金柑はころんとした見た目がかわいらしく、ジャムや甘露煮にするととってもおいしい冬の果実です。
おいしい金柑を育てるためには適切な方法で剪定し、しっかりと日光を浴びさせてあげることがポイントになります。
しかし、適切な剪定方法といわれても剪定経験のない方は
「いつ何をするの?」
「どうやって剪定するの?」
と不安になってしまいますよね。
そこで今回は、基本的な金柑の剪定方法を初めて剪定する方にもわかりやすく解説します。
おいしい金柑を育てるお手入れの秘訣もご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
金柑の剪定は、植え付けから3年目までに基本的な樹形を作るのがコツです。
3年目以降は細かい部分を調節しながら樹形をよりきれいに整えていきましょう。
剪定は不要な枝を間引く程度にし、太い枝を切ったり大量に枝を切ったりするのは避けてください。
「剪定の加減がわからない」
「ちょっと切りすぎてしまったかも……」
などの不安やお悩みがございましたら、お気軽にお庭110番までお問い合わせください。
お電話にて年中無休でご相談を受け付けています。
すぐに相談したい方はメールや公式LINEアカウントもぜひご利用ください。
金柑の特徴
金柑の種類はいくつかありますが、暑さに強く比較的育てやすい品種として初心者の方にも好まれている植物です。まずは、金柑の基本情報やいくつか金柑の品種をご紹介します。
金柑の基本的な特性
- 原産地:中国
- 収穫期:2~5月中旬
- 開花時期:7~8月
- 剪定時期:3~5月
- 木の形態:低木(樹高は1~2メートル程度)
鑑賞用として楽しむことができる金柑ですが、品種によっては食用に適したものがあります。品種によっては開花時期が遅れることがあり食べると酸味が強いこともありますが、ビタミンが豊富なので重宝されている植物です。
たとえば、種なし金柑の「ぷちまる」は栽培しやすく、寒い冬でも屋外で育てることが可能です。生食だけでなくマーマレードにして楽しむことができる品種として知られています。また、「ネイハキンカン」という品種も食用に適しており、もぎたてを食べることが可能です。
金柑は剪定により実がおいしくなる
金柑を上手く育てていくには、日光に十分当てることが大切です。日光を十分に吸収させるために剪定がポイントになってくるわけですが、どこでも切り落としていけばよいというわけではないのです。葉の重なりや大きさを調整しながら切り落としていかなくてはなりません。
剪定とはそもそも、無駄な枝や葉を取り除き空間をつくることで樹木全体の風通しをよくしたり、日光を浴びせて十分に栄養を吸収したりするためにおこなう作業です。風通しや日当たりがよくなれば、元気に育ち果実もおいしくなるというわけです。金柑剪定は栄養を十分与えるためにも、欠かすことのできない重要な作業なのです。
金柑の剪定時期・剪定方法
金柑を上手に育てるためには、剪定する時期に注意しなければなりません。極端に暑い夏や寒い冬は剪定に適さないので、3~5月におこなうようにしましょう。細い枝が密集してしまう春先に、重なり合っている枝を切り落とします。重なり合った部分は日光を十分に浴びることができなくなっているので、金柑剪定は日当たりを意識しておこなってください。
金柑は庭木の場合、極端に大きく生長することはありません。金柑は強剪定(太い枝を切ったり多くの枝を切り落としたりする剪定)をせず、軽く枝を間引くように切り落としておきましょう。また、枝の根本を切り落とすように剪定し、その際は中心となるような枝を切り落とさないように注意しましょう。
剪定は植えつけからの期間にあわせて、剪定の仕方をかえるときれいな形で生長します。
- 植え付けから2年まで:それぞれの枝を3分の1程度にそろえる
- 植え付けから3年以降:重なりがひどい箇所を間引くように剪定する
大胆に切り落としてしまうと、果実が上手くできなかったり剪定箇所から最近に感染してしまったりして最悪の場合は枯れてしまいます。植えつけから3年程度で上手に樹形をつくり、それ以降は細かい部分を調整するように切り落としていくのがポイントです。
剪定が難しそうだと感じたらプロに相談してみよう
金柑は初心者でも育てやすい品種であるため、家庭栽培でも人気の高い植物です。しかし、剪定が初めてという方や以前失敗した経験があるという方にとっては不安があるでしょう。
そんなとき、剪定のプロにお任せすれば心配はいりません。剪定やお手入れの方法を熟知したプロが、丁寧かつスピーディーに作業をしてくれます。「枯らせてしまわないか不安」「金柑剪定に簡単な方法はないかな」とお考えの方は、ぜひ弊社をご利用ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
おいしい金柑の育て方のコツ!
