「庭に植えたヒイラギの葉が茂りすぎてしまった」
「この時期にヒイラギの剪定をしてもいいのかな?」
とお困りではないですか?
日本のヒイラギの剪定に適した時期は、芽吹く前の春です。
春~初夏の成長期を迎える前に剪定をおこなえば、きれいな樹形に整えられます。
ヒイラギは秋に再び成長するため、晩秋にも伸びすぎた枝を軽く剪定するとよいです。
ヒイラギをきれいに育てられるように、剪定方法やお手入れの仕方を確認していきましょう。
ヒイラギは年に1~2回、春と秋に剪定をおこないます。
枝葉が密集した部分には枝抜き剪定を、好みの形に整えたいときは刈り込みをおこないましょう。
この記事でも剪定方法をご紹介しますが、若木のヒイラギの剪定はトゲトゲの葉が刺さってケガをしてしまうこともあります。
「痛い思いをしたくない!」という方は、剪定のプロに任せてはいかがでしょうか。
お庭110番にご依頼いただければ、危険も手間もなくヒイラギを美しい樹形に整えられますよ。
ヒイラギの剪定方法
ちょっと硬くてトゲトゲした葉っぱが特徴のヒイラギは、クリスマスの装飾に使われたり、節分の魔除けに使われたりと寒い時期に目にすることが多いですよね。
ヒイラギのトゲには魔よけの効果があるとされていて、節分の柊鰯は平安時代からの習慣となっています。日本で庭木として長く親しまれているヒイラギについて、その特徴から剪定方法までご紹介していきます。
ヒイラギの特徴
ヒイラギといえばみなさんが思い浮かべるのはギザギザのつやのある葉っぱで、触るとちょっと痛いイメージかと思います。ヒイラギという名前もこの葉っぱの特徴が由来となっていて、葉っぱを触ったときのヒリヒリした感覚を昔の言葉で「ひひらく(疼く)」といったことが由来で名付けられたようです。
高さは大体1メートルから3メートルほどのものが多く、10月~12月に開花し、小さめの4枚の花びらを持つ白い花を咲かせます。キンモクセイのようなとても甘い香りを放ちますので、匂いで気付く人もいるかもしれません。そして翌年の初夏に黒っぽい深い紫の実をつけます。
セイヨウヒイラギも日本のヒイラギもトゲがあることから魔除けの象徴となり、さまざまな儀式などに使われることが多くなったようです。その葉っぱの特徴から、むやみに動物などに食されることもないため、用心深さや保護などの花言葉にも繋がっています。
ヒイラギ剪定の必要性
ヒイラギはある程度放っておいても丈夫に育ちます。またゆっくりと成長するため、葉が勢いよく成長しすぎて困る心配もないので、庭木に適した樹木とされています。
しかし、若木の間は成長が止まることはありません。いくら成長が遅いといっても放置しすぎると葉が密集しすぎて日当たりや風通しが悪くなり、害虫の被害が増えて元気がなくなってしまいます。
樹木を健全に育てるためには、剪定は必須作業なのです。大きくなり過ぎたり、枯れてしまうことのないように時期をみて適切に剪定をおこないましょう。
剪定時期は春と秋
ヒイラギの剪定は年に2回、春と秋におこなうのがよいでしょう。ヒイラギは春から初夏にかけて成長し、暑くなる夏には一旦成長が止まります。そして秋には白い花を咲かせ、夏に出る新芽が成長します。剪定はこの春の成長期の前と秋の開花後の時期におこなうことで、ヒイラギの成長を止めることなく形を整えることができます。
ヒイラギの花は晩秋頃、セイヨウヒイラギの花は4月~5月ころに開花しますので、花を楽しみたい方は春につけた花芽を剪定してしまわないように気をつけてください。両方とも甘いとてもいい匂いの花を咲かせますよ。
【剪定方法】枝抜きまたは刈り込み
ヒイラギの制定方法には、枝抜きと刈り込みがあります。ヒイラギは強く刈り込んでも枝を出すため、生垣などにもよく使われていますが、丸や四角などのかわいい形にしたり、好みに合わせた形に整えることができます。
形を整える場合は刈り込みをおこないましょう。ヒイラギの枝は1か所から2本出てどんどん増えていくため、葉が密集したところなどは枝抜きをして、日当たりと風通しを良くしてあげてください。
ご自身で剪定する際は、固い葉とトゲに注意してください。このトゲは老木になると次第になくなって、葉は丸みを帯びてきますが、若木の時はとても危険です。刺さってケガをしないように気をつけて作業をおこないましょう。
「正しく」「きれい」な剪定はプロにお任せ!
