「せっかく植えた芝生が茶色くなってしまった。どうしたらいいの?」
芝生の魅力といえば鮮やかな緑色なのに、茶色く変色してイメージと違うお庭になっていませんか。
芝生が茶色くなる原因は病気や害虫によるものだけではありません。
間違ったお手入れの仕方によって、知らず知らずのうちに芝生を弱らせていることもあるのです。
当記事では、芝生が茶色くなる原因と復活方法を徹底解説します!
大切なお庭を美しく保つためにお役立ていただければ幸いです。
芝生の美しさを保つためには、普段から適切に手入れすることが大切。
しかし芝生の手入れには、エアレーションやサッチ取りなどあまり聞きなじみのない独特な作業が多いため、経験のない方は戸惑ってしまうかもしれません。
自分で作業するのが大変なときはプロに任せてみましょう。
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芝生の手入れから芝刈り、芝張りまで幅広く受付対応いたします。
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すでに張ってある芝生が茶色くなる7つの原因と復活方法
すでに張ってある芝生が茶色く変色した場合、考えられる原因は7つあります。
それぞれの対処法も確認していきましょう。
気温と時期が影響している
日本芝(高麗芝、野芝など)と、暖地型西洋芝(バミューダグラスなど)は気温10度を下回ると地上部分が茶色くなり枯れてしまいます。
この現象は冬枯れとよばれ、毎年10月下旬~11月上旬にかけて起こります。
冬枯れは自然なことなので、この時期に茶色く変色した場合は心配しなくても大丈夫。
暖かくなると再び芽を出し元気に育ち始めますよ。
対して寒地型西洋芝(ペントグラス、ブルーグラスなど)は暑さに弱く、特に関東以西の暖かい地域では30度以上の真夏日が続くと茶色く変色して枯れやすくなります。
もし枯れてしまったら、新しく種を撒いて肥料を与え、再び芽が出るのを待ちましょう。
病気にかかっている
本来であれば芝がぐんぐん伸びる時期に、一部が茶色く変色したり、はげたりしている場合は病気にかかっているかもしれません。
芝生がかかりやすい病気と対処法をまとめます。
さび病
葉の裏側に黄白色の斑点が発生します。
悪化するとどんどん広がり、葉が茶色くさびたようになります。
まずは斑点が出ていたり、茶色く変色したりしている葉をすべて取り除きましょう。
そして葉の裏側までしっかりと殺菌剤を散布してください。
高温多湿な環境で発症しやすいため、普段から風通しをよくし、適度な水やりで葉や根に不要な水分を残さないようにするのが大切です。
ダラースポット
菌糸が葉面から侵入することで発症する病気です。
芝が円形状にくぼんだようになり、茶色や褐色、灰褐色に変色します。
4~11月の朝露がある早朝に発生しやすく、放置すると根まで枯れてしまい芝が生えなくなることもあります。
すでにダラースポットにかかっている場合は抗菌剤を散布しましょう。
同じ種類を使い続けると効果が薄くなりやすいため、異なる種類を日ごとに変えて使うと効果的ですよ。
病気の原因になる菌糸は朝露が原因になりやすいため、夕方から夜間の水やりは控えましょう。
また窒素不足も原因のひとつなので、窒素分が多めに含まれた肥料を与えるのも大切です。
ラージパッチ
芝がモザイク状に抜けます。
気温20℃前後かつ雨が降ったあとの日にもっとも発生しやすく、抜けた場所の周りが赤褐色に変色するのが特徴的です。
悪化すると複数の抜け痕が合体し、広範囲にわたって芝が抜けてしまうこともあります。
特に日本芝や暖地型西洋芝がかかりやすい病気です。
すでにラージパッチにかかっている場合は殺菌剤を散布しましょう。
病原菌はパッチの外側にもいるため、外側にも漏れなく散布するのがポイントです。
