日本庭園に植えられていることが多いマキの木ですが、ご自宅で育てるのはなかなか大変な樹木でもありますよね。
「手入れせずにいたら枝が伸び放題になってしまった……」
「大きくなりすぎて手に負えない」
こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
マキの木を美しく適度な大きさに保つためには、定期的な剪定が必要です。
マキの木は生命力がとても強く、放置していても枝を伸ばしてどんどん生長します。
剪定しないと枝のバランスが悪くなったり、葉が密集して風通しが悪くなったりして、病害虫の発生原因にもなってしまいます。
ただし、いつ剪定してもOKなわけではありません。
マキの木には適した剪定時期があるので、きちんと確認してから作業を始めましょう。
今回はマキの木の剪定時期・方法・お手入れのポイントをまとめました。
初めて剪定をおこなう方にもわかりやすく解説しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
マキの木の剪定作業は大きく2つあります。
枝のバランスを整える刈り込みと、葉の密度を減らす剪定です。
しかしマキの木は最大20mほどまで生長するため、大きさによっては自分で剪定するのが危険なケースもあります。
自分の身長よりも高いマキの木を剪定したい場合は、お庭110番にご依頼ください。
提携する全国の剪定業者のなかから、高所での剪定作業が得意な業者をご紹介します。
さらに剪定業者だからこそ実現できる仕上がりの美しさも魅力です。
ご自宅のマキの木がまるで日本庭園にあるような美しいマキの木に大変身しますよ。
マキの木の特徴
マキは、庭木の中でも人気な種類の1つで、日本の庭園には必ずあるといっても過言ではありません。
マキの木の魅力は美しい樹形とその手入れのしやすさにあります。
ある程度成長すれば水やりをする必要はありません。
しかし、長らく放置してしまうと元に戻すことは難しくなってしまいます。
マキとは、マキ科の樹木のことを指します。
温かい地域に広く分布されている針葉樹で、さまざまな種類があるのが特徴です。
マキはマツと同じく、庭園の中でも代表的な庭木の1つです。
そんなマキは汎用性が高く、刈り込まれることでさまざまな用途に使うことができます。
また、マキは仕立てた後の管理がマツよりも簡単なのがさらなる魅力です。
伸び放題にすると見栄えが悪くなる
マキは比較的生命力の強い庭木です。
そのため、長い間放置して伸び放題にしてしまってはいけません。
マキは枝をたくさん生やしながら成長する庭木なので、放置すると四方八方に伸びてとても見栄えが悪くなってしまいます。
なかには20mを超えてしまうマキの木もあるといわれています。
また、一度放置してしまうと元の状態に戻しづらく、大掛かりな剪定作業が必要になってしまいます。
そのため、定期的にお手入れすることを心がけましょう。
マキの剪定方法
マキのお手入れでおこなう作業は、大きく分けて2つあります。
1つめは刈り込みといって、特に伸びている枝を切ってバランスをとっていく作業です。
マキは枝1本1本の成長スピードが異なるため、放置しているとバランスが崩れてしまいがちです。
最上部は成長スピードがもっとも早いため、バランスが崩れてしまわないよう優先して刈るようにしましょう。
2つめは剪定です。
太陽光をメインの栄養としているマキは、育っていくうちに葉の密集度が高くなり、内部の葉が栄養を得られなくなってしまいます。
内部の葉が弱って腐ってしまったら、病気のもとになってしまうおそれがあります。
そのため剪定をして、木の密度を減らして健康な状態を作ってあげましょう。
マキの剪定は年2回
マキの成長するスピードはそう早くありません。
細かい手入れを除き、剪定が必要な回数は年に2回ほどで問題ないとされています。
主な時期としては夏前と冬の前におこなう場合が多いです。
これは、マキが寒い時期を苦手としていることが理由としてあげられます。
また、剪定はマキにとってダメージになる作業です。
そのため、時期や環境をしっかり考えて決めなければいけません。
マキは剪定と刈り込み方でより美しく!
マキは適切にお手入れをすることによって、庭園で素敵な印象を与える庭木になります。
間引きをして美しい「玉散らし」にしたり、シンプルに生垣にしたりするなど、その用途はさまざまです。
しかし、デザイン性のあるお手入れをすることはそう簡単ではありません。
お庭に植わっているマキの木を高級日本庭園で見かけるような美しい仕上がりにするには、プロの手が必要になります。
庭の木は住宅の印象付けをする重要な要素の1つです。
また、マキの木は大きくなりがちです。
最上部の手入れが大切だとされているマキの木を剪定するには、数mの高さの木に登らなければいけません。
危険を避けるためにも、剪定をプロにお任せしてみてはいかがでしょうか?