おいしい金柑を育てるためには、剪定方法や育て方を知っておく必要があります。金柑の育て方は種からはじめようすると約7年から10年ほどかかることもありますが、比較的簡単なので成長を楽しみながら正しい方法でお手入れしていくことが大切なのです。
ここでは、金柑剪定により果実をたくさんつけられるよう、水やりの頻度や正しい収穫時期、注意すべき点についいてご紹介します。
水やり・肥料の頻度
水やり
上手に育てるには、剪定のほかにも肥料や水を適切に与えてあげることがポイントです。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたころにたっぷりと水をあげましょう。鉢の底から水が流れていくくらいたっぷりあげても問題ありません。庭植えの場合は、日照りが続き極度に乾燥してしまうようなときだけ水やりをしてあげましょう。
肥料
金柑に肥料を与える時期は、栽培環境によって異なりますので要注意です。鉢植えの金柑に肥料を与える場合は2・5・10月、庭植えの場合は2・10月が適しています。有機質肥料(生物を原料とした肥料)か速効性化成肥料(化学的につくられた肥料のひとつ)を使用しましょう。
摘果で実を大きく育てよう!
金柑剪定では、摘果という方法を用いて実をさらに大きく上手に育てることができます。摘果とは結実が多すぎたり一部分に固まって実がなってしまったりする場合に、余分な実を摘みとることをいいます。摘果することで見栄えがよくなり、ひとつひとつの実に十分な栄養がいくようになります。よりきれいな実をつけることができる摘果のやり方は、以下のとおりです。
- 上部の比較的新しい葉(芽)を摘みとる
- 下部の新しい果実をすべて摘みとり軽くする
- 中心になっていく枝には上に伸びていくよう、支柱を用いて固定する
下部に葉や枝がたまりすぎないよう、日当たりや風通しを意識して剪定しましょう。上手く金柑剪定すれば果実は健康的できれいな丸い形に育つはずです。
金柑はいつ収穫する?
金柑の収穫時期は、2月から5月が最適です。収穫をするときには、実の近くをハサミで切ってあげましょう。
金柑は、品種によってはその場で生食できます。もし、その場で食べきれないほど実がなっていたときはジャムや甘露煮にして食べるのもおすすめです。色鮮やかですので見た目もきれいですし、甘く優しい味が人気です。
病害虫にも注意!
金柑に関わらずいえることですが、植物には害虫という天敵がいます。金柑は比較的丈夫な木ですが、放っておいたら害虫被害にあってしまうこともあります。そのため、剪定は木が病気になってしまうトラブルを防ぐためにも欠かせないのです。たとえば、金柑がかかりやすい病気として以下のようなものがあります。
ソウカ病
梅雨の時期に起こりやすい病気で糸状菌とよばれる細菌による感染が原因です。「ソウカ」とは痘痕(あばた)のことで、金柑の実にカビのような斑点ができるという特徴があります。
アブラムシやアゲハチョウによる食害
アブラムシやアゲハチョウによる食害は、春先によく起こります。どちらも繁殖力が強く、一気に新芽や新葉を食べてしまうのです。
カイガラムシによる食害
その名のとおり、貝殻のようなものをかぶって枝や幹に付着する害虫です。同じ場所に定着するものもいれば移動するものなどさまざまで、美観が悪くなるほか枝や葉の生長を邪魔してしまうため木が枯れてしまうおそれもあります。
よりおいしい金柑を育てるなら?
