エゴノキは手が加えられていない自然樹形が美しく、和風洋風どちらの庭にもよくなじみます。
初夏には可愛らしい白い花を咲かせることから、シンボルツリーとしても人気です。
今回はエゴノキをシンボルツリーに選ぶことを検討している方に向けて、エゴノキの魅力や育て方などの情報をお届けします。
ぜひ、参考にみてくださいね。
当記事を読んで、「もっとエゴノキについて詳しく知りたい!」と思った方や、「いちどプロの意見も聞いてみたい」と思った方は、ぜひお庭110番にご相談ください。
- エゴノキの魅力
- エゴノキを育てる際の注意点
- 園芸品種アカバナエゴノキの特徴
自然樹形が美しいエゴノキはお手入れしやすい
エゴノキは最大樹高4~10メートルほどの落葉樹です。
比較的大きく育つ樹木ですが、生長しても幹が太くならない特徴があり、細い幹から四方に枝が伸びて枝や葉の流れが自然に整います。
手を加えなくても自然な形に育つため、お手入れや剪定の手間があまりかかりません。
普段忙しくてまとまった時間をとれない方や、植物の栽培が初めての方にもおすすめです。
日本全国の雑木林に多く自生している樹木でもあるため、病害虫に強く丈夫な特徴もありますよ。
美しい緑色の葉も魅力のひとつ
エゴノキは美しい緑色の葉も魅力のひとつです。
春から初夏にかけてはやわらかい緑色に、夏の間は太陽の光をたくさん浴びた濃い緑色の葉に変わります。
5~6月頃になると、葉と白色の花を同時に楽しめるようになりますよ。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
春先には白色の可愛らしい花が咲く
5~6月頃になると、下向きの白い花がたくさん咲きます。
品種によってはピンク色の花が咲くこともあります。
花は星形で甘い香りを放ち、風が吹くとくるくると回りながら落ちていく姿がとても優雅です。
花言葉は「壮大」「清楚」
エゴノキの花には「壮大」「清楚」という花言葉がついています。
「壮大」の由来は、小さな花が枝先にたくさん集まって咲く特性により、遠くから見ると樹木全体が花に覆われているように見えることです。
「清楚」の由来は白い花の見た目やサイズにあります
どちらもお庭に植えるのにぴったりの花言葉ですね。
エゴノキを植えれば、花言葉のようにお家を可憐に美しく彩ってくれるはずです。
エゴノキをシンボルツリーに選ぶときの注意点3つ
ここまでエゴノキの魅力をお伝えしてきました。
しかし、エゴノキをシンボルツリーに選ぶ際には、ぜひ知っておいていただきたい注意点もあります。
あとで「こんなはずじゃなかった……」とならないように、3つの注意点を確認しておきましょう。
落葉樹なので秋冬は落ち葉掃除の必要あり
エゴノキは冬の休眠期に入ると葉が落ちる落葉樹です。
そのため、秋から冬にかけては必然的に落ち葉掃除をする手間が発生します。
エゴノキを植える場所が落ち葉を掃除しにくい場所しかない場合や、そもそも「落ち葉掃除が面倒」な方には向いていないかもしれません。
虫こぶができやすい
エゴノキは虫こぶができやすい樹木として知られています。
虫こぶは、植物に発生した害虫の刺激で細胞が傷ついて、葉や枝が異常に生長したり奇形化したりする現象です。
虫こぶが大量発生すると生育が阻害されて植物自体が枯れてしまうこともあります。
エゴノキの虫こぶの原因になる害虫は、エゴタマバエとエゴノネコアシアブラムシです。
エゴタマバエは、エゴノキの葉の裏に卵を産み付けます。
卵を産み付けられたことが刺激となって、エゴノキハヒラタマルフシとよばれる虫こぶができます。
エゴノネコアシアブラムシは、エゴノキの芽から養分を吸い取ります。
養分を吸い取られたことが刺激となって、エゴノネコアシフシとよばれる虫こぶができます。
虫こぶができないようにするには、まず害虫を発生させないことが第一です。
そのためには、普段からきちんと剪定などのお手入れをしておく必要があります。
自分で手入れをおこなうのが難しい場合は、業者に頼んで作業してもらいましょう。
剪定業者をお探しの際は、ぜひお庭110番にお電話ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
エゴノキの実の皮には毒がある
エゴノキの花が咲き終わったあとになる実の皮にはエゴサポニンという成分が含まれています。
エゴサポニンには毒性があり、体内に入るとじんましんや胃粘膜の炎症などを引き起こすことがあるため、興味本位で口にいれるのはやめておきましょう。
特に小さな子どもやペットがいるご家庭では、植える場所などに注意して、できるだけエゴノキに近づかせないように対策しておくのが安全です。
エゴノキの品種は4種類!人気はピンクチャイム
エゴノキの長所短所を理解して、シンボルツリーとして育てることを決めたら、次はいよいよ品種選びです。
雑木林などに自生している野生種も含めると以下の4種類の品種があります。
- アカバナエゴノキ(ピンクチャイム)
- オオバエゴノキ
- シダレエゴノキ
- ベニガクエゴノキ
このなかでホームセンターや通販などで購入しやすいのは、園芸種のアカバナエゴノキ(ピンクチャイム)です。
特徴や魅力を詳しく見ていきましょう。
アカバナエゴノキ(ピンクチャイム)の魅力
アカバナエゴノキ(ピンクチャイム)は、ピンク色の花を咲かせます。
白い花を咲かせる通常のエゴノキよりも華やかさがあるため、シンボルツリーとして植えればより美しくお庭を彩ってくれますよ。
アカバナエゴノキは通常のエゴノキよりも樹高が低くなりやすく、最大3~5メートル程度です。
さらに、ゆっくり生長する特徴があるため、狭いお庭のシンボルツリーにもおすすめの品種です。
ただし、葉が小さく根元に直射日光が当たりやすい注意点もあります。
対策としては、根元にグランドカバープランツを植えるのがおすすめです。
樹木の植え付けや剪定はプロにお任せするのもおすすめ
エゴノキをシンボルツリーにすると決めたら、植え付けをおこないましょう。
植え付けは今後の植物の生長を左右するとても大切な作業です。
日当たりや土質など、エゴノキにあった環境を探して植え付けましょう。
「自分ひとりでは少し不安……」
「うまくできるかどうか心配……」
そんな方は植物のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
お庭110番では、優良な剪定業者を多数ご紹介しております。
シンボルツリーの植え付けはもちろん、剪定などの日常のお手入れにも対応可能です。
どうぞお気軽にご連絡ください。