和モダンの庭はDIYでつくれる?素敵な庭にするための秘訣をご紹介

和モダンの庭はDIYでつくれる?素敵な庭にするための秘訣をご紹介

和と洋の入り混じる現代的な和モダンはカフェや住宅、そして庭園など多くの場所で人気の高まりを見せているようです。また最近では、住宅や庭の一角に和モダンを取り入れたいという方も多く、自分で作り上げる、いわゆるDIYに挑戦する方もいらっしゃいます。

そこで今回は、和モダンのご紹介とともに、DIYで庭を和モダンにする方法をお伝えします。DIYでなく業者などプロに頼みたいという方向けに、業者の選び方についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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和モダンについて知ろう!

現在人気の高まる和モダンデザインですが、まだいまいち和モダンが何か分からないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、和モダンやその魅力についてお伝えしていきます。

和モダンとは

和モダンは、日本の伝統的な美しさ、そして欧米のスタイルを取り入れた現代的建築技術が入り交ざったデザインを指します。日本庭園を想像させる和風デザインをメインに置き、そこへ現代的なアイテムやテイストを加えることで、和モダンが形づくられていきます。

最近では居酒屋やカフェ、ホテルなどの施設に留まらず、住宅設計としての採用も多くされるようになるほど、大きな注目を集めているようです。

和モダンの魅力

年々人気の高まりを見せる和モダンには、人々を魅了する現代的なデザイン性などいくつもの魅力があります。その中でも大きな魅力として考えられるのが、「和モダンはこうでなければならない」というように形づくられたルールが存在しないということです。そのため、和モダンを中心としながらも自由にデザインをすることができます。

たとえば、外観や室内も洋風の造りをメインにしながら、リビングの一角を畳の空間にしてみるなど、自由なアイディアによってデザインに大きな変化をつけられるのも、和モダンの特徴です。このような新しい創造性こそが多くの人の心をつかみ、注目を集めつつあるのではないでしょうか。

和モダンの庭はDIYで可能?

和モダンの庭はDIYで可能?

和モダンの庭を自宅にもつくってみたいという方も多いですよね。しかし、ご自身でやるには必要なアイテムや手順があるのです。ここでは、和モダンな庭のDIY方法をお伝えしていきます。

坪庭程度の大きさなら可能

自宅のリノベーションや魅力的な雰囲気作りなど動機はさまざまですが、住宅の一角に和モダンな庭をDIYでつくりたいと思われる方は多くいらっしゃいます。しかし、個人でおこなうにはあまりに大きいスペースを対象とした場合、準備、作業から手入れまでを考えるとむずかしい部分もでてきてくるでしょう。

そこでおすすめなのが、「坪庭」です。坪庭では住宅内の一角や中庭など、非常に小さなスペースで比較的簡単に作業をすすめることができます。また、坪庭一帯の雰囲気をがらりと和モダンに変えられることからも人気が高くあるようです。

お考えになられているスペースが坪庭以上のサイズであるようでしたら、一度業者の方へ相談・依頼をしてみることをおすすめします。

坪庭の基本の作り方

では、ここで坪庭の基本的な作り方についてご解説いたします。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

1.坪庭の敷地をきれいに整える

作業を開始する前に、下準備として坪庭となるスペースの除草など、整えていきましょう。地面の状態を手で触れて確認することで、地面がどんな状況なのかわかることがあるかもしれないです。

日当たりが悪く湿気が多い、日当たりがよく乾燥しているなど、環境の特徴を知っておくことは庭づくりでも重要になるポイントです。

2.坪庭に高低差をつくる

坪庭に高低差をつくることで、味や雰囲気を表現することができます。必要のない部分から土をうつすことで山をつくるとよいでしょう。全体的に土が不足するようでしたら土台は重要なポイントでもあるので、新たに購入することを考えます。

3.樹木を植える

土台が完成したら、最初に樹木を植えます。これは樹木以外のこけ山や玉石など、小さなアイテムを導入した後に植樹する際、それらアイテムがなくなってしまうことを防ぐためです。

植樹は最後の仕上げにおこなうというイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、植樹をおこなう順序は大切なので気をつけておきしましょう。植樹後は土の補充をし、水を充分に与えることも重要です。

4.その他材料を設置する

自分で考えたデザインをもとに必要な材料を設置していきます。坪庭づくりに必要なもののほとんどは、大型のホームセンターで手に入れることができます。

たとえば、玉石では、敷き詰めていく前に除草シートを敷いておくと手入れがしやすくなるので試してみるとよいでしょう。ほかには、こけやタマツゲも坪庭に使われることが多いですが、それらを植え込む際は乾燥を防ぐためにも植える前、植えた後にもしっかりと水を与えるようにしましょう。

5.水や光で坪庭を演出する

坪庭に照明を設置する場合は、ソーラータイプのガーデンライトがおすすめです。大掛かりな電気配線を必要とする場合は工事資格を必要とされますが、こちらのライトの設置には資格を必要とはされていません。