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
マキ・育て方のポイント
マキを育てることは、ほかの庭木と比べて簡単だとされています。
しかし、適切な育て方を知っていなければ、害虫や病気の被害を受けてしまうかもしれません。
ここでは、マキの育て方のポイントをお話します。
マキの木の種類
マキにはさまざまな種類があります。
主に庭木に使われるのはイヌマキとラカンマキと呼ばれています。
それぞれの違いは葉にあり、ラカンマキはイヌマキに比べると葉が短く、上を向きやすくなっています。
そのため、玉散らしにするのに多く使われるのがラカンマキで、生垣にするのによく使われるのがイヌマキだとされているのです。
また、どちらもベリーのような実をつけるのも特徴の1つです。
それに対して、松笠状の実をつけるマキはコウヤマキといいます。
コウヤマキは30mにもなる高木であることが特徴です。
マキの仲間だと思われがちなのがチョウセンマキです。
チョウセンマキは、実をほとんど作らず、葉がらせん状に成長していくことが特徴の植物です。
マキに見た目が似ていることからこの名前が付けられましたが、実際にはイヌガヤという植物の一種でマキとは関係がありません。
マキに与える水と肥料
マキは生命力の強い庭木ですが、立派に成長させるためには肥料や水のお手入れが必要になります。
マキを育てるには、肥料を撒くのが効果的です。
肥料は即効性のある強いものではなく、じっくり継続的な効果をもたらす肥料を選びましょう。
スーパーバイネと呼ばれる肥料が特におすすめです。
マキに水を与えるのははじめの2年間だけで充分です。
それ以降は自らで必要な栄養を吸収できるので安心です。
はじめの2年間は、土が乾いてきたらたっぷり水を与えてあげましょう。
要注意の2つの病気
いくら肥料や水に気を使っていても、マキは生き物です。
病気にかかってしまうおそれもあます。
主にマキがかかってしまいがちな病気は2つあります。
ペスタロチア病
葉の一部を部分的に枯らしてしまう病気です。
葉や枝の傷から感染し、全体に広がってしまいます。
刈り込みをしたあとには特に注意が必要です。
すす病
すす病菌というカビの一種が感染することをすす病といいます。
その名のとおり、黒いすすが付いているようになってしまうことが名前の由来です。
菌自体が悪い効果をおよぼすわけではありませんが、黒い菌で覆ってしまうことで光合成を妨げてしまうことが問題とされています。
これらの病気にはさまざまな原因がありますが、特に害虫がきっかけになることが多いです。
マキに悪影響を与える害虫
マキの成長に悪影響をおよぼす害虫はたくさんいます。
害虫は、そのものが悪影響をおよぼすだけでなく、病気の原因にもなりえるので注意が必要です。
マキシンハアブラムシ
マキシンハアブラムシは、マキの枝に住みついて栄養を吸い取ってしまう害虫です。
先ほど紹介したすす病菌は、マキシンハアブラムシの排泄物を好む習性を持っていることから、特に注意すべき害虫として認識されています。
マキシンハアブラムシは、木酢液などを用いることによって駆除することができるので、ホームセンターなどでお買い求めください。
カイガラムシ
枝に白い貝殻のようなものが付いている場合があります。
それらはカイガラムシと呼ばれ、立派な害虫のひとつです。
カイガラムシもマキシンハアブラムシと同じくすす病の原因になる害虫なので駆除が必要になります。
しかし、カイガラムシは殻が硬い個体もあり、基本的に木酢液などの市販の薬剤が効かないことが多いとされています。
場合によっては手作業で1つ1つ駆除していく必要もあります。
そのため、発生する前に予防を徹底することがおすすめです。
不安要素はプロに任せることで解決!
他にも、さまざまな害虫がマキに住みついてしまうおそれがあるでしょう。
それぞれの害虫によって対処法が違うので、完璧な駆除を家庭でおこなうのは難しいです。
そんなときは、マキの害虫駆除のプロに頼ることも1つの方法です。
駆除業者は、適切な駆除方法を熟知しているため、何よりも確実な手段だといえます。
さらに害虫予防までしてくれるので安心ですね。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
マキ剪定の価格相場と業者選び
みなさんのお庭のマキをより美しくするには、剪定業者が必要不可欠になります。
ここでは、剪定業者の価格相場とおすすめの業者の選び方をお話します。
マキの剪定の価格の相場
マキの剪定価格は、その大きさや本数・状態によって変わりますが、だいたいの相場はこのようになっております。
- 3m未満の低木……約3,000円前後
- 3~5mの中木……約6,000円前後
- 5~7m以上の高木……約15,000円前後
しかし、場合によっては、相場よりお得な値段で剪定が可能かもしれません。
より安い業者をお探しの場合は相見積りをして、数社同時に見積りをとるようにしましょう。
剪定業者はしっかり選ぼう
剪定をお願いするにあたって、業者選びはもっとも大切な作業だといえるでしょう
ここでは、業者を選ぶ際の大切なポイントをまとめました。
ぜひ役立てて適切な業者選びをしましょう。
- お住まいのエリアを担当できる
- 知識や経験が豊富
- お庭の相談をしやすい
- 実績がある
- 見積りがわかりやすい
- アフターケアが万全
- 見積り後の追加料金がない
業者をお探しの場合はこれら7点に気を配って選択肢を絞ってみましょう。
剪定業者の選び方の詳細はこちらもご覧ください。
業者選びの前に確認しておくこと
よりスピーディーにマキの木の剪定依頼をするために、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 庭の広さ、剪定してほしい木の本数
- お願いしたい作業内容
- ゴミ処理を自分でするか任せるか
- 希望の作業日時
上記4つの内容をあらかじめ考えてメモしておけば、依頼の電話もスムーズに進みます。
業者も依頼する側もお互いに疑問点などがないすっきりした状態で当日を迎えたいですね。
まきの木の剪定はお庭110番にお任せください
お庭110番の剪定サービスは、小さな木から大きな木まであらゆる剪定依頼に対応しています。
「まきの木の樹形が乱れすぎて何から手をつけたらいいかわからない」
「大きなまきの木を自分で剪定しようとしたけど怖くて断念してしまった」
こんな方はぜひお庭110番にご相談ください。
お庭110番には、高所作業や複雑な作業など、幅広いニーズに対応できる剪定のプロが在籍。
大きなまきの木や、枝が伸び放題のまきの木も、プロが美しく仕上げます。
さらに剪定枝や葉の処分も承りますので、あと片付けも楽ちんです!
まずは無料の相談窓口までお気軽にお問い合わせください。