泰山木の剪定はその目的によって剪定をおこなう時期と方法が異なります。
泰山木の形を整えたい場合は、花芽がついているかどうかがわかりやすい3~4月におこなうとよいでしょう。大きくなった泰山木を小さくしたい場合は、花が咲き終わってすぐの6~7月におこなうのがよいです。
まずは泰山木を剪定する目的を考えてみましょう。当記事では目的別に泰山木の剪定方法をご紹介します。また育て方についても解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
【目的別】泰山木の剪定時期と方法
まずは泰山木を剪定する目的を明確にしましょう。基本的に泰山木の剪定は以下の2つのいずれかを目的としておこなわれます。
- 樹形を整える
- 樹高を抑える
目的が定まったら、目的に応じた泰山木の剪定時期と方法を確認しましょう。
剪定に必要なもの
泰山木の剪定に必要なものは以下のとおりです。通常の剪定ばさみで切れない太い枝を切る場合は剪定用ノコギリを使うのがよいでしょう。また、切った枝の切り口には忘れずに癒合剤を塗っておきましょう。
- 剪定ばさみまたは剪定用ノコギリ
- 軍手
- 癒合剤
- 脚立
- ゴミ袋
高い場所での作業に使う脚立は、足元が安定していてバランスを崩しにくい、剪定用の3脚タイプをおすすめします。とはいっても高所作業をする以上、事故やケガのリスクはゼロではないので、できれば2人以上で作業するのがよいでしょう。
樹形を整える:3~4月
泰山木の樹形を整えたいときは3~4月に剪定しましょう。開花直前のこの時期は花芽がついているかどうかがわかりやすくなるので、常に花芽を確認しながら剪定することができます。また、これからの生長に向けてエネルギーを蓄えていて株が元気な時期なので、多少強く剪定してもそこまで弱ってしまうことはありません。
勢いよく伸びている枝を切り落としていきましょう。枝を切るときは枝分かれしているすぐ上で切るようにしてください。また、花が咲き終わったあとの樹形が気になる場合は、10~11月に軽めの剪定をするのもよいです。春の剪定と同様に、勢いよく伸びた枝を間引きましょう。
樹高を抑える:6~7月
泰山木の樹高を抑えたい場合は6~7月ごろに剪定しましょう。泰山木は6~7月に花を咲かせ、その後に伸びた新しい枝に翌年の花芽をつけます。そのため開花後すぐに剪定すれば、間違って花芽を切ってしまう心配がありません。
剪定方法としては、もっとも高い位置にある枝の先端を切ります。枝先が分かれている場合は真ん中の枝を枝分かれしているすぐ上で切りましょう。
業者に依頼したときの費用相場
では、泰山木を含めた庭木の剪定を業者に依頼すると、どれくらいお金がかかるのでしょうか。多くの業者は以下のように、庭木の高さごとに費用を設定しています。
- 低木(3m未満):約700円~3,000円
- 中木(3~5m):約3,000円~5,000円
- 高木(5~7m):約6,000円~1万5千円
- 7m以上の木:応相談
泰山木は生長すると最大20mになることもある高木なので、費用については個別に現場を確認して見積りを出してもらう必要があると考えておくのがよいでしょう。そのため、まずは業者に現地調査を依頼することをおすすめします。弊社では庭木の剪定業者をご紹介しており、お見積りや現地調査は無料※です。まずはお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
泰山木の育て方【花を咲かせるコツ】
泰山木の花を咲かせるためには、剪定だけでなく、毎日のお手入れも大切です。ここでは泰山木の育て方を解説しますので、毎日のお手入れにお役立てください。
栽培環境
泰山木は日当たりのよい場所で育てましょう。耐暑性、耐寒性ともに優れているので、しっかりと日光があたれば、特別な対策をしなくても健やかに生長してくれます。
水やりと肥料
植え付けてしばらくは、土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。しっかりと根付いたあとは、地植えの場合とくに水やりは必要ありません。鉢植えの場合は引き続き、土が乾いたら水を与えましょう。肥料については、地植えも鉢植えも、5月と1月に緩効性肥料を与えるとよく育ちます。
病害虫対策
泰山木は病害虫に強い樹木ですが、まれにカミキリムシの幼虫がつくことがあります。カミキリムシの幼虫は幹に穴を開けてしまうので、毎日のチェックで早期発見と対処を心がけましょう。穴を見つけたら中に薬剤を注入するか、針金などで捕まえて駆除してください。
庭木のお手入れや管理で困ったことがあったら、プロに相談してみましょう。弊社では庭木の剪定から害虫駆除、消毒にいたるまで、幅広いサービスに対応した業者をご紹介しております。お困りのさいはお気軽にお問い合わせください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
泰山木を「挿し木」で増やしてみよう
上品で甘い香りがする泰山木の花は、マグノリアともよばれ、初夏を代表する芳香花のひとつです。そんな泰山木は剪定した枝を使った「挿し木」で増やすことができます。ここでは挿し木の手順をご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
挿し木の時期と手順
泰山木の挿し木は7~8月ごろにおこないます。必要なものと手順を参考にぜひお試しください。
〇必要なもの
- 剪定した枝(挿し穂)
- 水を入れたグラス
- 土を入れた鉢植え
〇挿し木の手順
- 挿し穂を2時間ほど水につける
- 水につけた挿し穂を土に挿す
- たっぷり水やりをする
- 半日陰で管理する
やがて1ヶ月ほどたつと発根するので、発根したらひと回り大きな鉢植えに植え替えて育てましょう。
弊社ではお庭や庭木のお手入れ・管理に関する業者を多数ご紹介しております。お電話いただければ、加盟店の中からお客様に最適な業者をご紹介いたしますので、お困りのさいはお気軽にご相談ください。