銀杏の剪定時期と方法を解説|お手入れをしてイチョウの葉を楽しもう

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銀杏を剪定でスッキリとしたきれいな樹形にしたいなら、「武者立ち」という仕立て方がおすすめです。武者立ちは主幹を途中で切って脇枝を上に伸ばさせる形の仕立て方です。この形にすることで銀杏が上に大きく伸びすぎるのを抑え、枝の量を適度に減らしてバランスのよい形に整えることができるのです。

当記事では銀杏の剪定方法や剪定時期を解説しています。また、業者に剪定を依頼した場合の費用相場も解説しているので、参考にしてみてください。

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目次

銀杏の木の剪定方法や時期について解説

銀杏の木は高木の落葉樹です。9月~11月ごろに実(銀杏:ギンナン)が熟れて落ちます。また銀杏の木は、秋になると葉が黄色く色づくのが特徴です、樹高は20~30mほどまで伸びるので、公園や街路樹によく使われています。

また剪定しなくても樹形は崩れにくいといわれていますが、生長が盛んで大きくなりやすいです。そのため、剪定して樹高を調節していくことが大切です。この章では、銀杏の木の剪定時期や方法について解説していきます。

剪定時期

剪定時期

剪定時期は芽吹く前の2月~3月ごろと、落葉後の11月ごろにおこないましょう。落葉樹は、冬が来る前に葉っぱを落とし休眠します。冬は葉が落ちているので、枝の混み具合がわかりやすく剪定しやすくなるのです。落葉樹は夏に強い剪定をすると、木にダメージがかかるので避けましょう。

剪定方法

銀杏を剪定する場合、「武者立ち」という仕立てにすることがよくあります。武者立ちは幹が途中から細く枝分かれし、フォークのような形にする仕立て方です。こうすることで銀杏の木の高さを抑え、コンパクトにすることが可能です。武者立ちの手順と剪定の仕方は、以下を確認してください。

1.摘芯

木の中心になっている幹の頂点部分には生長点といって、真上へ向かって伸びるための組織があります。この部分を切り落としてしまうのが「摘芯」という剪定方法です。さらに適度な高さの位置で、主幹を思い切って切り落としてしまいましょう。これをすることで、主幹はその位置より上へ伸びることができなくなります。

2.切り詰め剪定

木の幅を小さくするために、太い枝を適度な長さの位置で切るのが「切り詰め剪定」です。芽の少し上の位置で切ると切った部分が枯れこみにくく、新しい枝が伸びやすくなります。この新しい枝が、主幹の代わりに上に向かって伸びるようになるのです。

1年目の剪定作業はここまでで終わりです。摘芯の際にも切り詰め剪定の際にも、大きな切り口をそのままにしておくと菌に感染して病気になるおそれがあるので、切り口には癒合剤を塗っておきましょう。

3.透かし剪定

翌年以降には、切った枝の脇から小さな脇枝がたくさん生えているはずです。枝の中に枯れた枝や病気の枝、内向きや下向きに伸びる枝、ほかの枝に絡みつく枝などがあれば、枝のつけ根から切り落とします。これらの枝は木全体の健康を阻害したり、樹形を乱したりするからです。このように不要な枝をつけ根から取り除いてしまうのが、「透かし剪定」です。

4.切り戻し剪定

ある程度理想の樹形に整ったら、それ以降は「切り戻し剪定」をします。枝を途中で切るという点は切り詰め剪定と同じですが、切り戻し剪定はその年に伸びた分を元に戻すように、枝の先端部分だけを切る軽めの剪定です。

一度大きさと樹形を整えたら、それ以降はその年の適切な時期に、透かし剪定と切り戻し剪定を必要に応じておこなっていきましょう。そうすることで、同じ大きさと樹形を維持することができます。

剪定するときの注意点

銀杏を素手で触るとかぶれることがあるので、剪定するときはビニール手袋をはめてからおこないましょう。

「自分で剪定しようと思ったが難しそう」というかたや「銀杏を触ってかぶれるのはいやだ」というかたは業者に剪定を依頼するのがよいでしょう。業者に依頼をすれば、きれいに仕上げてくれます。

また銀杏の木は強剪定も耐えられるといわれていますが、木へのダメージが大きいので、剪定は業者におまかせしたほうがよいでしょう。弊社では、銀杏の木の剪定に対応が可能な業者のご紹介をおこなっております。お見積りは無料となっておりますので、お気軽にご相談ください。

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銀杏の木の育て方について

銀杏の木の育て方について解説していきます。銀杏の木は、病気や害虫には強いといわれており、丈夫なのであまり手間はかかりません。しかし、元気に育てていくためにポイントがありますので確認していきましょう。

置き場所・日当たり

置き場所・日当たり

日当たりのよい場所で育てましょう。暑さや寒さに強く乾燥にも強いといわれています。また、銀杏の木は大きく生長するので、庭で育てる場合は広い場所が必要です。一般的には地植えで育てられています。

適した土

庭植えの場合は、とくに土質は問いませんが、乾燥しやすい土は避けたほうがよいでしょう。また、鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使うのがよいです。

水やり

庭植えの場合は降雨だけでも大丈夫です。しかし、日照りが続く場合は、水やりをおこないましょう。鉢植えの場合は、土が乾いたら水やりをおこなってください。乾燥を嫌うので水やりは必要ですが、逆に水を与えすぎると根が腐るおそれがあります。

肥料

銀杏の木は根を広く張るので、土からたくさんの養分を吸収できます。そのため肥料はあまり必要ありません。1~2年に一度、冬にリン酸を主体とした肥料を与えるとよいでしょう。また、窒素が多いと葉が黄色く色づかなくなるので注意が必要です。

植え付け

植え付けに最適な時期は、3月~4月ごろです。鉢植えの場合は土をやや高めに盛り、真ん中に植え付けていきます。植え付けをしたあとは支柱を立てて、幹がまっすぐなるようにしましょう。また、庭植えの場合は、苗よりひと回り大きな穴を掘って、腐葉土を混ぜてください。

銀杏の木の育て方でお困りの際は、業者に相談するのもよいでしょう。弊社では、剪定はもちろん消毒や、植裁・移植の相談も受け付けております。相談いただきましたら、お客様のご希望に応じた業者の手配が可能です。

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業者に依頼するときの費用相場

銀杏の木は樹高が高くなるので、自分で剪定しようとすると高所から落ちてケガするおそれがあります。樹高の高い木を安全に剪定するためには、業者に依頼するのがおすすめです。また業者に依頼すれば、剪定で出た枝葉のゴミの後片付けもおこなってもらえます。

費用相場

費用相場

剪定の費用は、木の高さによって異なりますので見ていきましょう。

  • 低木(~3m):約3,000円~4,000円
  • 中木(3~5m):約6,000円~8,000円
  • 高木(5~7m):約1万5千円~2万円
  • 7m以上の木:別途見積り

また、剪定の費用以外にもゴミ処理費用や出張費用、駐車費用がかかってくる場合があります。ゴミ処理費用の相場は、ゴミ袋(45L)1つあたり約500円、軽トラック1台分だと約3,000円~8,000円ほどかかるということを覚えておきましょう。

剪定費用を安くしたいなら、相見積りがおすすめです。2~3社から見積りを取って比較してみると、費用や対応の仕方などを比較することができます。業者探しでお困りのさいは、弊社へご相談ください。

弊社では、銀杏の木の剪定に対応が可能な業者のご紹介をしております。お電話またはメールでご相談いただきましたら、お客様のお近くの剪定業者をすばやく手配いたします。

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