スモモの剪定をはじめるまえに
スモモの剪定に関して、おこなったほうがよい理由や適切な剪定時期、どのような道具がいるかなど、正しい情報を知っておく必要があります。
なぜなら、適切な剪定をおこなえばおいしい実を作ることができるのですが、剪定に失敗した場合、上手に実らないどころか枯らしてしまうおそれがあるからです。これから剪定すべき理由や時期についてご紹介します。
剪定でスモモがよく育つ理由
上手な剪定によってスモモがよく育つのは、不要な枝を切ることによって多くの葉がより日光を浴びられるようになり、効率よく養分を作り出せるようになるからです。
作られた養分は木を立派に成育させるだけでなく、実ったスモモの品質も向上させます。おいしいスモモを作るためには、適切な剪定が必要不可欠なのです。
スモモの剪定時期
最適な剪定時期は、12月~2月にかけての寒い時期になります。落葉が済んでからおこなうことで、枝ぶりを確認しやすく、切るべき枝がわかりやすいからです。しかし、夏ごろに剪定をおこなう場合もあります。以下がその理由です。
スモモは大体8月ごろに、来年の花芽ができます。これは『花芽分化』という現象です。この花芽分化がおこなわれる時期、スモモは『徒長枝』という真上に威勢よく伸びている太い枝が大量にある状態にあります。
この徒長枝を残していると、その下の葉や花に日光が十分に当たらなくなるため、剪定しなければなりません。剪定することで、多くの芽を作られます。
必要な道具
『剪定ノコギリ』や『剪定バサミ』が必要です。ホームセンターやネット通販で購入できます。スモモにはコシカシバという害虫がついていることがあるため、『幹を叩いて退治するためのハンマー』もあるとよいでしょう。
ハンマーもホームセンターや通販で購入することができます。
剪定を失敗すると枯れることも
自分で剪定することに自信がなければ、大切なスモモを守るために、業者に依頼することを検討してください。間違った剪定をおこなうと、おいしい実はできません。最悪の場合は枯らしてしまうおそれもあるからです。
当社(お庭110番)は、24時間365日、コールセンターが稼働しているため、いつでもスモモの剪定についてご相談にお応えすることが可能です。
剪定に関するちょっとした困りごとであれば、お電話ぐちで対応することもできます可。まずは一度、ご連絡ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
スモモの剪定手順
剪定を上手くおこなうためには、手順を守ることが必須です。ただ枝を切ればよいわけではなく、スモモ全体が効率よく日光を浴びるためにはどうするべきなのか、枝をどの方向に伸ばしていけばよいのかなど考えなければなりません。
ここでは、剪定の手順についてご紹介します。ぜひ参考にしていただいて、おいしいスモモを実らせてください。
枝が伸びる方向を決める
植物には、先端の芽に対して優先的に養分が届けられるという『頂芽優性』の性質があります。先端の芽ほど生長が早いのです。先端の芽が早く成長すると、木全体もその芽が生長していく方向に大きくなっていきます。
だからこそ先端にある芽のうち、伸ばしたくない方向を向いている芽は切り詰めなければなりません。
そのため、まずは自分がスモモをどの向きに生長させていきたいのか決めておく必要があります。一般的に、木の内側を向いている芽は、ほかの枝とぶつかったり絡まったりするおそれがあるため、枝の先端に残してはいけないとされています。
外向きの芽のうち、伸ばしたい方向を向いている芽を残すとよいでしょう。
剪定してもよい枝を選ぶ
剪定はスモモの全体像が、お椀型になるようにおこないましょう。中央が低く、外側が高くなるように形を作ってあげることで、木全体が日光を浴びやすくなります。その理想像に近づけるために、まずやらなければならないことは、徒長枝と呼ばれる枝の除去です。
前述しましたが、徒長枝とは、真上に勢いよく伸びている太い枝のことを指します。徒長枝をどうして剪定しなければならないかといえば、上に伸びた徒長枝があることで木全体に日陰を作ってしまい、花や葉がよくついている枝の生育を阻害するからです。
徒長枝の切除が終わったら、枝の先端を切り詰めましょう。対象はすべての枝です。順調に生長している枝は先端から6ぶんの1程度、元気のない枝は先端から4ぶんの1程度の長さで切ってください。この際伸ばしたい芽は、必ず残すように気をつけましょう。
必要に応じて殺菌剤を塗る