ヒイラギは、そこまで神経質に剪定をおこなう必要のない樹木です。年に1回か2回ほどの剪定ですので、ご自身でおこなうのが不安な場合はプロに任せることもおすすめです。
プロならばご要望に合わせた剪定を依頼できますので、「正しく」「きれい」な仕上がりにしてもらえます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ヒイラギを上手に育てるコツ
ヒイラギの基本的な育て方
ヒイラギは丈夫で育てやすい樹木ですが、乾燥に弱いのが特徴です。冬の乾いた風が吹きつける場所や土壌が乾燥しやすい場所は避けて、水はけや水もちのよい栄養が豊富な土壌で育てましょう。土壌がよい場所であれば、多少日当たりが悪くても育ってくれます。
水やりは土壌の状態をみながらおこないましょう。土壌がよければ肥料は特に与える必要はありません。生育があまりよくない場合には、2月と8月辺りにゆっくりと溶け出して成分を浸透させる、暖効性肥料を幹の周りに与えるとよいでしょう。
注意すべき病気と害虫
ヒイラギを育てる上で注意するべき病気は、炭そ病と褐斑病のふたつです。炭疽病は、カビが原因で葉に灰褐色や黒褐色の斑点のようなものができる病気です。発病した部分は枯れていくため、生育が悪くなるだけでなく、見た目も悪くなります。
褐斑病も同じように、発病すると葉に円形の茶色い斑点が生じます。こちらも斑点になった部分は枯れてしまうため、斑点が多くできると葉全体が枯れてしまい、広がると樹木の生育にも支障をきたします。
どちらも梅雨時期などの湿気の多い時期によく起こります。湿気が溜まり風通しが悪くなることで、病気がどんどん広がってくようです。発病した葉は取り除き、処分するとともに、込み合った葉や枝は剪定して風通しをよくしておくことが大切です。
ヒイラギにつきやすい害虫は主にイモムシ、テントウノミハムシ、カイガラムシの3種類です。テントウノミハムシはテントウムシに似ていますが、黒い体に赤い斑点を持っていて、刺激すると飛び跳ねて逃げるのが特徴です。イモムシやテントウノミハムシが寄生すると、葉や新芽が食べられてしまう被害を受けます。
カイガラムシはその名の通り貝殻のような見た目で、枝や茎、葉に寄生します。カイガラムシが発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、カイガラムシの排泄物が原因で黒いカビが発生するすす病を引き起こします。
イモムシやカイガラムシは、数匹程度ならピンセットで除去したり、ブラシで軽くこすってとることができます。大量に寄生している場合は、殺虫剤を使用して駆除しましょう。テントウノミハムシは専用の薬剤を使って駆除してください。
ヒイラギの増やし方
ヒイラギは種まきや挿し木で増やすことができます。ヒイラギの実は5月頃から黒紫に熟していきます。10月頃にその熟した果実から種を取り出し、用土を入れた容器にすぐにまきます。
種まきで増やす場合、1年目はゆっくり成長し、2年目からはぐんぐん成長していきます。大体3年ほど容器で苗床を育ててから植え付けをおこなうのが一般的です。
挿し木をおこなうには、6月~7月頃が適した時期になります。朝や夕方、雨天の日に作業をおこなうことがおすすめです。簡単に手順をご紹介しておきます。
- 春に伸びた若い枝を切り取って葉を整理し、切り口が斜めになるように切って1~2時間水につける。
- 赤玉土や挿し木用の用土に挿し木してたっぷりと水をやる。
- ビニール袋などで密閉し、日陰に置いて毎日水をやる。
ヒイラギとよばれる植物は他にもある
ヒイラギには種類があり、日本のヒイラギの他に一般的によく知られているのはセイヨウヒイラギです。実はクリスマスによく使われるのはセイヨウヒイラギで、モチノキ科モチノキ属の樹木になります。
日本のヒイラギはモクセイ科モクセイ属の樹木ですので、種類が異なります。セイヨウヒイラギはモチノキ科でモクセイ科ではありませんが、ヒイラギと葉の形状が似ているため、この名前が付けられたようです。
他にもヒイラギとギンモクセイの雑種であるとされるヒイラギモクセイやナンテンのように、複葉でヒイラギのようにトゲかあるヒイラギナンテンなどもあります。どちらも葉のトゲトゲした形状が特徴となっています。
ヒイラギは生垣にもおすすめ!
