植物のある暮らしはすてきなものです。葉のきれいな緑色は私たちに癒しを与えてくれますから、ときには庭の植物を眺めてゆったりとした時間を過ごすこともあるでしょう。
ですが、「忙しくて手入れの時間がとれない」「木が大きくなりすぎてしまった」「新しい庭木を植えたい」といった、さまざまな理由から植木の処分や伐採を考えている方もいらっしゃると思います。
「大切に育ててきた木だけれど、処分したい。でもどうやって処分すればいいのかわからない……」
今回は、そのような方に向けて「植木や庭木の処分方法」について解説いたします。
庭木の処分についてお悩みの際は、ぜひ参考にしてくださいね。
「植木の伐採から処分まですべて業者に任せたい」という方は、お庭110番にお電話ください。
庭木に関するお悩みなら、なんでもご相談いただけます。
植木を処分したい……どうしたらいい?
さまざまな理由があって植木を処分したいと考えた場合、処分の方法にはいくつかの選択肢があります。
処分方法1.可燃ごみに出す
1つ目の処分方法は、木を可燃ごみとして捨ててしまうことです。ごみ袋に入る大きさの木であれば、燃えるごみとして処分できます。
ごみ袋に植木を入れる際には、土をよく落としておきましょう。トゲのある枝木であれば、「危険・トゲ」などゴミ袋にしるしを付けておくと周囲に危険を知らせることができます。
処分方法2.自治体に処分を依頼する
植木や木の枝の処分は、お住まいの自治体に依頼することができます。ただし回収が可能な大きさが決まっているので、指定された大きさに合わせて枝をノコギリなどで切っておく必要があります。また、土や植木鉢は回収の対象外です。
処分方法3.クリーンセンターに持ち込む
大きな庭木や大量になってしまったごみ袋は、各地域に設置されている「クリーンセンター」というごみ捨て場に持ち込みましょう。
有料ではありますが、高くても数百円とかなり安く済ませることができます。クリーンセンターに捨てる場合は、事前に電話で持ち込みの連絡をいれておきましょう。
処分方法4.植木をネットなどで売る
育ってしまった庭木を売ることは難しいですが、盆栽や植木(鉢植え)であれば買い手がつくかもしれません。
インターネットのオークションや、フリーマーケットアプリなどを活用してみましょう。購入者がいた場合には、発送中の破損などがないよう梱包に気をつけてくださいね。
お庭110番では、植木の伐採から処分までまとめてお任せいただけます。
手間をかけずに植木を処分したい方は、お庭110番にぜひご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
植木の土も一緒に処分することはできる?
植木を処分したいと考えたとき、同様に土の処分にもお困りではないですか?土を処分したい場合には、まず自治体での処分方法について調べてみましょう。
土の処分方法は自治体によってさまざまです。燃えるごみや燃えないごみでいつも通りに処分できる場合もありますし、通常の手順で回収していないところもあります。
また、公園などに土を捨てることを許可している自治体もあれば、「それは不法投棄だ」としている自治体もあるようです。ですが、基本的に回収してくれる自治体は少数であることを頭にいれておいてください。
自治体での回収が難しい場合、有料にはなりますが専門の業者や廃棄物処理業者に回収してもらうこともできます。あるいは、園芸商品を扱うホームセンターに問い合わせるのもよいかもしれませんね。
処分するには伐採作業が必要です
自分で大きな植木や庭木を処分する場合には、伐採作業が必要となります。ですが、木が大きければ大きいほどご自身での伐採は難しいものです。
ここからは自分で植木を伐採できる範囲や、必要な道具などをご説明いたします。
自分で伐採できる基準
自分で伐採することができる木の大きさは、「高さは3m、太さは20cmまで」が限度だと思ってください。それ以上は、自分で伐採するにはリスクが多すぎます。
また、家と家の間に植えた庭木や斜面に植えてある庭木の場合も自分で伐採するのは危険がともないます。木の大きさや、植えてある場所など考慮したうえで、自分で伐採できるかを判断してください。
伐採に必要な道具
「自分でできそうだ」と判断したうえで伐採作業を始める前に、まずは必要な道具を揃えましょう。
【1.ノコギリ・チェーンソー】
ノコギリはチェーンソーと比べて手軽で、比較的安く購入することができます。切る枝や幹が細い場合にはノコギリで事足りるでしょう。
ですが、本数が多い場合や切る幹が太い場合にはノコギリだと大変です。その場合は、チェーンソーを用意すると作業が楽になります。
【2.スコップ】
木の根っこを掘り起こす場合に使います。園芸用の小さなものでも構いませんので、用意しておくと便利です。
【3.ガムテープ・紐】
伐採した木や枝は、捨てる際に紐やガムテープでまとめるとよいです。
【4.ほうき・ちりとり】
木の伐採によって多くの木くずが周囲に飛び散ります。掃除が必要になりますので、ほうきやちりとりを用意しておきましょう。
【5.除草剤】
木を伐採しても、根っこまできれいに取りきるのは困難です。伐採が済んだら除草剤を散布して、残った根っこから再び木が生えてこないようにしておくと安心でしょう。
