デザイン性と実用性を両立できる点も大きなメリットです。
このような機能美を兼ね備えたインターロッキングですが、施工の難易度と費用の面から手が出しにくいと感じるかもしれません。
「雰囲気だけでも取り入れたい」という方には、インターロッキング風に仕上がる天然石マットを活用する手段があります。
内容量 | 10枚セット |
サイズ | 約30×30cm |
参考価格 | Amazon:5,699円 楽天市場:5,999円 Y!ショッピング:5,999円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
天然石マットはポイント使いでき、カットや交換も可能です。
注意点として、簡易防草シートつきの商品だけでは「隙間から草が生える」というレビューも見られます。
確実に防草したいなら、不織布タイプの防草シートも併用したほうがよいでしょう。
内容 | 12枚 |
サイズ | 30×30cm |
参考価格 | Amazon:2,640円 Y!ショッピング:4,767円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
30cm角の大判タイルは並べるのが比較的簡単で、種類も豊富です。
石目が細かい天然石マットや、砂利などとの組み合わせでメリハリを出すこともできます。
施工時の注意点
インターロッキングでの雑草対策は、整地と目地の処理が肝心です。
草や地面の凸凹、目地の隙間が残ったままでは、施工面がきれいにそろわず石やタイルが割れたり、目地から草が生えてきてしまいます。
DIYでの仕上がりや耐久性が心配な方は、庭業者や外構のプロに相談してから材料購入などを判断するのがおすすめです。
庭が広い場合や、下処理だけでも業者に任せたいという方は、ぜひお庭110番にご相談ください。
弊社スタッフがお話をうかがい、ご予算などに応じた最適な業者をご紹介いたします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ウッドデッキ+床下収納で便利に雑草対策
劣化しにくい人工木のウッドデッキを広く設け、草取りいらずの庭をおしゃれに楽しむ方が増えています。
従来の天然木製は定期的な塗装が必要で、耐用年数は5~15年ほどでしたが、丈夫な樹脂製ウッドデッキなら20年以上の使用が可能です。
デメリットは基礎を含めた施工が大がかりで、デッキ本体だけで一坪数万円はかかる点です。
また、高さのあるウッドデッキだと下から草が生えることも……。
その場合は砂利を敷くか、デッキ下に収納機能を作ったりコンテナを置けば、よりスペースを有効活用できます。
素材 | 人工木樹脂製 |
サイズ | 90×90×28cm |
参考価格 | Amazon:13,200円 楽天市場:13,200円 Y!ショッピング:15,180円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
広い庭や駐車場の雑草対策には除草剤が効果的
広範囲の雑草対策を安く楽に済ませたい場合は、除草剤を活用するのが最適です。
除草剤は雑草の再生の要である根や成長点に攻撃でき、やっかいな地下茎も枯らすことができます。
「除草剤は効かない」「危険」とお考えの方も、有効性・安全性の高い方法で使用すれば、少ない労力でスムーズに雑草を撃退できますよ。
年2回だけ2種類の除草剤をまく
長年の研究の成果で除草剤の威力は年々上がっており、雑草の種類に合ったものをタイミングよく散布することで、長く強い防草効果を維持できるようになりました。
除草剤には、大きく分けると次の2種類があります。
- 今ある草を枯らす液体タイプ(茎葉処理型除草剤)
- 草が生えるのを予防する粒状タイプ(土壌処理型除草剤)
この2種類を春と秋の年2回を基本に使用していけば、今ある雑草とこれから生える雑草どちらも激減します。
なお、除草剤を散布する前には草刈りで草丈を低くすることと、除草をおこないましょう。
草丈の高い雑草を枯らすには除草剤がたくさん必要でコスパが悪いですし、上部だけしか薬剤がかからず効果が低くなってしまいます。
また、刈った雑草はしっかり取り除いておきましょう。
刈り草を放置したまま除草剤を散布すると、刈り草が邪魔をして本当に枯らしたい雑草に薬剤が届かないことがあります。
除草剤は常にストックしておき、しぶとい草には追加で散布して根絶させていきましょう。
粘り気のある展着剤を併用すると、除草剤が長く付着して効果があがりますよ。
おすすめの除草剤については、こちらの記事で詳しく紹介中です。
除草剤が効かないときの原因
タイミングや使用法を間違うと、除草剤の効果は大幅にダウンしてしまいます。
「草が枯れなかった」「すぐ生えてきた」などの経験がある方は、下記が原因かもしれません。
- 散布に適さない時期、天候のときに除草剤をまいた
- 除草剤が効きづらい草丈だった
- 除草剤のまきかたにムラがあった
- 散布量が足りていなかった
- 安い(有効成分が少ない)除草剤を使った
- 同じ除草剤ばかり使っている
除草剤は同じ成分のものを使い続けると効きが悪くなります。
種類に合わせて、新しい商品や定番商品をローテーションさせましょう。
また、除草剤の適期は草の成長具合によって、5月上旬までの散布が効くもの、5月中旬すぎてからの散布が効くものなどがあり、微妙な差が効果に大きく影響することがあります。
あらかじめ説明書や草の状態をよく見て、効率よく雑草を退治したいですね。
除草剤の使い方をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
