当記事をご覧の方は、ノリウツギの花を咲かせることを目標に、日々お手入れを頑張っている方が多いと思います。
しかし、花を咲かせるために欠かせない剪定に関しては、
「いつやればいいの?」
「自分で剪定できるか不安……」
こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ノリウツギの剪定時期と剪定方法・育て方をまとめました。
初めて剪定する方はもちろん、ノリウツギの調子が悪くてお悩みの方にも役立つ内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
お庭110番では、ノリウツギの剪定やお手入れのご相談を承っております。
お客様からうかがったご依頼内容をもとに、全国のお庭110番加盟店のなかから最適な業者をご紹介しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
ノリウツギの剪定時期は10~3月の間
ノリウツギは毎年4月頃、その年の春に新しく生えた枝に花芽を付け、7月頃に開花します。
剪定の際に花芽を切り落としてしまわないように、開花後から翌年の3月頃までに剪定しましょう。
この期間内であればいつ剪定してもOKです。
ただ、花は9月頃まで咲くので、せっかくなら十分花を楽しんでから剪定するのはいかがでしょうか。
10月頃から始めても十分間に合いますよ。
この場合も必ず3月までに剪定を済ませてくださいね。
ちなみにノリウツギのように、春に新しく咲いた枝に花芽を付け、その後すぐに開花するタイプを新枝咲き品種といいます。
新枝咲きの品種は、前年に伸びた枝には花がつきません。
古い枝を残しておくと樹高が高くなり、花が付く位置も高くなってしまうため、毎年短く切り戻して枝を更新させましょう。
ノリウツギの剪定方法2つ
ノリウツギは年間で見ると花芽が付いていない期間のほうが長いため、花付きを気にせずに、自由に枝を切る位置や剪定の強さを決めることができます。
どんなときに何をすればよいか迷ったときは以下を参考にしてください。
弱剪定:樹形を整えたいとき
どの剪定方法でおこなうか決めたら、道具を準備して実践してみましょう。
- 剪定ばさみ
- 脚立(手が届かない場合に使用する)
- ほうき
- ゴミ袋
- 作業用手袋
強剪定:大きさを抑えたいとき
ノリウツギの強剪定では、枝を株元から2~3節くらい残してばっさりと切り戻します。
春に伸びるはずの枝を減らしたぶん、翌年咲く花の数は減ってしまいますが、新しい枝に勢いが出てボリュームのある大きな花が咲きますよ。
さらに、強剪定によって樹高1メートル程度に抑えられます。
いつの間にか大きくなりすぎてしまった場合や、限られたスペースで育てている場合におすすめです。
弱剪定:樹形を整えたいとき
ノリウツギの弱剪定では、芽を残して枝先のみを切り樹形を整えます。
まず花後すぐに咲き終わった花を切り取りましょう。
その後、秋のはじめ頃に、花を切り取った位置のすぐ下に翌年咲く花芽がつきます。
位置を確認したら花芽の少し上で切ってください。
さらに不要な枝を根元から切り落として風通しをよくしましょう。
弱剪定の場合、ひとつひとつの花の大きさは小さくなってしまいますが、古い枝を残すことで新しい枝がたくさん出て花の数が増えるメリットもあります。
よりたくさん花を楽しみたい方は、弱剪定を選ぶのがよいですね。
早く美しく仕上げたいなら剪定業者に依頼しよう
ノリウツギの剪定は比較的簡単ですが、初めておこなう方にとっては難しい点もあるかもしれません。
もし自分で剪定する自信がない場合は、業者への依頼もご検討ください。
植物ごとの特徴や剪定方法を知り尽くしたプロに任せれば、自分でやるよりも早く美しく仕上がりますよ。
もちろん、業者に依頼するメリットは他にもあります。
- 道具を準備する手間がかからない
- 育て方のアドバイスをもらえる
- ゴミの処分もお任せできる
お庭110番は、お電話いただいたあと迅速に、お客様のお近くの剪定業者をご案内します。
ご依頼は庭木1本からOKです。
相談窓口は年中無休対応なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ノリウツギを元気に育てる5つのポイント
ノリウツギを元気に育てるためには、普段のお手入れも大切です。
特に重要な5つのポイントをまとめたのでぜひお役立てください。
育てる場所
ノリウツギは日当たりのよい場所で育てましょう。
ただし、日差しが強すぎると葉焼けするおそれがあるため、西日が当たる場所は避けてください。
どうしてもよい場所が見つからない場合は、午前中に日がよく当たる場所を選びましょう。
ノリウツギは多少の日光不足にも耐えられる植物なため、半日陰でも1日数時間日が当たればしっかりと育ちます。
水やりの頻度
アジサイの仲間であるノリウツギは乾燥に弱いため、地植え鉢植えともにこまめな水やりが必要です。
それぞれの水やりの頻度をまとめました。
・地植え
植え付けから2年目までは、土が乾いたらこまめに水を与えましょう。
ただし、冬場は根腐れを防ぐために水やりを控えめにします。
2年目以降は株がしっかりと育ち、雨水だけでも十分足りるようになるため、夏場に乾燥が続いたとき以外は水やり不要です。
