【五葉松の剪定】図解で簡単!美しく健康に育てるためのお手入れ方法と時期

五葉松 剪定

五葉松は、日本原産のマツ科マツ属の常緑針葉高木で、その名の通り、1つの葉の付け根から5本の葉が生えます。寺社仏閣をはじめとする、日本庭園には欠かせない樹木であり、多くのご家庭でも大切に育てられている樹木です。

そんな五葉松の美しい樹形を維持するためには、年に2回、季節に合わせておこなう剪定作業が欠かせません

松の木は、ほかの樹木に比べて剪定が難しいといわれているのですが、それは、ただ枝を切るだけでなく、生長に合わせて新芽や葉を取り除く必要があるからです。

ここでは、五葉松の剪定に適した時期と自分で剪定する方法、業者に剪定を依頼した場合にかかる費用をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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目次

五葉松の剪定に大切な理由と準備

五葉松の剪定は、樹形の美しさを保つだけのためではありません。それ以外にも、以下の2点のようなメリットがあるのです。

  • 害虫予防
  • 生長促進

松は一年を通して青々とした葉をつけていることからも、長寿を象徴する縁起ものとしても古来より日本人に愛されてきました。

なかでも、クロマツやアカマツに比べて、五葉松は樹齢が長く生長が緩やかという特徴があります。大きく美しい五葉松を育て上げるためには、日当たりのよさと害虫被害にあわないことが不可欠です。

剪定で枝を減らすことによって、木全体に日光が当たり、風が通るようになります。五葉松はもともと害虫に強いですが、ジメジメした隠れ場所がなければより害虫が住みつきにくいですし、日当たりのよい場所を好むので、生長を促すことにもつながります。正しい方法で剪定をおこない、健康な木を育てるよう心がけましょう。

剪定する前に用意するもの

春におこなう剪定

まず、剪定で必要になるものは、枝葉を切るためのハサミです。いくつか種類があるので、用途を確認して必要なものを用意しましょう。

剪定バサミ

五葉松の剪定では、芽を確認しなから切ることが必要なので、先の細い剪定ハサミを用意しましょう。

枝切りバサミ

細かい部分ではなく、少し太い枝なども切れるハサミです。先の細いハサミだけで樹形を整えるのは難しいので、太い枝葉に対応しているものも用意しておく必要があります。

高枝切りバサミ

五葉松は高さ30メートルにまで生長することもある樹木です。庭木の高さに応じて、高所の剪定に対応する道具も必要になります。

こういった園芸用品はホームセンターなどで簡単に購入できるものばかりです。安いものであれば1,000円以下で購入できるものもあり、高額なものでも7,000円ほどで入手できます。

ハサミの種類について、どれを選んだらよいか自分では判断がつかないときは、店員さんに「こういう用途で使用したい」と相談してください。適切なものを選んでくれることでしょう。五葉松を生育していると伝えてみるのもよいかと思います。

また、剪定をする際は、服装にも気をつけなければなりません。松の剪定を難しくしている要因のひとつに松脂(まつやに)があります。この松脂はロジンバッグのような滑り止めの原料に使われるほど粘り気があり、剪定の際に付着してしまうと取るのが非常に厄介なものなのです。

そのため、万が一付着してしまう可能性を考えて、服装は処分してもよいものにしましょう。手や髪などにも付着しないように、防護するための手袋や帽子もあるとよいです。

すでに持っている衣類のうち処分してもよいものを用意すれば、とくに費用がかかることもないので、金銭面の心配をする必要もありません。

五葉松剪定で大事なのは“時期に合わせた剪定”

五葉松は、春と冬にそれぞれ異なる方法で剪定をおこなうことが求められる庭木です。枝葉のバランスを整えるだけでなく、新芽の数を調整するなどの剪定方法もあります。

松の剪定は、ほかの樹木に比べて難易度が高いといわれていますが、自分で剪定してみたいという方は、以下を参考にして挑戦してみましょう。

春におこなう剪定

春におこなう剪定

春の剪定は4月~5月ごろにおこないます。「新芽(みどり)摘み」とも呼ばれる作業です。松の新芽を「みどり」といい、春の剪定では不要な新芽を取り除きます。

春~初夏は新芽が育つ季節ですが、すべての新芽が勢いよく生長するわけではありません。そのため、新芽摘みはこれからどの枝を伸ばしていくのかを決めて今後の樹形に大きな影響を与える非常に重要な剪定なのです。

五葉松の剪定(4月~5月ごろ)

松の新芽は、すべての枝にバランスよく出てくるわけではありません。場所よっては、1本の枝から6、7本の新芽が出てくることもあります。

しかし、そのまますべての新芽を残してしまうと、樹形が崩れるだけでなく、日光が当たらない葉が出てしまうのです。そのため、1本の枝に新芽が2、3本になるように整理しましょう。

冬におこなう剪定

冬におこなう剪定は、「揉み上げ」と「透かし剪定」といわれるものです。11月初旬~2月中旬におこないます。

「揉み上げ」は古い葉を手で落としていく作業です。揉み上げで古い葉を落とすことにより、すべての葉に日光が当たるようにします。

五葉松の剪定(11月~2月)

さらに、必要に応じて揉み上げとあわせておこなうとよいのが「透かし剪定」です。透かし剪定とは、密集している枝や葉を落としていく作業のことをいいます。樹形のバランスを整え、これまで日光が当たっていなかった葉や幹への日当たりをよくしましょう。