和風タイプのソーラー照明など、種類も多くあるのでご自身のデザインに合わせて選びます。以上が和モダンな坪庭の作り方です。メンテナンス面を考えれば、坪庭は比較的簡単につくれます。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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和モダンな庭をつくろう!和風な雰囲気を出すポイント

実際に和モダンな庭をつくろうとしても、何を用意するべきか、どのようにデザインをするか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、和モダンな庭をつくるうえでのポイントを紹介します。和風な雰囲気を出すための参考にしてみてくださいね。

シンプルにする

いざ和モダンな庭をつくろうとすると、あれもこれもと必要以上にアイテムを増やしたくなってしまいますが、和モダンの庭づくりにシンプルであることは重要なポイントのひとつです。

和モダンの根底には日本的な美があり、日本的な美が追及するものは、余計なものを含まないデザイン、シンプルであるということがあります。

たとえば、日本庭園でみられるような小物を配置し、そのほかの部分に細かな石を敷くという非常にシンプルなデザインであっても、十分に和のテイストを感じられるでしょう。モダンなデザインを組み合わせる際にも、シンプルな仕上がりに重点を置くことが大切です。

直線的な形や落ち着いた色での統一は、和風デザインに対して現代的な雰囲気をも感じさせてくれます。

四季が感じられるアイテムを選ぶ

四季があり春夏秋冬を感じ楽しむことは日本の大きな特徴であり、日本の古くからの文化を生み出してきました。

そのため、四季の移り変わりを感じさせるようなアイテムを用いることで、庭全体の雰囲気までを日本らしさに近づけることができるのです。

たとえば、季節を感じさせるアイテムとして植物類を用いる際には、春夏秋冬のそれぞれの季節においてどういった雰囲気にしたいかを考える必要があります。

使いやすさを意識する

もちろん庭づくりをすすめていくうえで雰囲気や見た目は重要ではありますが、同様に大切なのが庭自体の使いやすさです。デザイン性にこだわりすぎてしまい複雑になりすぎ、使いにくくなってしまってはもったいないので、見落としがちな実用性にもしっかりと目を向けるようにしましょう。

また庭を完成後そのまま放っておくことはできず、定期的な手入れも必要となります。このことから庭を維持していくという点においても、手入れのしやすい素材を選ぶことは庭づくりに非常に重要なポイントです。

和モダンのおすすめアイテム:置物編

和モダンのおすすめアイテム:置物編

和モダンな庭をつくるうえで、いくつかのアイテムをそろえると和モダンの雰囲気を効果的に出すことができます。ここではおすすめアイテムを紹介していきます。

・みかげ石

みかげ石にはいくつかの異なった種類があります。最もよく知られているのは、色が黒くツルツルとした素材のものですが、和モダンでよく用いられるのは、グレーやさび色のザラザラとした素材のものです。

和モダンな庭をつくるうえでも、石はあくまで植物などの引き立て役なので目立ちすぎないものを選ぶとよいです。

・大谷石(おおやいし)

大谷石は栃木県の宇都宮で採取される石材です。青みを帯びた色や白っぽい色、茶褐色など色に幅があるので人気も高く、庭の雰囲気やデザインに合わせて選択することができます。

砂利

砂利の中にもサビ砂利やビリ砂利など、植物や石材を引き立てるのに利用されるタイプのものがいくつかあります。細かな砂利だけでなく、中には直径5センチ以上の大きめのタイプもあり、上手く使うことで現代的でモダンを連想させる雰囲気をつくることができます。

小物

・ししおどし

日本庭園と聞いて多くの方が連想するのが「ししおどし」ではないでしょうか。流れる水の音とともに、打ち付ける竹の音は風情があり、ヒーリング効果も高くあるといわれています。

じつは、ししおどしも池がなくても簡単に設置することができます。水を循環させるためのポンプを用いたりかけ流しにしたりすれば、ししおどし単独での設置も可能なのです。

ただヒーリング効果があるとはいえ音がでるものなので、住宅密集地での設置は避ける方がよいでしょう。

・つくばい

つくばいは、ししおどしと連動して設置されることが多かったようで、元々茶室に入る前に心身を清めるという意味で用いられていました。しかし現代では、心身を清めるために用いるということはほとんどなく、和風庭園の雰囲気を作り出すためのアイテムとしての役が大きいです。

和モダンのおすすめアイテム:植栽編

植物を植えることは、和モダンな庭の雰囲気を作り出すのに非常に効果的です。庭で育てるのが簡単な種類からむずかしい種類までさまざまです。ここでは和モダンな庭におすすめの植栽をご紹介します。

庭木

常緑樹であれば、ソヨゴやシラカシ、シマトネリコがおすすめです。

常緑樹は一年中緑を楽しめ、秋の落ち葉もないので手入れに時間を割きたくないという方にはよいでしょう。落葉樹であれば、季節で紅葉を楽しめるイロハモミジ、ヒメシャラ、花や実をつけるヤマボウシ、樹形が美しいといわれるアオダモやエゴノキなどがおすすめです。

落葉樹は紅葉があり、季節の影響を受けて一年の中でも変化を重ねるので、四季を感じられ和の雰囲気に近づけてくれます。

多年草

多年草は庭木のように大きく育つことがないので、比較的扱いやすい植物です。開花時期は長くありませんが、多年草を庭に植樹する場合は時期をずらして違う種類のものをいくつか植えることで、いつでも庭で花を楽しむことはできます。