除草剤は正しく使えば安全性は高い
近年の除草剤は、人・ペット・花樹・作物への毒性、残留性が低いものへ改良が進んでいます。
「農林⽔産省登録第〇〇号」の表記があるものは、国の厳しい安全基準をクリアして農薬登録された除草剤です。
適切に使えば人や農作物への影響を過度に心配する必要はありません。
小さなお子さんやペットのために薬剤を避けたい方には、お酢やペラルゴン酸などの食品由来成分で作られた除草剤がおすすめです。
畑や家庭菜園には使用できませんが、庭や駐車場の除草であれば用法どおりに散布することで十分な効果をえられます。
タイプ | すぐ効く液状 |
内容量 | 2L |
参考価格 | Amazon:991円 楽天市場:1,185円 Y!ショッピング:1,879円 |
※参考価格は2023年11月27日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
タイプ | 長く効く粒状 |
内容量 | 1.2kg |
参考価格 | Amazon:1,700円 楽天市場:2,824円 Y!ショッピング:1,924円 |
※参考価格は2023年12月5日時点のAmazon・楽天市場での価格(税込み・東京都への送料込み)です。
手間はかかるが安く対策できる熱湯・重曹もおすすめ
お金のかからない雑草対策として、家にある熱湯、重曹を使う方法もあります。
効果が出るまで時間がかかりますが、なるべく安く対策したい方にはおすすめの方法です。
具体的なやり方は以下で解説します。
安く対策する方法で、塩をかける方法が紹介されることもあります。
しかし、塩は土の中で分解されず残るため、周辺の塩害や環境汚染を引き起こす原因になります。
安さよりもリスクのほうが大きいため、使用しないようにしましょう。
詳しくは「Q.塩でも雑草を枯らせるのは本当?」で解説します。
部分的に枯らすなら熱湯が効果的
熱湯は、ブロックや石垣の隙間など、部分的に枯らしたいときに使うのがおすすめです。
熱湯自体は雑草を細胞から破壊する効果があり、写真のように根までしっかりと枯らすことができます。
ただ、広い庭や駐車場では大量のお湯をかける必要があるため、準備の手間を考えるとあまり現実的ではありません。
広い庭の雑草を枯らすなら、除草剤を使って一斉処理するほうが効率的です。
熱湯を使った雑草対策については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
薬剤を使えない場所には重曹が効果的
重曹は、薬剤を使いたくない場所、草刈り機を使えない狭い場所などで限定的に使う程度がよいです。
重曹自体は食品にも使われており、安全性の高いものです。
水に溶かしてかけるだけで、写真のように安全に雑草を枯らせます。
ただ、根から枯らせるわけではないため、熊手などで雑草に傷をつける、こまめに散布するなどの手間がかかります。
広範囲の雑草にこのような作業をおこなうのは大変ですよね。
そのため、薬剤を使いたくない場所など限定的に使うのがおすすめです。
重曹を使った雑草対策については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
DIYの雑草対策は狭い範囲から始めると失敗しにくい
今まで苦労してきた雑草対策。
「業者に任せるべきかも」という思いと「自分で楽しみながら対策したい」という思い、両方お持ちの方が多いのではないでしょうか。
DIYする場合は、まずは狭い範囲から始めると失敗しにくいです。
範囲が狭ければ、万が一失敗したときのリカバリーや路線変更もしやすくなります。
業者に依頼する場合も、「せめてここだけでも草が生えないと助かる」という部分的な依頼なら、気軽な予算で始められますよ。
ただ、庭全体のバランスを考えると「どこにどの対策を選ぶのがベストか?」という悩みがつきものですよね。
決められないときは、メリットを活かせる場所を基準にすると判断しやすくなります。
- 玄関まわりや人がよく通る場所の雑草は、蚊が潜みやすい植栽やグランドカバーでなく、天然石マットやインターロッキングなどで見映えよく対策する
- リビングから視界に入るエリアは照り返しや熱放射量の高い色・材質のものを避け、エコ素材やグランドカバー類で対策する
- 子供やペットの遊び場、花壇や家庭菜園のまわりには、安全性の高い固まる土を使う
- 水たまりができやすい場所は、防草シート+砂利で対策する
- スペースを有効活用したい場所にはウッドデッキや庭用家具、庭収納などを設置する
プロの手も借りながら理想の庭を作ろう
自分でじっくりDIYしたい場所の他に、できればプロに任せてみたい場所はありませんか?
「庭の中央3㎡くらいを、固まる土か砂利できれいに防草してほしい」
「庭に1m幅くらいのインターロッキングの通路がほしい」
など、頼みたい範囲や希望のイメージがあれば、試しに見積もってもらうのも楽しいですよ。
庭全体をバランスよくデザインすることに不安がある場合も、プロの出番です。
庭のプロなら、これからのライフスタイルまで総合的に考慮したクオリティーの高い防草施工が可能です。
スロープ付きのウッドデッキなど、雑草対策しながら家族の老後の安心にもつながる、そんなお庭を目指してみてはいかがでしょうか。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
雑草対策に関するQ&A
最後に雑草対策に関するよくある質問と回答をまとめました。
まだ解決できていない疑問がある方は、参考にしてみてください。
- 人工芝はデメリットも多いと聞いたけど、実際どうなの?
