ラカンマキの剪定方法は、生け垣にしたいか庭木にして育てたいかによって異なります。
なぜならどんな形に仕立てたいのかによって、切る枝も方法も違ってくるからです。
当記事では、そんなラカンマキの剪定方法や剪定する時期について解説していきます。
自分で剪定する際の注意点などもご紹介しますが、剪定作業だけでなく仕立て方からプロに相談したい場合はお庭110番にお電話ください。
お庭全体のバランスなどを考慮した剪定をおこなうおすすめの業者をご紹介します。
ラカンマキの剪定方法や剪定時期について
ラカンマキはイヌマキの変種で、中国が原産といわれています。葉はイヌマキの半分ほどの大きさで密に生えてくるため、生け垣や庭木としても利用されているのです。樹高は2~5mほどですが、大きいものでは8mまで成長する場合もあります。
イヌマキよりも成長が遅く、生け垣にする場合でも手入れが楽というのが特徴になります。しかし、樹形を美しく保つためには剪定を定期的におこなうことも大切です。この章では、ラカンマキの剪定方法や時期などについて解説していきます。
剪定方法
剪定は生け垣の場合と、庭木の場合でそれぞれ方法が異なりますので確認していきましょう。
生け垣の場合
ラカンマキは刈り込みにも強いので、好みの形や高さにすることができます。刈り込みとは、芽の方向は気にせず、伸びた枝や葉っぱを切り落として樹形を整えていく作業のことです。刈り込みをおこなうときは刈り込みばさみや電動バリカンを使いましょう 。
刈り込みばさみは、ざくざくと枝を切っていくことができるので生け垣を刈り込むときに使われます。しかし、刈り込みばさみだけでは時間がかかってしまうので、電動バリカンを使うとより効率よく作業することが可能です。電動バリカンを使うときはケガをしないように十分注意してください。
庭木の場合
庭木の場合はラカンマキの木の一番上から剪定していきます 。最上部は生育が盛んなので、剪定を強めにおこなうのがポイントです。最上部全体が半球状になるように剪定していきましょう。また、半球状からはみ出した葉っぱは切り落としていきます。枯れた葉っぱや不要な葉っぱを剪定し、日当たりや風通しをよくしましょう。
剪定時期
ラカンマキの剪定時期は4~6月、9~10月です。ラカンマキは冬の乾燥や寒さに弱いので、冬には剪定をおこなわないほうがよいでしょう。 また、7~8月に剪定をおこなうと、葉焼けしてしまうので避けたほうがよいです。
注意点
ラカンマキの剪定は年に1~2回おこなうのがよいといわれています。ラカンマキは成長が遅く、それほどこまめな剪定はあまり必要ありません。逆に剪定しすぎると、生け垣の場合はすき間があいてしまい、人目が気になってしまうかもしれません。そのため、樹形が崩れてきたときに、伸びた枝の剪定をおこなう程度でよいでしょう。
生け垣の剪定のタイミングは見極めが難しいです。
剪定が必要かどうかの判断に自信が持てない場合は、プロの力を借りましょう。
お庭110番では、ラカンマキの生け垣を適切なタイミングで美しく剪定する業者をご紹介します。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ラカンマキを育てるときのポイント
ラカンマキを育てるにはいくつかのポイントがあります。ラカンマキが育ちやすい環境や、発生しやすい害虫を確認し、元気に育てていきましょう。
環境
ラカンマキは、庭植えでも鉢植えでも育てることができます。日当たりのよい場所を好みますが、直射日光に当てると小さい葉は枯れてしまうおそれがあります。屋外の場合は遮光ネットなどを使って直接強い日光が当たらないように対策をしましょう。 また、土は水はけのよいものを選ぶのがおすすめです。
水やり
乾燥に弱いため、水やりはかかさずおこないましょう。庭植えの場合は、雨水だけでも大丈夫ですが、雨が降らない日が続く場合は水やりが必要です。また鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら水やりをおこないましょう。
肥料
肥料はそれほど必要としませんが、成長を促すためには与えたほうがよいといわれています。肥料を与えるときは2月に寒肥として与えるのが最適です。寒肥とは、樹木の休眠時期に与える肥料のことをいいます。肥料の与え方は、油かす、腐葉土、堆肥を混ぜて株元の周辺にまいておきましょう。肥料を与えることで、青々とした葉っぱになります。
害虫に気を付けよう!
ラカンマキは害虫には強いともいわれていますが、カイガラムシやハマキムシなどには注意が必要です。
カイガラムシ
カイガラムシは、名前の通り貝殻のような殻を被っているのが特徴で、薬剤が効きにくい害虫です。そのため、6~7月ごろの幼虫のときに殺虫剤を散布して対策しておくことがおすすめです。また、枝や葉っぱを剪定し日当たりや風通しをよくしておくこともカイガラムシの発生を防ぐためには大切になります。
ハマキムシ
ハマキムシは、葉っぱを巻きそのなかで生息するのが特徴です。発生時期は4~11月ごろで、とくに暑い季節(7~8月)に発生しやすいといわれています。葉っぱにハマキムシが発生した場合は、その葉っぱごと摘み取るようにしましょう。またハマキムシは風通しの悪い場所を好むので、葉が生い茂った場所は剪定することが大切です。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
自分で剪定するのが難しいと感じたときには業者に依頼しよう!
ラカンマキは成長が遅いので、剪定に失敗すると樹形が不格好なままになってしまうおそれがあります。ラカンマキの剪定はこまめにおこなう必要はありませんが、きれいな形を整えるためにはやはり知識や経験が豊富な業者に依頼したほうが確実だといえます。
この章では、業者に依頼した場合の費用相場について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
費用相場
剪定の費用相場は、庭木の高さによって値段が決まってくるので確認していきましょう。
- 高さ3m未満の低木:~3,000円程度
- 高さ3m~5m未満の中木:3,000円~8,000円程度
- 高さ5m~7m未満の高木:7,000円~1万7千円程度
- 高さ7m以上の高木:別途見積りが必要になる場合がある
ただし、この金額はあくまで目安です。とくにラカンマキを含めたマキなどの剪定には高度な技術が必要なため、 業者に木の状態を実際に確認したうえで、見積りをだしてもらう場合が多いです。
また生け垣の剪定の費用相場についても解説していきます。生け垣の場合は、高さと幅によって費用が変わってくることが多いです。
※生け垣の幅1m当たり
- 生け垣の高さ1m未満:500円~800円程度
- 生け垣の高さ1m~2m未満:1,000円~1,500円程度
- 生け垣の高さ2m~3m未満:2,000円~2,500円程度
- 生け垣の高さ3m以上:別途見積りになる場合がある
お庭110番では、ラカンマキの剪定をおこなうことが可能な業者のご紹介をしております。
24時間365日お電話またはメールにて相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
またお見積りは無料※となっておりますので、費用がいくらかかるか不安という方もご安心ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。