「庭に植えたシマトネリコが大きくなりすぎてしまった」
「シマトネリコの剪定をしたいけどやり方がわからない」
とお困りではないですか?
シマトネリコは成長が早いため、剪定で枝を間引いたり高さを抑えたりする必要があります。
目的ごとの最適な剪定時期や剪定方法、樹形を整えるコツを確認して、シマトネリコを美しく育てましょう。
「大きくなりすぎたシマトネリコをバッサリ切ってほしい」
「手間がかかる剪定は業者に任せたい」
という方は、お庭110番にご相談ください。
シマトネリコの美しい樹形や花を楽しめるように、プロが最適な剪定をおこないます。
庭木のシマトネリコは剪定が必須
シマトネリコをお庭で育てる際には、剪定が欠かせません。
シマトネリコは成長が早いため、放っておくと次のような状態になってしまうからです。
- 樹形が乱れる
- 大きくなりすぎる
- 葉が茂りすぎて元気がなくなる
シマトネリコのスラっとした樹形に魅力的を感じて、庭木に選ぶ方は多いですよね。
しかし、シマトネリコは生育が旺盛なため、剪定をおこなわないと樹形が乱れて見栄えが悪くなってしまいます。
最大樹高は10メートルを超えることもあり、敷地からはみ出してトラブルになってしまうおそれもあります。
また、シマトネリコは日当たりや風通しのよい環境を好む植物です。
枝が密集したまま放置すると葉に十分に日光が当たらず、風通しも悪くなって、病気や害虫が発生しかねません。
シマトネリコを美しく健康に育てられるように、特徴をまとめて確認しておきましょう。
学名 | Fraxinus griffithii |
分類 | モクセイ科トネリコ属 |
形態 | 半常緑高木(半落葉高木) |
最大樹高 | 10m以上 |
原産地 | 沖縄県、台湾・中国・フィリピン・インドなどの熱帯~亜熱帯地域 |
開花時期 | 5月下旬~7月上旬 |
花の特徴 | 白色の小さな花が集まって咲く |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 半日陰でも育つが日当たりのよい環境を好む |
シマトネリコは常緑性の植物で、もともとは沖縄以南の暖かい地域に自生していました。
寒さに弱く、寒冷地では真冬になると葉が半分ほど紅葉して落ちるため「半常緑」や「半落葉」ともいわれます。
スマートな樹形や涼やかな葉だけでなく、5月~7月頃に咲かせる小さな白い花も美しい木です。
シマトネリコの魅力を十分に引き出せるように、上記のような特徴に合わせた剪定をおこないましょう。
適切な剪定時期や剪定方法を詳しく解説していきます。
シマトネリコの剪定時期は寒い季節を避ける
シマトネリコの剪定は、真冬を避けておこなってください。
シマトネリコは寒さに少し弱いため、気温が下がる時期に剪定すると体力が奪われて枯れてしまうことがあるからです。
3月~11月頃(※地域や気候による)の剪定時期のなかでも、目的によって最適なタイミングや切り方は変わります。
しっかりと形を整えたいなら3月~4月上旬に剪定する
シマトネリコの樹形をしっかりと整えたいなら、3月~4月上旬の剪定がおすすめです。
暖かくなる春~夏は、シマトネリコが最も元気に成長する時期です。
枝を短く切り詰めたり太い枝を切ったりする強剪定をおこなっても枯れにくく、新芽が伸びるのを活かして切り戻し剪定で大きく育てることもできます。
シマトネリコは4月~5月に新しい葉が出るのと交代で古い葉が落ちるため、4月上旬までに剪定をしておけば落ち葉が減ってお庭の管理もラクになりますよ。
花を咲かせたいなら5月~7月の剪定を避ける
シマトネリコの花を咲かせたいなら、5月~7月の剪定は避けましょう。
シマトネリコは5月下旬~7月上旬に花を咲かせます。
開花時期やその前に剪定をおこなうと、枝先に付いた花芽や花を切り落として花を楽しめなくなってしまいます。
ただし、5月~7月も強剪定に耐えられる時期なので、「花はいいからすぐに樹形を整えたい!」というときには、剪定をおこなっても構いません。
9月~10月上旬の剪定は切りすぎないように注意
夏場に伸びた枝で樹形が乱れている場合には、秋にも軽めの剪定をおこなって整えます。
