「庭木を伐採したいけど……伐採費用が気になる。伐採した木の処分費用まで含めるといくら?」
いざ伐採しようと費用を調べても「高さによる?立地による?抜根ってなに?!」と迷うことがたくさん書いてありますよね。
「相場を知って、うちの伐採費用を知りたいだけなのに……」とお困りではありませんか?
そこで今回はお庭110番の加盟店にアンケートをおこない、伐採費用の平均相場を調べました。
結果は以下のとおりです。
伐採費用 | 約2~5万円 |
伐採した木の 処分費用 | 約1万円 |
※1シェアリングテクノロジー株式会社の加盟店23社にアンケートを送付。
返信のあった14社の加盟店が提示した、伐採費用の平均を算出。
各サービス内容は依頼状況や地域などさまざまな条件によって変更される場合があります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
例えば伐採費用と伐採した木の処分費用の合計は、約3~5万円になります。
また、切り株を取り除く抜根まで依頼する場合はさらに抜根費用も必要です。
なぜ伐採費用に価格の差が出るのか?これは伐採費用が高くなる3つの理由が関係します。
伐採費用が気になる方は、なぜ伐採費用が高くなるか?知っておきましょう。
なぜなら庭木は木によって伐採費用が変わるため、高くなる理由を知っておかないと「予想よりも高かった!安かったけど思ってた作業と違った」など思いがけない結果に終わるからです。
そこでこの記事では伐採した木の処分費用や抜根費用など、伐採にまつわる費用について詳しく解説します。
おもにこの記事では以下のことを解説します。
- 伐採費用や伐採した木の処分費用など伐採にまつわる費用の詳細
- 伐採費用が高くなる3つの理由
- 伐採費用や伐採した木の処分費用を安くするコツ
この記事を読めば、伐採費用に関する疑問がなくなります。
さらに伐採費用を抑えるコツも掲載しているため、伐採費用でお悩みならこの記事が役立つはずです。
ぜひ気になるポイントを読んで疑問を解消してください。
伐採+伐採した木の処分費用の合計は約3~5万円
伐採費用は伐採する条件や業者によって、価格が変動するため一概にいくらといえません。
そこで今回は例として、お庭110番の加盟店に調査した伐採費用をご紹介します。
伐採費用は木の高さによって料金が定められていることが多いため、木の高さごとに費用を以下のとおりまとめました。
3m未満
- 伐採費用
-
16,464円
- 処分費用
-
10,731円
- 合計
-
27,195円
3m以上5m未満
- 伐採費用
-
28,714円
- 処分費用
-
10,731円
- 合計
-
39,445円
5m以上
- 伐採費用
-
41,786円
- 処分費用
-
10,731円
- 合計
-
52,517円
※1シェアリングテクノロジー株式会社の加盟店23社にアンケートを送付。
返信のあった14社の加盟店が提示した、伐採費用の平均を算出。
各サービス内容は依頼状況や地域などさまざまな条件によって変更される場合があります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
伐採費用は、木の高さで変わります。
低い木なら伐採費用は約2万円、処分費用を入れても約3万円程度で済みます。
木の高さの目安は建物の1階ぐらいの高さが3m、建物の1階の屋根を超えるものが5m以上です。
ではお庭110番の伐採費用や伐採処分費用について、詳しく解説します。
伐採費用は約2~4万円
お庭110番の加盟店による伐採自体の作業費は、約2〜4万円となりました。
ただし伐採費用は業者によって異なり、費用の算出方法も業者によって変わります。
お庭110番以外の他の業者は、以下のような基準で費用を算出しています。
造園業・大手ホームセンター
木の高さ×伐採する木の本数で算出
便利屋
作業員1人の人件費×人数×作業時間や独自のメニュー表で算出
シルバー人材センター
日給+事務費、作業時間+道具使用料金など地域によって異なる
伐採作業は危険なためシルバー人材センターでは、伐採作業はおこなっていない地域があります。
また上記は一例であり、該当の業種であっても会社によって算出方法が異なる場合があるため確認が必要です。
伐採した木の処分費用は約1万円
伐採した木の処分費用は約1万円(10,731円)です。
木の処分費用は、伐採した木の量に左右されます。
伐採した木はトラックで運ぶため、トラックの大きさや数が重要になります。
軽トラ1台ならいくら、2tダンプ1台ならいくらと量で処分費用が決まることが多いです。
ただし伐採作業で出るゴミの量は木の状態によるため、最終的な費用は業者の見積り次第となります。