ヒイラギは生垣にもおすすめの樹木です。生垣は家の中を隠す塀のような役割を担っています。そのため、葉が密集しやすいものや、剪定に強く枯れにくいものを選ぶことが重要です。ヒイラギは、この生垣を作る上で重要な要素を全て揃えています。
また、葉が硬くトゲがあるため、防犯対策にもおすすめです。常緑樹なので落ち葉が落ちる心配もなく、掃除の手間が省けるのも嬉しいですね。生垣を作るなら、ぜひヒイラギを検討してみてください。
ヒイラギのお手入れがうまくいかないときは…
生垣などは目隠しの役割の他にも、家自体をきれいにみせる装飾でもあります。ヒイラギの剪定やお手入れがうまくいかず、困ったらプロにお任せしてみましょう。きれいに剪定してもらえるので、生垣が素敵な家に変身させてくれます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
業者に依頼するときの費用と選び方
では業者に依頼する場合はどのようなことに気をつけて選べばいいのでしょうか。費用も気になりますよね。庭木の剪定の相場と業者を選ぶポイントをご紹介します。
費用の目安とお得になる方法
樹木の剪定は高さや大きさで異なりますが、大体3~5メートル未満の高さで5,000円~8,000円程度、生垣も高さ2メートルまでのもので幅1メートル辺り1,000円~3,000円程度のところが多いようです。その他にも施工場所によって出張費やゴミの処分代が加算されることがあるので注意してください。
少しでもお得に、かつよいサービスをしてくれる業者を選びたい場合は、複数の業者のホームページをチェックしたり、3社ほどの相見積りを取って比較することをおすすめします。その際は、サービスに違いがないか、費用が明瞭であとから追加料金を取られることがないかなどをしっかり確認してきましょう。
比較することによって、最もサービスと料金のバランスが良い業者を見つけることができます。無料で見積りをとってもらえる業者もありますので、ぜひ活用してみてください。
優良業者を見つけるポイント
悪徳業者に引っ掛からないために、しっかりと確認するべきポイントをご紹介します。業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
- 見積りがわかりやすいこと
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まずは、料金。これは一番気になるポイントですよね。料金設定がわかりやすく、追加料金があとから請求されることがないかをまず確認してください。
- 作業実績が豊富であること
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いくら安くても作業が雑だったり、経験や知識が浅ければ、大切な樹木を枯らしてしまうことにもなりかねません。作業実績や経験などが豊富な業者を選びましょう。
電話などで見積りを依頼する際の対応も、業者を見極める重要なポイントになります。対応が丁寧であることはもちろん、依頼者の希望を親身に聞いてくれて気軽に相談できることも大切です。信頼できる業者であるかをしっかり判断してください。
ヒイラギの剪定はお庭110番にお任せください
お庭110番は、さまざまな種類の樹木の剪定に対応しています。
日本のヒイラギだけでなく、セイヨウヒイラギやヒイラギモクセイなど、それぞれの特徴に合わせたお手入れが可能です。
「庭にある木がヒイラギかセイヨウヒイラギかわからない」
という場合でも、プロが樹種を見分けて剪定しますので安心してお任せください。
「自分で刈り込みをしたら変な樹形になってしまった……」
とお困りの方も、プロの技術で理想の樹形に整えてもらいましょう。
お庭110番では剪定費用のお見積りを無料※でおこなっています。
ご契約前ならキャンセル料もかかりませんので、まずはお気軽に下記番号までお電話ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。