11月頃にはグッと冷え込む日も出てくるため、9月~10月上旬あたりには切り終えておきたいですね。
秋の剪定は切りすぎないように注意してください。
これから休眠期に入るシマトネリコに負担をかけてしまい、枯れてしまうおそれがあるからです。
伸びすぎて樹形を乱している枝、込み合っている枝を軽く間引いてあげれば、風通しがよくなって病害虫の予防にもなりますよ。
「どれくらい切っていいかわからない」
「切りすぎて枯らしてしまわないか心配」
という場合には、お庭110番にご相談ください。
プロがシマトネリコの状態を見て、適度な剪定をおこないます。
また、お庭110番では地元に密着した業者を日本全国でご紹介しているため、お住まいの地域の気候に合わせた剪定が可能です。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
シマトネリコの剪定手順|切るべき枝と切り戻し剪定の方法
シマトネリコの基本の剪定方法をご紹介します。
- シマトネリコを遠目に見て完成形をイメージする
- 不要な枝を切る
- 切り戻し剪定で枝の勢いを整える
- 枝を間引いて量を整える
シマトネリコを美しく剪定するポイントは、初めに完成形をイメージしておくことです。
少し離れたところから木の全体を見て形を決めましょう。
シマトネリコの樹形は縦長のだ円形にするのが一般的ですが、お庭の大きさや雰囲気に合わせて横長のだ円形にしてもよいですね。
完成イメージが固まったら、まずは樹形を乱す枝や込み合った枝、枯れ枝を切っていきます。
幹の足元から伸びるひこばえや内側に伸びる逆さ枝、下に伸びる下がり枝などの不要な枝は、再び伸びてこないように付け根から剪定しましょう。
不要な枝を切り終えたら、切り戻し剪定で枝の勢いを調節します。
切り戻し剪定とは新芽の上で切る剪定方法で、切り方の大小で成長を抑えることも促すことも可能です。
枝先を小さく切れば細い枝がゆるやかに伸び、付け根近くから大きく切れば太い枝が勢いよく伸びるため、枝の状態を見て切り方を変えてください。
最後に、込み合っている枝を間引いてバランスを整えます。
葉が重なった部分を取り除き、全体に日が当たるようになったら完了です。
こちらの記事では剪定すべき枝や切り方のポイントを図で詳しく解説しています。
剪定に必要な知識をわかりやすくまとめていますので、ぜひ目を通してみてください。
【必要な道具】清潔なハサミと癒合剤で切り口を守ろう
シマトネリコの剪定は、剪定バサミを使っておこないます。
大きく育ったシマトネリコを剪定する際には、高枝切りバサミか脚立も用意しましょう。
ハサミで切れないような太い枝を切る際には、剪定用のノコギリを使用します。
剪定後の切り口から菌が侵入すると病気になって枯れてしまうため、ハサミやノコギリは清潔なものを使用してください。
切り口に癒合剤を塗って保護することも大切です。
癒合剤の選び方や塗り方のポイントはこちらの記事でご紹介しています。
株立ちのシマトネリコの樹形をきれいに作るコツ
庭木のシマトネリコは、「株立ち」といって、幹が根元から複数本立ち上がった樹形で植えられることが多いです。
1本1本の幹は細くしなやかに育つため、株立ちのシマトネリコはシンボルツリーとしても人気があります。
一方、幹が1本だけの「単幹」は太く大きく育ちやすいため、広いお庭や街路樹で見かけることの多い樹形です。
株立ちのシマトネリコは、1本の太い幹の周りを複数の細い幹が囲う形に整えるときれいな樹形が作れます。
真ん中の幹が太く大きく育つように、切り戻し剪定で枝の勢いを調節しましょう。
株立ちのシマトネリコも基本の手順に従って剪定しますが、以下の2点に注意するとより美しい姿に育てられます。
- 外側に向いている枝や芽を切って枝が横に広がらないようにする
- 下のほうの枝は切り落とす
「内側に向いた芽を切って外側の芽を残す」というのが剪定の基本ですが、株立ちのシマトネリコで外向きの芽を残してしまうと枝葉が横に広がりすぎてしまいます。
外へ大きく伸びる枝は落として、幅を詰めてあげたほうがきれいな樹形に整いやすいです。
また、地面から1/3ほどの高さに生えている枝を切り落とせば、スラっと伸びる幹が見えてよりおしゃれな印象になりますよ。