「きれいに金柑が色づかない……」「上手く金柑の実がならない……」とお悩みの方は、ぜひ金柑に詳しいプロにお任せしてみましょう。プロなら金柑剪定や摘果、害虫被害などさまざまな観点から金柑を上手く育てていくアドバイスを聞くこともできますよ。
弊社では24時間365日、いつでも相談を承っております。ひとりで悩んでいても解決しないので、お悩みでしたらぜひお早めにご相談ください。弊社に加盟している業者がおこなう金柑剪定は、品質が高く丁寧なのでかならずご満足いただけるはずです。いつでもお電話お待ちしております。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
金柑の剪定をプロに依頼してみよう
見た目の美しさや害虫対策などプロの金柑剪定に効果があるのは十分おわかりいただけたと思いますが、気になるのは費用ですよね。剪定の費用は、作業内容や剪定する本数などによって異なります。
では、相場としてどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、気になる金柑剪定の費用相場と安心してお任せできる業者の選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
金柑剪定の費用相場
金柑剪定にかかる費用は、依頼する業者がどのような料金体系を採用しているかによっても異なります。大きく分けて料金体系には2種類あり、「時給制」と「単価制」です。
時給制
金柑剪定をする地域にもよりますが、1時間あたり約3,000円程度です。もし、剪定本数が多かったり剪定に時間がかかってしまったりするとその分費用が高くなってしまいます。時給制を採用している業者に依頼するときには、剪定してもらう本数を確認し、あらかじめ1本の選定にかかる目安の時間を聞いておきましょう。
単価制
単価制の場合、金柑剪定する庭木の本数によって剪定費用が決まります。たとえば、庭植えの金柑を剪定する場合、1本あたり約3,000円前後が相場です。ただし剪定する木の大きさによって単価が変わります。目視で木の大きさを測ってみて、剪定にかかるおおよその費用を、依頼する業者のホームページ等で確認しましょう。
このほかにも、業者によっては剪定したときに発生したゴミ処理にかかる費用がかかることもあります。また、出張費用などを請求されることもあるので正式な依頼の際には、契約前にしっかりと見積書や契約内容の確認が必須です。
信頼できる業者選びのポイント
金柑を剪定してもらうときは、料金以外にも確認事項があります。作業を依頼したあと、「こんなはずじゃなかった……」とならないためには事前の確認や下調べが重要です。安心して依頼できる業者に出会うために、以下のようなポイントに注意してみてください。作業前の心配ごとや不安をできるだけなくして作業をお願いしましょう。
- SNSや業者サイトをみて口コミをチェックする
- 親身になって相談にのってくれる
- 契約内容や作業詳細を丁寧にわかりやすく説明してくれる
- 見積りがわかりやすく内訳も明確である
SNSや業者サイトは口コミの宝庫です。すべてが正しい情報とはいえませんが、お悩みのときに役に立つ情報を手に入れることができるでしょう。
また、業者を選ぶときには1社のみに絞らずいくつかの業者に見積りをお願いして比較検討するようにしてください。そのなかで、しっかりと契約の内容や作業の詳細を説明してくれる業者を選びましょう。見積書をつくってくれたとしても「作業一式」などあいまいな表記で、費用の内訳や作業内容が不明確なところは利用しない方が無難です。
金柑剪定の疑問・ご相談はお庭110番にお電話ください
お庭110番はお庭や庭木のお手入れサービスをおこなっています。
全国の剪定業者と提携しておりますので、都心から地方まであらゆる場所からのご依頼に対応可能です。
大切に育てている金柑を、より長く美しく楽しめるよう尽力させていただきます。
「費用ってどれくらいかかるの?」
「どんな作業をしてくれるんだろう?」
など、ちょっとした疑問やご相談だけでも大歓迎ですので、まずはお気軽にお電話ください。
お庭110番では、無料の現地調査・お見積り※もおこなっております。
お見積り後、費用にご納得いただけなかった場合は無料でキャンセルも可能です。
「見積り額次第で決めたい」方も安心してご利用ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。