ルリマツリは1年を通していつでも剪定することができ、剪定方法もとても簡単です。ルリマツリの剪定時期はとくに決まっておらず、枝が伸びてきたり、混み合ってきたりしたときが剪定のタイミングだからです。また、どこから切ってももとくに生育上問題ないため、誰でも簡単に剪定することができます。
このコラムでは、ルリマツリの剪定方法だけでなく、上手な育て方や植え替え方法、仕立て方法についても解説しています。毎年ルリマツリの涼やかなブルーの花を愛でるために、ぜひ参考にしてみてください。
手間をかけずにルリマツリのきれいな花を楽しみたい方には、業者依頼がおすすめです。
お庭110番では、植え付け・植え替え・剪定など、樹木のお手入れのご依頼を承っております。
ルリマツリの剪定~時期や方法について~
ルリマツリは別名「プルンバゴ」とも呼ばれるつる性の熱帯花木です。開花時期は5~10月にかけてと長く、長い間涼やかなブルーの花を楽しむことができます。
お手入れ方法もとくに決まったものがないため誰でも簡単に育てることができるルリマツリですが、生育旺盛なので、適度に剪定をしましょう。なにもしないで放っておくと、大きく育ちすぎたり、枝が伸び散らかったりして見た目が悪くなってしまうからです。
この章では、ルリマツリの剪定時期や方法について解説しています。ルリマツリを剪定してあげると見た目がスッキリするだけでなく、生育環境の改善にもつながるため、ぜひ一度試してみましょう。
剪定時期
枝を切ってしまう剪定は樹木にとって負担になるので、体力のない時期に剪定をすると弱って生育に悪影響が出てしまうことがあります。そのため、普通は剪定できる時期が限られていることが多いです。しかし先述のとおり、ルリマツリには剪定時期に決まりがありません。
ルリマツリは回復力が比較的早いため、生育中に枝を切っても花つきにはあまり影響しないのです。そのため、枝が伸びてきた、混み合ってきたと感じたタイミングで剪定をしましょう。
剪定方法
ルリマツリは枝をどこで切っても生育上問題ありません。枝が密集している場所は量を減らすように不要な枝を根元から切ったり、伸びすぎた枝を途中で切ったりして、お好みの樹形に整えていきましょう。花が咲いたあとの枝は、新しい枝や芽が出ている上の部分で切り落とすようにします。
開花が落ち着いてきたら、全体の枝を半分ほどの大きさまで切って株を短くし樹形を整えておくと、新しい枝が伸びてきて再び花を楽しむことができます。
ルリマツリの剪定は時期や切り方に神経質にならなくてよいとはいえ、やはり作業には時間や体力が必要です。
育ちすぎたルリマツリの剪定や定期的なお手入れを業者に任せたい方は、お庭110番にぜひご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ルリマツリの正しい育て方
ルリマツリは初心者でも比較的育てやすい植物ですが、なにもしないでよいわけではありません。ルリマツリの好む環境や正しいお手入れを知ることで、元気よく育てることができるのです。ここでは、ルリマツリの正しい育て方についてご紹介していきます。
育てる場所
ルリマツリは日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日照不足になると、花つきが悪くなるなど生育上よくありません。そのため、庭植えの場合は日が当たりやすい場所を選ぶようにしましょう。鉢植えの場合は、ベランダなど日光をよく浴びることができる場所が適しています。
水やり
土の表面が乾いてきたら水やりをしましょう。花がたくさん咲き始めたら水切れに注意し、十分に水を与えることがポイントです。とくに夏場は朝と夕方に水をたっぷり与えてください。
反対に冬場は朝や夕方など寒い時間帯に水やりをすると土が凍ってしまうことがあるため、日中の暖かい時間に水やりをします。水やりの量も少なくしてやや乾燥気味にしておきましょう。
肥料