大きくなりすぎたシマトネリコの成長を止める方法
「剪定しないで放っておいたらシマトネリコが大きくなりすぎてしまった!」
「もう十分育ったからこれ以上大きくならないようにしたい」
とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シマトネリコは比較的丈夫で強い剪定にも耐えられるため、好みの高さで成長を止めることも、思い切って小さくすることも可能です。
成長を止めたい場合には、芯止めをおこないます。
芯止めとは、主幹(一番太い幹)の上部を切って幹の勢いを弱め、それ以上高くならないようにすることです。
数年に1度おこなえば、シマトネリコが大きくなりすぎることを防いでほどよい樹高で育てられますよ。
大きくなりすぎたシマトネリコを小さくしたいときには、太い枝を根元近くからバッサリ切っても問題ありません。
シマトネリコは生育旺盛なため、時期さえ守れば大胆な剪定をおこなっても枯れる心配は少ないのです。
シマトネリコ剪定の失敗例
シマトネリコは成長が早く強い剪定にも耐えられるとはいえ、間違った剪定をおこなえば枯れたり見栄えが悪くなったりしてしまうこともあります。
よくある3つの失敗例から、注意すべきポイントを確認していきましょう。
失敗例①寒い時期や暑い時期に強剪定をおこなった
寒さが苦手なシマトネリコが弱ってしまう真冬はもちろん、暑さの厳しくなる真夏も強い剪定をおこなうと枯れてしまうことがあります。
たくさんの枝を落とす剪定は、暖かい春におこないましょう。
失敗例②弱い剪定を繰り返した
「枝をたくさん切ったら枯れそう……」と、枝先をちょこちょこ切るような弱い剪定を繰り返すのは逆効果です。
切り口から細かい枝がたくさん伸びて、樹形が乱れてしまいます。
日当たりや風通しも悪くなってしまうため、年に1度はしっかりとした剪定をおこないましょう。
失敗例③手入れをしていないハサミで剪定した
しまいっぱなしでさび付いたハサミや汚れた道具で剪定をおこなうと、切り口が傷んで病気になってしまうおそれがあります。
シマトネリコの剪定は、手入れの行き届いた清潔な道具でおこないましょう。
「失敗してしまいそうで心配」
「道具のお手入れまで手が回らない」
という方は、お庭110番にご相談ください。
樹木の生態を熟知したプロが、正しい剪定でシマトネリコの美しい樹形を作ります。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
シマトネリコの剪定料金と業者選びのポイント
シマトネリコをきれいな樹形で健康に育てたいなら、剪定はプロに任せるのがおすすめです。
そこで気になるのは、業者に依頼したときの剪定料金ですよね。
シマトネリコの剪定料金には、次の2つの計算方法があります。
シマトネリコの高さや本数によって料金が決まる計算方法。
木が大きいほど剪定費用は上がるため、安く頼みたいなら成長が早いシマトネリコを放置しないことが大切。
対応してくれる職人さんの人数や作業時間によって料金が決まる計算方法。
やはり木が大きいほど作業時間がかかって費用が上がりやすい。
他にも、切った枝の処分費用や出張費など、業者によってかかる費用は違うため、実際の剪定料金は見積りを取ってみないとわかりません。
見積り時には以下の5つのポイントに注目して、信頼できる業者を探しましょう。
- 見積りの内容は明瞭か
- 見積り後に追加料金が発生しないか
- シマトネリコ1本から対応してくれるか
- 対応は親切・丁寧か
- 地域に密着した業者か
シマトネリコの剪定はお庭110番にお任せください
「自分で剪定をするのは大変そう……」
「シマトネリコが大きくなりすぎて手を付けられない!」
という方は、お庭110番にお任せください。
お庭110番では、地域に密着して活躍する剪定のプロを日本全国でご紹介しています。
小さな庭木1本から剪定のご依頼を承っており、大きくなりすぎたシマトネリコのお手入れにも対応可能です。
お見積りは無料※で、ご契約後の追加費用の発生もございません※。
他社様との相見積りも歓迎しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。