土壌の排水性や通気性を高めるエアレーション、窒素分少なめの肥料を与えるなどの対策が効果的ですよ。
ブラウンパッチ
ラージパッチと似た症状が出ます。
ただしブラウンパッチは6月上旬から9月下旬にかけて発生しやすく、特に寒地型の西洋芝がかかりやすい病気です。
すでにブラウンパッチにかかっている場合は殺菌剤を散布しましょう。
ラージパッチと同様に、土壌の排水性や通気性を高めるエアレーション、窒素分少なめの肥料を与えるなどの対策が効果的です。
赤焼病(あかやけ病)
7月上旬から9月中旬にかけて発生しやすく、寒地型の西洋芝だけがかかる病気です。
初期のうちは芝生の一部が黄色や灰色、赤褐色に変色します。
症状が進行すると変色した部分がモザイク状に抜けはじめ、数日で広範囲に広がります。
すでに赤焼病にかかっている場合は殺菌剤を散布しましょう。
土壌に大量に水分がたまっていると発症しやすくなるため、水はけや通気性をよくするエアレーションや早朝の水やりで、なるべく土壌が乾燥した状態を保つのが大切です。
害虫に食害されている
芝生が枯れる原因には害虫の存在もあります。
芝生を食害する代表的な害虫をご紹介しましょう。
シバツトガ
特に西洋芝に発生しやすい害虫で、幼虫は芝の新芽を食べてしまいます。
成虫は年2~3回春から秋にかけて発生するため、被害が長く続くところがとても厄介。
芝の密度がまばらになったり、部分的に茶色く枯れたりしたら、シバツトガの存在を疑いましょう。
スジキリヨトウ
芝の葉先を好んで食べる害虫です。
特に草丈が高い葉が狙われやすく、食べられた部分は白く変色します。
大量発生すると芝生全体が食べつくされてしまうことも。
スジキリヨトウも年に何度も発生して晩秋まで被害が続くとても厄介な害虫です。
幼虫はアオムシのような見た目をしていますが、徐々に茶色の斑点模様があらわれて見つけやすくなるので、見つけたらこまめに駆除しましょう。
コガネムシ類
幼虫は地中に穴を掘って潜り込み、芝生の根を食べてしまいます。
根を食べられた芝生は生育不良を起こし、ひどくなると枯れてしまうこともあります。
成虫は初夏から秋にかけて、幼虫は夏から翌春にかけて発生するため、この時期はたい肥のなかや土のなかに潜んでいないかこまめにチェックしましょう。
肥料を与えすぎた
芝生の健やかな成長に肥料は欠かせない存在。
しかし、肥料の濃度が濃すぎたり、量が多すぎたりすると逆効果になってしまいます。
肥料が原因で芝生が枯れてしまうことを「肥料焼け」といいます。
肥料焼けを防ぐためのポイントは、固形肥料の場合はパッケージにかかれている散布時期と量を、液体肥料の場合は散布時期と決められた希釈の数値を守ることです。
散布したあとに液体肥料の希釈ミスに気付いた場合は、水をたくさんかけて洗い流しましょう。
固形肥料の場合は土を可能な限り取り除き、入れ替えることで対処できます。
芝生を早く復活させたいからといって新たに追肥してしまうと、さらに状況が悪化するおそれがあるので、まずは今ある余分な肥料を取り除くことを優先してくださいね。
芝刈りの方法を間違えた
芝刈りをしたあと、芝生が茶色になってしまった!という経験はありませんか。
それはもしかしたら「軸刈り」をしてしまったのかもしれません。
芝生の生長点は根元に近い茎にあります。
いちどの作業で芝刈りを終わらせようとして根元(生長点より下)まで刈ってしまうと、光合成をする葉がなくなり、栄養が足りなくなって茶色く枯れてしまうのです。
芝を刈るときは作業を小分けにして、少しずつ刈り取りながら目標の高さに整えていきましょう。
刈り取る高さは芝生全体の長さに対して上から1/3までが基本です。
広い敷地の芝刈りや体力に自信のない方など、おひとりでは大変な場合はお庭110番にご相談ください。
プロがお客様の代わりに芝刈りをおこない、お庭を美しく整えます。