植え付け時と春から秋の生長期に、緩効性肥料(効き目がゆっくりと長続きする肥料)を与えるようにします。花がたくさん咲き始めたら、液体肥料を1週間に1度与えるようにしましょう。
冬越し
ルリマツリは寒さに弱い植物であるため、冬越しの準備をしておく必要があります。冬でも雪があまり降らない関東より西の温暖地では、屋外でも冬越しはできます。しかし、雪や霜が当たると枯れてしまうことがあるため、とくに寒冷地で庭植えにして育てている場合は、鉢植えにして室内に入れておくようにしましょう。
ルリマツリのお手入れのコツ
ルリマツリをより美しく、元気よく育てていくためにお手入れのコツについてもおさえておきましょう。定期的なお手入れがルリマツリの花つきにも影響してくるからです。ここでは、「植え付け・植え替え」や「花を咲かすコツ」についてご紹介します。
植え付け・植え替え
植え付けや植え替えに適している時期は、4月中旬~6月ごろです。地植えでほかの植物と一緒に植え付ける場合は、大きく育つことを考えて、少し離して植えるようにします。地植えの場合は、植え替え不要です。鉢植えの場合は根詰まりしやすいため、1年に1回植え替えをおこなうようにしましょう。
お庭110番では、植え付けや植え替えのご依頼も承っています。
ルリマツリを新しく植えたい方も、庭木や鉢植えの植え替えをお考えの方も、お庭110番にお任せください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
たくさん花を咲かせるコツ
ルリマツリの花をたくさん咲かせるためには、咲き終わった花がらはその都度摘み取るようにしましょう。花がらが残っていると養分がとられたり、カビや病気の原因になったりするからです。園芸用のハサミで花がらの首の部分から切るようにします。
ルリマツリの仕立て方
ルリマツリは庭植えをしたり、フェンス越しに育てたりなど、いろいろな楽しみ方があります。ここではおすすめのルリマツリの仕立て方についてご紹介します。
スタンダード仕立て
スタンダード仕立てとは、茎を高く垂直に伸ばしていき、その上部に球状に枝を伸ばしていく仕立て方です。スタンダード仕立てだと、どの角度からも花を楽しむことができます。仕立て方は、頂部を強め、左右は軽めに剪定していくようにします。これを毎年おこなうとスタンダード仕立てに育っていくでしょう。
こんな病害虫に注意しよう
ルリマツリは比較的病害虫の影響を受けにくい植物ですが、育てる環境が悪いと以下のような病害虫に侵されてしまうおそれがあります。
- 灰色カビ病:灰色や灰褐色のカビに覆われる病気
- 菌核病:綿状の白カビが発生する病気
- カイガラムシ:体長1~3ミリメートルほどの、白や茶色の殻っぽい見た目をしている虫
- ハダニ:体長0.5ミリメートルほどの、葉裏に寄生する黄緑や赤色をしている虫
上記の病気は低温多湿の状態になると発生しやすくなります。また、カイガラムシも風通しの悪い場所で発生しやすいため、剪定をして風通しをよくしてあげましょう。カイガラムシがすでに発生している場合は、駆除剤は効きにくいため、割りばしなどで取り除くようにします。
一方、ハダニは乾燥したときに発生しやすくなります。ハダニが発生している部分は、水をたっぷりとかけて洗い流しましょう。数が多い場合は駆除剤の散布も効果的です。
病害虫の被害が大きく自分では対処できないという場合は、剪定のプロの力を借りる手もあります。植物や病害虫に詳しいプロなら、正しい処置をおこなってルリマツリの元気を取り戻してくれるはずです。
また、ルリマツリをはじめ、「たくさんの植物を育てていて自分でお手入れするのが大変!」という場合は、業者にまとめて剪定をお任せしてみませんか?知識のある業者なら、植物の適切な生育環境を熟知しているため、見た目をよくするだけでなく、植物の寿命を長く保つための剪定を施してくれます。
少しでも興味のある方は弊社にご相談ください。剪定はもちろん、めんどうな草刈りなどお庭の総合的なメンテナンスができる業者をご紹介させていただきます。