伐採した木の処分費用は木の量にもよりますが、約1万円と思っておきましょう。
伐採に関する費用は以上です。
次の章では伐採費用が高くなる理由を伐採業者の話とともに、詳しく解説します。
伐採費用が高くなる3つの理由
ここからは伐採費用が高くなる理由を解説します。
伐採費用が高くなる理由はおもに以下のとおりです。
- 木の高さ・木の種類
- 傾斜などの特殊伐採
- 伐採作業以外にかかる追加費用
木の高さや種類、特殊伐採によって伐採作業の難易度が変わります。
高い木やトゲなどで伐採しづらい木、また伐採しづらい立地では作業の難易度が上がり、どうしても伐採費用もかさみがちです。
また伐採は木を切って終わりではなく、伐採後の後始末も必要なため追加費用を考えなくてはなりません。
では詳しく解説します。
木の高さ・木の種類
伐採費用は木の高さによって重機を使用したり、木の種類によっては処分費用がかかったりするため、高さや種類によって費用が高くなりがちです。
高い木ほど伐採作業の難易度が上がるため、重機などが必要になり費用も高くなりがちです。
平成27~28年の林業従事者で亡くなった方のうち、約60%が伐採作業をおこなっている最中の事故でした。
安全に作業をおこなうため重機を使用することがありますが、重機を使用すると燃料費などが追加されます。
他にも木の種類によっては木にトゲが生えたり、枝が絡みやすくなったり、伐採がむずかしくなります。
お庭110番の加盟店に「木の種類が伐採・剪定・処分費用に影響するか?」を質問したところ、以下の回答がありました。
トゲのある柚子やシュロの伐採・剪定・処分は1.5倍かかる
松は1mごとに1万円加算で計算している
メタセコイヤは成長力が強く、背が高いため費用も高くなる
竹の処分費用は、他の木より1.5倍高くなる
※2シェアリングテクノロジー株式会社の加盟店23社にアンケートを送付、返信のあった14社の加盟店の回答を参考。
ただしあくまで木の状態によるため、上記の木の種類であっても必ず費用が高くなるわけではありません。
木の状態によりますが、高い木や伐採がむずかしい種類の木は費用が高くなりがちと覚えておきましょう。
傾斜などの特殊伐採
特殊伐採とは重機などで木を吊りながら伐採する、通常の伐採方法とは異なる作業のことです。
特殊伐採は通常使わない重機や方法で伐採をおこなうため、その分費用がかかります。
特殊伐採の例としては、傾斜地に生えた木の伐採で、クレーンで支える必要がある場合です。
クレーンを使用すれば木を切るだけでなく、燃料費や運転手の人件費がプラスされます。
今回「クレーンを使用した場合作業費用がいくら変わるか?」を調査したところ、伐採費用に加えて1日平均約5万円かかるとの結果になりました。※3
傾斜地の事例の他、建物や電線の多い町中での伐採も立地によっては特殊伐採になるケースがあります。
このように特殊伐採をおこなうと、費用が高くなります。
※3調査日:2023年8月24日 インターネットでクレーン使用料を掲載している5つの業者の平均価格。
伐採作業以外にかかる追加費用
伐採は木を切るだけでなく伐採した木の処分費用や整地費用など、伐採以外の費用もかかります。
よくある追加費用は以下のとおりです。
- 伐採・剪定した木の処分費用
-
ゴミの量が多いほど費用がかさむ
- 抜根費用・抜根した根の処分費用
-
伐採した木の根を抜く作業。根が太いほど抜根費用がかかる
- 整地作業費用
-
地面を平らにする費用。太い根を抜いた、更地にするときに必要
- 交通費
-
業者の交通費。業者が貸し駐車場を借りる費用を含むことがある
- 道路使用許可の申請手数料
-
道路をふさぐ場合は警察に道路使用許可の申請を出さなくてはならないため、その手数料
最初の章で解説しましたがお庭110番では、伐採した木の処分費用は平均約1万円でした。
また後述の切り株を抜く抜根は安くても、約3万円かかります。
業者や作業内容によっては、上記以外の追加費用がかかる場合があります。
作業前に見積り書を確認して、どのような追加費用がかかるか?見ておきましょう。
伐採費用は木を切るだけでなく、種類や特殊伐採による追加費用も必要です。
つい伐採費用だけに注目しがちですが、伐採に関わる費用は依頼前にすべて確認しておきましょう。
次は伐採とあわせて多くの方が依頼する、抜根について解説します。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
抜根+抜根した根の処理費用は約6~15万円
抜根とは切った木の切り株を抜く作業です。
抜根は伐採とあわせて依頼する方が多いため、抜根費用を解説します。
30cm未満
- 抜根費用
-