【6.脚立】
背の高い木を伐採する場合に必要となります。とくに、軽くて持ち運びのしやすいアルミ製のものが便利です。
作業手順
道具が揃ったら、さっそく伐採をおこないましょう。次の手順を参考にしてみてください。
【手順1. 邪魔な枝を切り落とす】
まず、横に広がって伐採の邪魔になりそうな枝から切り落としましょう。はじめに広がった枝を切っておくことで、幹が非常に切りやすくなりますよ。
切り落とした枝をそのまま足元に落としておくとケガにつながりますので、はじに寄せてまとめておきましょう。
【手順2. 分割して幹を切る】
3mほどもある大きな木を伐採する場合には、上のほうから分割して切っていくほうが安全です。木をおおまかに三分割すると考え、三分の二くらいの高さの位置から切り始めるようにしてください。
木を切る際には、まず「受け口」という切込みを入れましょう。切った木を倒す方向の側面に、幹の直径3分の1ほどの「く」の字型の切込みを入れます。
次に「追い口」です。受け口とは反対側の側面に、一本線の切込みを入れます。これも幹の直径3分の1ほどが目安です。両方の切り口を入れ終わったら、倒す方向に向かって木を押してみましょう。こうすることで、ゆっくりと確実に木を倒すことができます。
【手順3. 膝くらいの位置で幹を切る】
次に、自分の膝くらいの高さでふたたび幹を切りましょう。少し長さを残して幹を切ることで、根っこを取る作業を進めやすくなります。この場合も、「受け口」と「追い口」のやり方で、ゆっくりと木を倒すほうが安全です。
【手順4. 根っこを掘り起こす】
用意しておいたスコップで、残った根っこを掘り起こしてください。土が硬くて掘るのが困難な場合は、水をかけてほぐしていくと土が柔らかくなります。
【手順5. 除草剤を施してから土を戻す】
スコップで根っこを掘り起こしても、全ての根っこを取り除くのは難しいでしょう。最後は根っこのあった場所に除草剤を施して、上から土をかけましょう。後片付けや周囲の掃除をしたら、木の伐採は終了です。
気をつけること
大きな木を伐採する場合には、さまざまな危険が伴います。とくにノコギリやチェーンソーは刃物ですので、取り扱いに注意しないとケガをするおそれがあります。
また、切った木が思っている方向にきちんと倒れてくれればいいのですが、万が一想定していない方向へ倒れてしまっては大変です。
倒れた先に人がいたり、車が停まっていたり……場合によっては隣の家にぶつかってしまうというトラブルもあるかもしれません。
背の高い木を伐採する場合は、電線にひっかかってしまう場合も想定されます。自分よりも大きく重たいものを扱うわけですから、思ったとおりに事が進まない場合もあることを理解しておいてくださいね。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
大きな庭木の伐採は業者に依頼をするのが安心!
大きな木を伐採するには、危険がつきものです。小さな木や植木鉢などの木の処分はリスクもなくご自身でおこなえるかもしれません。ですが、それ以上となる大きな木はやはり専門の業者に依頼をしたほうが安全かつ安心です。
業者に依頼をするメリット
伐採を専門の業者に依頼することには、多くのメリットがあります。それは伐採中のケガや、倒した木による思わぬ事故を避けられるだけではありません。
たとえば、自分でやると途方もなく時間がかかる作業も、専門の業者なら専門の道具や技術で手早く作業を終えてくれます。また、切った後に困ってしまう庭木や土の処分についてもお任せすることができます。
伐採したい木がまだ手つかずの状態ならば、一度専門の業者に相談をしてみることで悩みが解決するかもしれませんよ。
業者選びのポイント!
大きくなった木の伐採は、危険やリスクを伴うものです。もっとも安心して木を取り除く方法は、多くの経験や技術のある業者に依頼することですよね。
ですが、伐採を請け負ってくれる業者もたくさんあります。まずはインターネットや口コミから、情報を集めてみましょう。
専門業者が具体的に思い当たらない場合には、お庭110番にご相談ください。
植木やお住まいの状態をお聞きし、お客様のご希望に合った伐採業者をご紹介いたします。
お見積りは無料※でおこなっておりますので、どうぞお気軽にお電話ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
まとめ
今回は、さまざまな植木の処分方法を紹介しました。植木は小さなものであれば燃えるごみとしてゴミ袋にいれて出すことができるほか、自治体での処分やクリーンセンターに持ち込むなど、いくつかの処分方法があります。
ただし、木が植わっていた土については、地元の自治体ごとに処分方法の確認が必要です。また、大きな木を処分したい場合には伐採をしなくてはなりませんが、自力での伐採にはさまざまなリスクがともないます。
大きな木を処分する場合には、専門の業者に依頼するほうが安全です。愛着のある植木とのお別れは寂しいものですが、処分をする際には自治体のルールを守りながら、自分に合った方法で植木を手放しましょう。