スモモは、『灰星病(はいぼしびょう)』という果実にカビが発生し腐敗させる病気や、『ふくろみ病』という果実が奇形なものになってしまう病気に感染します。
スモモはモモと比べて病気に強いため、基本的に無農薬でも問題なく生長しますが、果実の様子を見て、必要であれば殺菌剤を使用しましょう。園芸店に行き、スモモの状態を説明すれば、適切な薬剤が購入できるはずです。
手順が不安ならプロの手を借りよう
剪定を自分でやれないと少しでも思ったときは、業者に任せることをおすすめします。なぜなら、特定の枝を切ることで、そのスモモの将来が決定する可能性もあるからです。
間違えた枝を切ってしまうことにより、大切なスモモの生育や果実の品質が悪くなる危険性を考えれば、業者への依頼を検討してもよいでしょう。
当社(お庭110番)では、剪定作業をおこなえるより最適な業者をご紹介いたします。現地調査やお見積りも無料※です。正式なお見積りの後で追加料金が発生することもありません。※
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
さらに、作業日が確定するまでは、いつでもキャンセルは可能なのでご安心ください。現地調査やお見積りだけでも問題ありません。自力での剪定が不安な方は、ぜひ一度、ご連絡ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
不安だから業者に頼みたい!依頼するためのコツ
ここからは、剪定を業者へ依頼する際のコツについて、ご紹介していきます。大切なすももを任せるのですから、業者選びで失敗することは避けなければなりません。ここでご紹介するコツをぜひ参考にしていただいて、信頼のおける業者に剪定を依頼してください。
枝を切るだけじゃない!奥深い剪定の世界
剪定作業は不要な枝を切るだけではありません。業者に依頼することで、以下のような作業もおこなってもらうことができます。剪定以外の内容の代表的なものは次の通りです。
古葉かき
古い葉っぱを取り除くことで、新しい葉っぱに栄養が行き届くようにする作業です。
花がら摘み
咲き終わった花は、その木にとって生育の障害となります。新しい花がつきにくくなってしまったり、咲き終わった花にカビが発生して樹木全体が病気になってしまったりすることもあるのです。それを防ぐために、咲き終わった花を取り除く作業です。
摘蕾(てきらい)
選びぬいた花だけを咲かせることで、その花にできる果実は大きくておいしいものになります。そのための、まだ蕾のうちに不要な花を摘んでしまう作業です。
剪定とは、その木をより大きく生長させるための作業をいいます。しかし実がなる木であれば、果実をよりおいしくするための作業も剪定と呼ばれます。
そのため、枝を切ること以外にも、上記で紹介した内容のように、蕾や花を摘むといった木のためになる作業も含まれます。プロの剪定であれば、その木にとって本当に必要な内容を、完璧におこなってくれるため安心です。
気になることや心配事は相談するとGOOD
剪定に関して、疑問や心配事がある状態で作業をおこなうことは、絶対にやめておきましょう。枝も蕾や花も、切ってしまえば摘んでしまえば、作業をおこなう前に戻すことはできません。
確かな自信がないのにおこなえば、大切なスモモが枯れてしまう危険性もあります。剪定についての経験と知識が豊富な人に相談しましょう。
「剪定を頼みたいけど料金が不安」そんなときは
無料で見積りをだしてくれる業者をいくつか選び、それぞれが提示する金額を比較することで、費用の相場をつかむことができます。業者は最低でも3社は選びましょう。そうして相見積りをおこない、相場を知れば、適正な価格で依頼できるはずです。
剪定だけで終わりじゃない!日頃のケアも大切です
スモモをより立派に生長させ、おいしい果実を実らせるために欠かせない剪定は、一度やれば十分というわけではありません。切った枝はいずれ伸びてきますし、再び摘み取るべき不要な蕾や花ができることも考えられます。
剪定は定期的におこなうべき作業なのです。そのため必要な知識を早い段階で集め、日頃から適切な管理をおこなうことが重要になります。
当社(お庭110番)では、24時間365日、コールセンターが稼働しているため、ご都合のよいときにスモモの剪定について、ご相談にのることができます。無料でお見積りや相見積り※にも対応可能です。まずは一度、ご連絡ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。