お庭に芝生を植えようと思っているけど、
「そもそもどうやって芝生を植えたらいいのかわからない」
「初心者だから上手に植えられるか不安」
「芝生を植えた後のお手入れがわからない」
と思っている方も多いかと思います。
芝生を植えることに難しい作業はなく、初心者の方でもDIYで簡単に植えることができます。
しかし、正しい方法で芝生を植え、植えた後のお手入れなどもしっかりおこなっていかなくては、せっかく植えた芝生が枯れてしまうおそれもあります。
この記事では、芝生の初心者の方でも簡単にできる芝生の植え方をお伝えしています。
この記事を読んでいただければ、正しい方法で芝生を植え、理想のお庭を作ることができます。
芝生を植えるのは3~5月ごろが適期
芝生を植えるのに最も適しているのは春頃です。
芝生は3~5月頃に根の活動が活発になるため、芝生の根付きがスムーズに完了します。
芝生が1番勢いのあるこの時期に植えるのをおすすめします。
寒くなる直前に芝生を植えてしまうと、寒さで芝生がしっかり根付きません。
また、風で剥がされたり、乾燥したりしてしまいます。
できるだけ、春から初夏にかけて芝生を植えるようにしましょう。
必要な道具
ここでは芝生を植える作業に必要な道具をお伝えします。
切り芝以外にもロール状に巻かれたロール芝もあります。ベタ張りの場合はロール芝でも植えることが可能ですが、それ以外の植え方では切り芝を使用します。植え方に合わせて購入しましょう。
ホームセンターやインターネット通販などで手軽に購入できます。可能であれば、実際に持ってみて自分にあったものを選ぶことをおすすめします。
爪がついていない、板状タイプのものを使用すると、土をならしやすいです。
ホームセンターや園芸店で購入することができます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
芝生の植え方手順
道具を用意したら、芝生を植える作業に入ります。
芝生を植える手順は以下の通りです。順番に、詳しく解説していきます。
- 場所を決める
- 雑草を抜く
- 整地をする
- 排水対策をする
- 芝生を植える
- 目土をする
- 転圧をする
- 水やり
場所を決める
まず初めに、芝生を植える場所を決めましょう。
芝生は日当たりと水はけ、風通しのいい場所で育てましょう。
その中でも、日当たりは特に重要になります。
できるだけ日がよく当たる場所を選んでください。
芝生を植えたい場所の日当たりがあまりよくない場合には、日陰に強い品種を植えるのも1つの方法です。
日陰に強い品種には、以下のものがあります。
- 野芝
- 高麗芝
- ベントグラス
雑草を抜く
芝生を植える部分の雑草を取り除きます。
地上に見えている部分の雑草だけを取り除いても、土の中に雑草の根が残っていると、芝生を植えた後に芝生の隙間から出てきてしまいます。
土を掘り起こして根からしっかり除去しましょう。
草むしりについては以下の記事で詳しく解説しています。是非参考にしてください。
整地をする
雑草処理が終わったら、次は地面の整地をおこないます。
深さ3~5cmほどの深さで土を耕し、平らにします。
この際に、芝生の成長の妨げとなる石ころや土の塊などを取り除いておきましょう。
芝生は水はけのいい土を好みます。
土が粘土質で多湿気味の場合には砂や土壌改良資材などを入れ、水はけをよくしましょう。
腐葉土など堆肥化された有機物が主流です。
排水対策をする
芝生に水がたまらないように、排水対策を施します。
排水口や排水枡など外側に向かってゆるやかに下っていく傾斜を作ります。
作った傾斜はそのままで、スコップやレーキなどを用いて地面を平らにならしていきます。
芝生下の地面にデコボコがあると、へこんだ部分に水が溜まってしまいます。
一度芝生を植えてしまってからデコボコを直すのは難しいため、植える前にしっかり整地をしましょう。
芝生を植える
ここまで終わったら、いよいよ芝生を植えていきます。
排水対策まで終わった土の上に、決めた並べ方で切り芝を植えていきましょう。
芝生の植え方については、4章の芝生の植え方は4種類!で詳しく解説しています。
目土をする
芝生が植えられたら、目土をします。
目土をすることで、芝生の乾燥を防げます。
また、芝生に養分や水分を与え、根付きや発芽を促進する効果もあります。
目土は以下の手順でかぶせていきましょう。
- 芝生に目土を被せる
- 芝生と芝生の隙間を埋めるように目土をなじませる
芝生が完全に隠れてしまわない程度の量で目土をしましょう。
目土については以下の記事で詳しく解説しています。
転圧する
転圧とは、上から力を加えて空気を押し出す作業のことをいいます。
転圧をすることで目土が芝生の間に入り、生育が促進されます。
また、土に芝生を密着させ、芝生の根付きを促進します。
足で転圧していくことも可能ですが、ムラができやすいため、板や芝生専用の転圧ローラーを使用することをおすすめします。
水やり
仕上げに芝生に水やりをおこないます。
最初の水やりは2~3回に分け、まんべんなくたっぷり水をあげてください。
目土が流されないように、水圧の強いシャワーを使用するのは避けましょう。
できるだけ水圧が弱い、ミストのようなシャワーで芝生に負担がかからないように水やりをします。
自分での芝生植えが難しい場合は業者に依頼する
ここまで読んで、「自分では芝生を植えるのは難しい」と感じた方は業者に依頼するのも1つの方法です。
しかし、全国に芝生を植える業者は多くあり、どこに依頼したらいいかわからない方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、お庭110番までお問い合わせください。
弊社には芝生のプロが多く加盟しています。
お客様のご希望にあった芝生のプロをすぐに手配いたします。
お庭110番は全国24時間365日受付対応可能です。
お気軽にお問い合わせください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
芝生の植え方は4種類!