・鉢植え
地植えよりも水切れしやすくなるため、土が乾いたらこまめに水を与えましょう。
春と秋は1日1回、夏は1日2回、鉢底からあふれるくらいの水を与えてください。
特に若い株は水切れが続くとすぐに弱ってしまうため要注意です。
冬場は根腐れを防ぐために水やりを控えめにしましょう。
肥料を与える頻度
地植えは1月頃に緩効性肥料や有機肥料(油かすや鶏糞など)を与えましょう。
冬に与える肥料は寒肥といって、今後1年間の健康維持や花芽の増量などに大きく関わる大切な肥料です。
鉢植えは3月頃に緩効性肥料と化成肥料を与えてください。
病害虫対策
ノリウツギは病害虫に強い植物ですが、風通しが悪かったり乾燥状態が続いたりすると、アブラムシやハダニが発生してしまいます。
大量に発生すると葉の養分を吸い取られて株が弱ってしまうため、見つけたらこまめに割りばしなどで取り除くか、市販の害虫駆除剤で駆除しましょう。
水で2倍に薄めた牛乳を発生場所に散布する方法もあります。
ただし放置すると臭いや植物が腐る原因になるため、効果が見られたら水で洗い流しましょう。
予防には葉水が効果的です。
土に水やりするのとあわせて、霧吹きで葉に水をかけて乾燥を防ぎましょう。
もちろんこまめな剪定も大切です。
枝葉が混んできたなと思ったら、適宜取り除いて風通しをよくしましょう。
お庭110番は庭木の害虫駆除や消毒にも対応しています。
お客様の安全や環境に配慮しながら、しっかりと害虫を駆除します。
「虫を触りたくない!」
「虫を見るのもいや!」
そんな方はいちど無料の相談窓口までお問い合わせください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
鉢植えの植え替え
鉢植えのノリウツギは2~3年にいちど、ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。
ノリウツギは大きいのに鉢植えが小さいままだと、根が鉢底で詰まって生長に悪影響が出るおそれがあります。
植え替えの時期は葉が落ちる11~3月の間です。
以下を参考に植え替えてみましょう。
- ひとまわり大きな鉢植え
- 新しい土(植え替え前と同じ種類を推奨)
- 鉢底石と鉢底ネット
- 移植ゴテ
- 元の鉢植えから株を引き抜く
- 根についた土を軽く振り落とす
- 新しい鉢植えに鉢底ネットと鉢底石を敷く
- 株を入れて新しい土をかぶせる
- 水やりをする
剪定枝を使ってノリウツギを増やそう
剪定枝を使った株の増やし方を挿し木といいます。
「ノリウツギを増やして庭を華やかにしたい!」方は、ぜひ手順を参考に挑戦してみてください。
挿し木の時期・手順
ノリウツギの挿し木は3~4月または6月下旬~7月上旬が最適です。
- 10cmほどの長さにカットした枝(枝の下のほうの葉を取り除く)
- 水を入れたコップ
- 新しい土を入れた鉢植え
- 用意した枝をコップの水に浸す(1~2時間程度)
- 1の枝を土に挿す
- 倒れないように土を寄せて固定する
- 鉢植えを半日陰に置き、根が出るまで管理する
根が出るまではおよそ2~3週間かかります。
その間乾燥しないようにこまめに水やりをして管理しましょう。
無事に根が出たらひとまわり大きな鉢植えに移して育てていきましょう。
ノリウツギの品種|ライムライトが人気
ノリウツギにはさまざまな品種があり、花の色や形、サイズなどがそれぞれ異なります。
自分の好みにあわせて品種を選べるのも、ノリウツギの魅力のひとつです。
代表的な6品種をご紹介します。
・ライムライト
花が大きく見栄えするところや、他の花と合わせやすい優しいグリーンの色味などから、とても人気がある品種です。
開花後すぐはライムグリーンで、徐々にペールグリーン(白くほんのり緑色)に変わっていきます。
・リトルライム
ライムライトをさらに品種改良したもので、生長後の大きさはライムライトの1/3程度です。
鉢植えや狭い場所での栽培に適しています。
・ミナヅキ
白くて大きい扇状の花を咲かせます。
見た目から「ピラミッドアジサイ」ともよばれており、他の植物と植えても強い存在感を放ちます。
開花後すぐは白色で、徐々にピンク色に変わっていきます。
・バニラストロベリー
開花後すぐはバニラのような白色で、徐々に可愛らしいピンク色に変わっていきます。
軸が赤く、花の色とのコントラストが美しいです。
・ピンクダイヤモンド
開花後すぐは白色で、下のほうの花から徐々にピンク色に変わっていきます。
花からは蜂蜜のような甘い香りがします。
・ファイヤーライト
開花後すぐの白色から、徐々に炎のような鮮やかな赤色に変わっていきます。
太い茎に大きな花がたくさん咲く光景は存在感抜群です。
大切な庭木の剪定はお庭110番にお任せください
お庭110番では、植物のプロがお客様の大切な庭木を丁寧かつ美しく剪定します。
「剪定をしたいけど、自分でやるのは自信がない」
「自分で剪定したら形が崩れてしまった……」
など、剪定に関するお悩みや不安はお気軽にご相談ください。
剪定の他にも、庭木に付く害虫の駆除や消毒、植樹や移植などのご依頼も承っております。
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