まずは無料の相談窓口までお気軽にお電話くださいね。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
除草剤の種類を間違えた
芝生にも雑草が生えるため、雑草対策は欠かせません。
そこで役立つのが除草剤です。
しかし、除草剤にもさまざまな種類があるため、商品選びを間違えると芝生を枯らしてしまうこともあります。
詳しくは「安全で効果的な除草剤の選び方」で解説しているので、あわせて読んでみてください。
芝を張ってすぐに強く踏みつけた
芝生を枯らしてしまう原因として意外に多いのが踏みつけです。
特に芝生を張った直後はまだ根付きが浅いため、強く踏みつけてしまうと生育不良を起こして枯れてしまうことも。
芝生を張ったあと1ヶ月程度は強い負荷をかけないように注意しましょう。
踏みつけた場所に重点的に水やりなどをしても再生しない場合は、芝生をはがして新しく種を撒くか、思い切って張り替えるのがおすすめです。
張ったばかりの芝生が茶色くなる原因と復活方法
張ったばかりの芝生が茶色くなるのは、きちんと根付かなかったのが原因です。
芝生の根付きが悪くなる原因と復活方法とあわせて確認していきましょう。
土壌が芝張りに適していなかった
よくあるのは、土壌が芝生を植えるのに適していなかったケース。
水はけが悪い土壌では芝生はうまく根付きませんし、耕していない固い土壌には根を張れません。
芝を植える前に土壌をしっかりと耕し、水をまいて水はけを確認しておくとよいですね。
土壌の水はけが悪い場合は、土に芝生用の堆肥を撒き、川砂を混ぜてみましょう。
川砂は砂と粘土が混ざったものです。
砂だけの土よりも根を張りやすく水はけや通気性もよいのでおすすめです。
水やりと目土が足りなかった
芝張り直後の水やりや目土が足りなかったケースもあります。
植え付け後すぐはまだしっかりと根が張っておらず、水の吸収力も弱いため、こまめにたっぷりと水を与えましょう。
春と秋は午前中に1回、真夏は午前中と夕方の1日2~3回を目安に水やりするのがおすすめです。
水やりとあわせて目土をするのも大切です。
目土は芝生の栄養源になるだけでなく、根元を乾燥から守る役割もあります。
芝生が茶色くなった部分(根付かなかった部分)に目土を擦り込みましょう。
手やほうきなどをつかってしっかりと擦りこんでくださいね。
プロの力を借りて美しい芝生を取り戻そう
芝生が茶色くなった原因がわからない場合はお庭110番にご相談ください。
お庭110番はお客様のあらゆるご要望にお応えできるように、全国のさまざまなお庭業者と提携しております。
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正しい芝張りは芝生を健康的に育てる第一歩
芝生を健康的に育てるためには最初の下地(土壌)作りが大切です。
先ほども触れたように、土壌が悪いと芝生がきちんと根付かず育たなかったり、枯れたりすることがあります。
水はけの悪い土壌は病気の原因にもなるため、最初にしっかりと土壌改良をしておきましょう。
芝生の下地作りから芝張りまでの各作業の手順は「初心者でもできる芝張りの手順」をご覧ください。
再確認!芝生のお手入れやることリスト
芝生のお手入れは大切だとわかっていても、経験が増えるほど時期ややり方が自己流になりがち。
ここであらためて、芝生のお手入れスケジュールを再確認しましょう。
日本芝も西洋芝も時期が異なるだけでおこなう内容は同じです。
各作業の内容は「高麗芝の手入れと作業内容」をご覧ください。
【日本芝(高麗芝)のお手入れ表】
【寒地型西洋芝のお手入れ表】
芝生のお手入れや芝張りはお庭110番にお任せください
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