また多年草の中でもつける花の種類はさまざまなので、華やかさのあるものや引き立て役の花などいくつかを組み合わせるとよいでしょう。凛とした雰囲気を漂わせるアヤメやハナショウブ、和にも洋にも合わせられるアスチルベは和風庭園を美しく彩ってくれるでしょう。

球根植物

球根植物は手軽に植えることができ手間なくきれいに咲くので非常に扱いやすく、手入れに時間をかけたくないという方におすすめです。また、秋に植えることで春に花を楽しめることで知られており、庭園に春の雰囲気を出すのによいでしょう。

とくに人気が高いのはラナンキュラスという種類で、花の色が豊富なので庭の雰囲気やシーンに応じて選ぶこともできます。しかしラナンキュラスでは、吸水処理をしなければならないなど、球根植物の中では難易度の高いものでもあるので、簡単に育てたいという方にはオキザリスがおすすめです。

オキザリスは種類が多く、それぞれ違った性質をもちますが、丈夫で育てやすく長期間楽しめるものがほとんどです。

こけ

こけそのものを風情があるものとして鑑賞する文化があるのは日本のみだといわれるほど、こけは和を感じさせてくれるアイテムです。しかし和だけではなく、じつはモダンな雰囲気との相性がとても美しいと、こけは和モダンな庭でもよく用いられるようになりました。

こけを使用したいときおすすめするのは、スギゴケです。スギゴケはどの日本庭園でもみられるほど、国内での流通量が多く、気軽に手に入れることができます。

しかし生育は少し難易度があるため、不安だという方にはスナゴケをおすすめします。
スナゴケは全日照(地表に直射日光が当たっている状態)の中でも育つ、非常に強い性質をもっています。繁殖力もあるので、生育の面では安心していただけます。

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業者へお得に依頼する方法

ここまでは、「自分で和モダンな庭をつくりたい!」という方向けにご紹介させていただきましたが、自分でやるには手間がかかってしまったり、上手くできなかったりする方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ここでは業者に依頼をする方法をお伝えしていきます。業者へ依頼するときは、「できるだけお得に!」とお考えの方も多いでしょうから、業者を選ぶときのポイントもあわせてお伝えいたします。

相見積もりで費用相場を知ろう

業者を選ぶのにむずかしいとされる大きな理由は、よい業者とそうでない業者を見極めるほどの十分な買い物をしたことがないからではないでしょうか。そこで重要になるのが、いくつかの業者を費用や提案力などから比較するということです。

複数の業者に見積もりをととってもらい費用の相場を知ることは、安心して依頼できる業者を見極める重要なポイントとなります。ただし、選択肢がいくつもあっては最終的に1つを選ぶのはむずかしいため、比較は3件ほどでおこなうのがよいでしょう。また、よりよい提案が得られるよう、それぞれの業者には他社にも見積もりをとっているということを伝えることをおすすめします。

安さだけで判断するのは危険

業者選びにおいて、費用を重視する方は多くいらっしゃいます。もちろん費用も大切ですが、費用の安さだけで業者を選んでは危険です。

ほかの業者と比較して安いのには、安い理由があります。よい例としてあげれば、広告費をおさえることでコストを下げているということがありますが、悪い例としてコストをおさえるために資材を減らし手抜き工事をしていることも考えられます。ほかと比較して、極端に安い見積もりを出す業者には注意が必要です。

また、施工後のことも考えることが大切です。毎日、雨や風、直射日光を受けているとどうしても劣化してしまう部分がありますし、もしかすると施工不良による不具合が起こるかもしれません。安い業者だと、施工不良の場合でも当初と同じ費用を支払って施工してもらわなくてはいけないということも考えられ、費用が余計にかさんでしまうのです。

施工後でも不具合や心配事があるときに安心して相談できる業者かどうかを確認するためにも、アフターケアやメンテナンスについても依頼前に確認しておく方がよいでしょう。

業者選びは実績で判断するのがおすすめ

規模の大きい業者は信頼でき、技術も高いと考える方も少なくありませんが、じつはそうとも限りません。規模は小さくても高い技術だけでなく、地域に密着し着実に信頼感を得ている業者も多くあります。

規模の大小ではなくその業者の実績をみるようにし、依頼の前にじっくり話を聞いてみるのもよい方法でしょう。

まとめ

そのデザイン性から年齢問わず親しみやすい和モダン。住宅や庭の一部に取り入れるだけでも、その場の雰囲気をよりリラックスのできる空間へと作り上げてくれます。

大きな工事をしなくても、石や砂利、そのほかのアイテムを用いることで、自分好みの話モダンな庭を造ることができますので、DIYが得意な人はぜひやってみてくださいね。

庭の範囲が広い場合や、より美しくこだわった庭旁を実現したいという方は、ぜひプロの業者にお願いしましょう。業者に依頼する際には、かならずいくつかの業者に見積りをとって、費用や施工の内容をじっくり比較検討してくださいね。

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