また、芽の生長力を整えるために、葉すかしをおこなうのもおすすめです。松は葉が多いほど枝が活発になります。そのため、人の手で調整しないと葉の量が左右で異なるようなアンバランスな松ができてしまうのです。葉すかしをして、長さのそろった美しい葉を生長させましょう。

五葉松の葉すかしの目安

葉すかしの目安は、枝に3束の葉が三角形に残るようにすることです。五葉松の葉は5本で1束なので、減らしすぎないよう注意して作業をしてください。

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五葉松の剪定は松のなかでも大変

松の剪定ができれば一人前の職人といわれるほど、松の剪定は難しく、それに加えて手間がかかります。職人に依頼しても、大きな松だと剪定に数日かかることもあるほどです。

なかでも、五葉松の剪定はとくに大変だといわれています。それは、ほかの松に比べて、葉が細かく、密集して伸びているため、より手間がかかるからです。

また、高さのある五葉松の剪定には、脚立を使わなければならない場合もあるため、落下して負傷するといった危険性もあります。自分で剪定作業ができるほど時間がない、ご自身で安全に作業することが難しいのであれば、迷わず業者に相談しましょう。

自分でおこなう剪定にはこんなリスクが!

害虫予防

五葉松の剪定の難しいところは、手間がかかることだけではありません。剪定に失敗してしまうと、樹形が崩れて見た目が悪くなってしまううえに、害虫の被害にあうおそれがあります。

さらに、枝葉が密集した状態だと光合成の効率が悪くなり、部分的に枯れてしまうことも考えられるのです。

また、高所作業による事故やケガの危険性もあります。あまり、剪定に慣れていないのであれば、高さのある五葉松の剪定作業はやめておきましょう。

五葉松に起こりうる病害虫被害

五葉松は、基本的には病害虫に強いといわれています。しかし、強いといっても病害虫による被害がまったくないというわけではありません。

葉が変色したり葉を食べられてしまったり、幹に穴を開けられてしまったりすることがあります。被害にあうおそれのある病害虫について解説してきますので、症状や対策を確認しておきましょう。

病気

すす葉枯れ病

葉の先端や真ん中あたりが褐色に変色して枯れてしまう病気です。冬の寒さや春の乾燥、梅雨の雨などによって根が傷んでしまうと発生するようです。

定期的に薬剤散布することで処理は可能ですが、育て方次第で予防することもできます。水はけのよい土に変えたり日当たりが悪くならないよう剪定をおこなったりして万全の対策をおこないましょう。

赤枯れ病

苗木に発生しやすいので、松を育てはじめたばかりの方に注意していただきたい病気です。名前の通り葉が赤などの褐色に変色して枯れてしまいます。雨や風で菌が移るようなので、梅雨の時期にあわせて予防用の薬剤を散布しておくとよいでしょう。

害虫

マツカレハの幼虫(マツケムシ)

松の葉を食い荒らし、五葉松の葉の間で越冬します。マツケムシの食害で木が弱ってしまうと、ほかの害虫もつきやすくなり、五葉松が枯れてしまうおそれがあるのです。「揉み上げ」をおこなうことで葉の間での越冬ができなくなるので、隅々の葉まで揉み上げをおこないましょう。

マツノキハバチ

5~6月ごろに発生する害虫で、幼虫が群れをなして五葉松の葉を食い荒らしたり、葉の組織のなかに卵を産みつけてしまったりすることがあるのです。

マツノカサアブラムシ

五葉松の枝や幹に穴を開けるなどして寄生します。マツノカサアブラムシに寄生されてしまうと、木の成長が止まり、枝は衰弱して枯れてしまう危険性があるのです。白い綿状分泌物を見つけた場合、マツノカサアブラムシが寄生しているかもしれません。

このように、害虫被害によって五葉松の成長が阻害され、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。葉が混みあって害虫が棲みつく場所がつくられないように、適切な剪定をおこないましょう。

ただし、木が大きくなればなるほど細かいところまで徹底的に剪定をおこなうのは大変な作業になります。自分でおこなうことに限界を感じたら、プロに依頼して隅々まで綺麗に整えてもらいましょう。

弊社では、松の木1本からでも対応可能な剪定業者をご紹介します。少しでも手間を減らして業者を探したいという方はぜひご利用ください。

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五葉松剪定を業者に依頼した場合の費用

ここまで五葉松には定期的に適切な剪定が必要とお伝えしてきましたが、昔から五葉松をはじめとする松は「金食い虫」という悪名で呼ばれることがある植物です。業者に剪定を依頼したらどのくらいの費用がかかるのかも知っておくとよいでしょう。

剪定職人に依頼すると、日当で23,820円、時給で1,595円が目安です。また、庭木の種類や本数で料金を決めている業者もあります。しかし、松は形や大きさがものによってバラバラなため、見積りを取らなければ料金がわからないという場合が多いです。

※掲載金額は剪定を請け負っている業者5社のホームページなどに記載されている料金の平均値を算出したものです。(2020年10月時点)

詳細な料金を出すなら現地見積りを依頼しよう!

詳細な料金を出すなら現地見積りを依頼しよう

庭木の剪定では、さまざまなケースに応じて料金が変わってきます。先にも説明しましたが、五葉松を含む松の木の剪定は樹形も大きさもものによって異なるため、電話やメールでの相談だけで明確な料金を提示することがとくに困難です。細かい料金を知りたいという方は、現地調査をしたうえで見積りを取りましょう。

弊社なら、土日祝日を含め、24時間365日相談可能で、現地調査と見積り無料の業者をご紹介することもできます。五葉松の剪定でお困りであれば、弊社を利用してプロへの依頼をご検討ください。

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