芝生の並べ方には4種類あります。
それぞれの特徴についてお伝えしていきます。メリット・デメリットがあるため、自分にあった方法で植えていきましょう。
ベタ張り
隙間なく全体に芝生を敷き詰めていく方法です。
レンガ積み模様になるように敷き詰めていきます。
ベタ張りの場合は、切り芝以外にロール芝でも植えることが可能です。
ベタ張りは初めから隙間なく敷き詰めるため、全体が埋まるまでの時間も短く、雑草除去などのお手入れの手間もかかりません。
メリットが多いため、迷ったらベタ張りで植えることをおすすめします。
- 芝生が早く仕上がる
- 雑草が生えにくくなる
- 雨でも土が流れにくい
- 多くの芝生が必要になり、費用がかさむ
目地張り
芝生と芝生の間を3〜5cmほど空け、ベタ張りと同様にレンガ積み模様に並べていく植え方です。
順調に生育すれば、4カ月ほどで全体が埋まります。
- 芝生の量が8割ほどで済む
- 芝生が全体に埋まるまでに隙間から雑草が生えてくる
- 全体が埋まるまでに時間がかかる
市松張り
1枚おきに切り芝の大きさ分だけ間隔を空ける、市松模様に芝生を植えていく方法です。
芝生が成長して徐々に隙間を埋めていき、やがて全面芝生が生え揃います。
順調に生育すれば、半年ほどで全体が埋まります。
- 芝生の量が半分ほどで済む
- 全体が埋まるまでに時間がかかる
- 全体に埋まるまでに空いている部分から雑草が生えてくる
すじ張り
芝生を5~10cm程度の幅でカットし、5~10cm程度の隙間を空けて並べていく方法です。
順調に生育すれば、半年ほどで全体が埋まります。
- 少ない芝生の量で済む
- 傾斜地でも無理なく植えられる
- 全体が埋まるまでに時間がかかる
- 全体に埋まるまでに空いている部分から雑草が生えてくる
十文字張りはNG!
目地が十文字になるように植えるやり方は避けましょう。
目地が十字に揃ってしまう際のデメリットには以下のものがあります。
- 雨水が目地に沿って流れ、目土が流れる
- 目土が流れることによって芝生が剥がれやすくなる
- 踏んだときなどに芝生がズレやすい
一見揃って植えられているためきれいに見えますが、デメリットが多くあります。
芝生をしっかり根付かせるには向いていない植え方のため、避けるようにしましょう。
芝生を植えたあとのお手入れ方法
ここでは芝生を植えた後のお手入れ方法についてお伝えします。
芝生を植えてから1〜2カ月は養成期間です。
しっかり芝生を根付かせるためにも、正しい方法でお手入れをするようにしましょう。
できるだけ芝生に入らない
芝生を植えた直後はまだしっかりと根付いていないため、その上を歩くと簡単に芝生が動いてしまいます。
なかなか根付かない原因にもなるため、しっかり根付くまでは芝生の上を歩いたり重たいものを置くのはできるだけ避けるようにしましょう。
水切れに注意!
植えてすぐの芝生はまで根付いていないため、土から十分に水分を吸収する力が弱い状態です。
芝生は乾燥に弱いため、水切れして乾燥してしまうと、枯れてしまうおそれもあります。
芝生の葉が針のように細く丸まっていたら、水切れのサインです。たっぷり水やりをしてください。
しっかりと根付くまでは、乾燥しないように注意しましょう。
芝刈りはしっかり根付いてから
芝生のお手入れの中で芝刈りは欠かせない作業です。
しかし、芝生を植えてからすぐの芝刈りは避けるようにしましょう。
芝生を植えてすぐはまだ芝生の根がしっかり根付いていません。
しっかり根付いていない状態で芝刈り機で芝生を刈ってをしてしまうと、芝生がめくれてしまいます。
せっかく植えた芝生がめくれてしまっては、また初めからやり直しになってしまいます。
芝生がしっかり根付いてから、芝刈りを始めましょう。
芝生が根付いているかどうかは、以下のサインで確認できます。
- 芝生の葉を引っぱっても持ち上がらない
- 芝生の長さが5cmを超えている
芝生は根付くまでに、暖かい時期だと2週間ほど、涼しい時期だと1ヵ月ほどと言われています。
植えてからの期間も目安にしましょう。
芝生のお困りごとはお庭110番まで
「自分で芝生を植えて失敗したくない」「芝生を植えた後のお手入れも任せたい」
という方は、ぜひお庭110番までご連絡ください。
弊社には多くの芝生のプロが加盟しており、芝生を植える以外にも、芝生のお手入れや芝刈りなど幅広く対応しています。
広い範囲から、部分的なお手入れなども承ります。
まずは相談だけしたい、という方も大歓迎です。
相談・見積りは無料※で承ります。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
お庭110番は全国24時間365日【受付】対応可能です。
お客様のご都合のいいときにいつでもお問い合わせください。