-
人工芝は導入費用は高くなりやすいが、ほぼお手入れいらず!
人工芝は商品によってまちまちですが、数千円~数万円の導入費用がかかります。
しかし、いちど敷いてしまえば以降はほとんど手入れが必要ありません。
天然芝だと必須の芝刈りも、人工芝なら不要です。また、虫が発生するリスクも低いため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。
ただ、平均的な耐用年数は10年くらいです。
使用状況によっては数年で色あせや破れが出てしまうこともあり、全面取り替えになるとそれなりのお金がかかります。お庭の広さや使用イメージもふまえて、張り替えが苦にならない範囲で取り入れることをおすすめします。
- 塩でも雑草を枯らせるのは本当?
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塩でも枯らせるが環境悪化につながるためNG!
たしかに塩でも雑草を枯らすことはできます。
しかし塩は土の中で分解されずに残るため、除草剤を使うことは塩害や環境悪化を引き起こすためNGです。
塩害を受けた土壌では作物が育たなくなってしまいます。また、土の中に埋まっている住宅基礎やガス管などが腐食してしまうこともあります。
もし他人の土地に被害がおよんだら、大きなトラブルにつながることも……。このように、塩で雑草を枯らすのはとても大きなリスクをともなうため、絶対にやめましょう。
もちろん塩水をまくのも除草目的としてはNGです!雑草処理に塩を使うことのリスクは以下の記事でも詳しく解説しています。
- 業者はどのような対策をしてくれるの?
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おもに防草シート施工・土や砂利敷き・植栽などをおこなってくれます
業者の施工内容に関して、当記事を監修してくださったガル事務所なかむら様に、今回ご紹介した施工内容のなかで対応可能なものをうかがったところ、次の回答をいただきました。
監修者・防草シートの施工(可能/事業項目に含有しています)
・固まる土の施工 (可能/事業項目に含有しています)
・砂利敷き(可能/事業項目に含有しています)
・低木やグランドカバープランツの植栽(可能/事業項目に含有しています)
・ブロックやタイルなどの施工(可能/事業項目に含有しています)
・ウッドデッキの作成(不可/過去実績・事業項目共に無し)また、上記以外に対応可能な作業があるかどうかもうかがったところ、次の回答をいただきました。
監修者枕木の施工(アスファルトや砂利よりも安価で施工でき、見た目もカントリーな感じが好評です)
業者に依頼する際は、希望する作業に対応可能かどうかをしっかり聞いたうえで、比較検討しましょう。
【まとめ】庭の雑草対策で失敗しないためのポイント
あらためて、雑草対策で失敗しないためのポイントをまとめます。
- 今ある雑草をしっかり処理しておく
- 防草効果と耐久性が確かな対策を選ぶ
- 害虫・水たまり・夏の照り返し・掃除などで困らない方法を選ぶ
- 材料費のほか労力や所要時間なども考慮してから着手する
- 難易度によってDIYとプロを併用する
ほとんどの対策では、除草・整地・防草シートの施工が成功のカギとなっています。
防草効果をより高く、耐用年数を長く維持するためにこれらの下準備は欠かせません。
しかし、範囲が広いほど完璧に施工するのは難しくなります。
「除草や防草シートだけでもやってほしい」
「プロに全部任せたい」
このような方は、お庭110番にご相談ください。
お庭110番では、受付スタッフがしっかりとお話をうかがい、ご予算などに応じた最適な業者をご紹介いたします。
現地調査・お見積り無料!※
正式な契約前ならキャンセルもOKです。
その際も料金はかかりませんのでご安心ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
お庭110番の無料相談は24時間365日受付中!
ぜひご都合のよいタイミングでご活用ください。
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防草シートや砂利などを施工したから、
絶対に安心でノーメンテナンスで良いというわけでは決してありません。
防草シートの脇や縁、砂利の中から小さな雑草が露出してきたらマメに抜くことが必要です。
小さな雑草と思って見過ごしていると、気が付いた時には大きく伸長したり
その箇所から範囲を押し広げて驚くほど増殖してしまうこともあります。
そうなってしまうと除草作業が億劫になったり諦めたりしてしまいがちです。
定期的なメンテナンスを心掛け快適なガーデンライフを楽しんでください。
商社での切花の輸出入業務の経験を活かし、25歳のときに独立。以来お花と樹木に30年以上関わり続けている。ひきこもり支援相談士としての活動では、お花や樹木に触れることで情緒の安定や老人介護施設での痴ほう療養に貢献する『園芸療法』や、過疎地での独立就農支援のための花卉栽培技術指導に力を入れている。東日本大震災の際にはボランティア活動として花苗栽培と植込みを行うなど、造園業界に新風を吹かせるべく、日夜奮闘中。