33,636円
- 抜根処分費用
-
23,364円
- 抜根費用合計
-
57,000円
30cm以上50cm未満
- 抜根費用
-
55,227円
- 抜根処分費用
-
23,364円
- 抜根費用合計
-
78,591円
50cm以上80cm未満
- 抜根費用
-
86,364円
- 抜根処分費用
-
23,364円
- 抜根費用合計
-
109,728円
80cm以上
- 抜根費用
-
129,091円
- 抜根処分費用
-
23,364円
- 抜根費用合計
-
152,455円
※1シェアリングテクノロジー株式会社の加盟店23社にアンケートを送付。
返信のあった12社の加盟店が提示した、伐採費用の平均を算出。
各サービス内容は依頼状況や地域などさまざまな条件によって変更される場合があります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
伐採は処分費込でも最低約3万円ですが、抜根は処分費込で最低約6万円と高額です。
抜根費用が高くなりやすい理由は、抜根作業が重労働だからです。
木の根は重たい幹を支えるためしっかりと地面に根ざしており、掘り出すのが大変です。
例えば幹の直径(胸高直径)が16cmの松の根について調べたところ、結果は以下のとおりでした。
重量 | 約84 kg |
深さ | 約75cm |
横に伸びた根の長さ(根張り直径) | 約129 cm |
※4胸高直径とは地上から1.2mほどの高さにある幹の直径のこと、上記は松10本の平均の数字です。
同じ高さ・同じ種類の木でも、地面の硬さや栄養状態によって根の大きさは変わるため上記はあくまで目安です。
参考:日本リサイクル緑化協会|根株の容積及び重量の推定について(最終閲覧日:2023年8月28日)
実際の抜根作業は根を切りながらおこなうため、地面に埋まった根をすべて取り出すわけではありません。
しかし木によっては下半身が埋まるほど掘り返したり、重い根を掘り出したりするため、抜根は大変な作業です。
深く掘ったり重い根を掘り出したりするには、重機の使用も考えられます。
以上のように抜根は大変な作業のため、抜根費用は高くなりやすいのです。
意外とかかる伐採や抜根の費用ですが、安くするコツがあります。
次の章で解説します。
伐採費用・伐採した木の処分費用を安くする方法4つ
伐採費用は条件によって、高額になりがちです……。
そこでこの章では、伐採や伐採した木を処分する費用を安くする方法を解説します。
- 自分で伐採・抜根をおこなう
- 伐採した木、抜根した根は自分で処分する
- 危険木なら補助金が出るかもしれない
- 無料見積りの業者を選ぶ
自分で伐採作業や伐採した木の処分をおこなえば、人件費がかからない分安くなります。
また木が倒れそうなど危険がある、危険木は行政から補助金が出るかもしれません。
では詳細をじっくり解説します。
自分で伐採・抜根をおこなう
自分で伐採や抜根をおこなえば費用を抑えられます。
手間はかかりますが、庭いじりに興味がある方は一度チャレンジしてみましょう。
自力で伐採できる木は高さ4m以内、幹の太さが直径10cmの大きさです。
4mの木は2階のベランダに届くぐらい、幹の太さは両手で包めるサイズです。
木の高さや太さの目安にしましょう。
伐採に必要な道具をそろえると、約9千円(9,390円)かかります。
すでにノコギリなどがある場合は、より安くなるでしょう。
関連記事には自力で伐採・抜根する方法や必要な道具がより詳しく記載されています。
ぜひご確認ください。
伐採した木、抜根した根は自分で処分する
伐採した木や抜根した根を自分で処分しましょう。
処分方法は以下のとおりです。
- ゴミ収集に出す
- 粗大ゴミとして捨てる
- ゴミ処理場に持ち込む
- リサイクルする
- 業者に引き取ってもらう
伐採した木や抜根した根は、家庭ゴミとして捨てれば安上がりです。
量が少ない場合はゴミ収集がよいでしょう。
量が多い場合は粗大ゴミとして出したり、ゴミ処理場に持っていったりしましょう。
また伐採した木は、ウッドチップや堆肥にリサイクルできます。
せっかくの庭木をムダにしたくない方は、リサイクルを考えましょう。
最後に不用品回収業者にゴミ処理を依頼する場合も、安く回収してくれる業者を選べば節約につながります。
関連記事にはより詳しく伐採した木の処分について解説していますので、あわせてご確認ください。
危険木なら補助金が出るかもしれない
庭木が危険木なら、補助金の対象になる場合があります。
危険木とは、倒れると市民生活に影響の出るおそれのある木のことです。
例えば台風で木が傾き放っておくと倒れて道路がふさがるかもしれない、などのケースです。
危険木伐採の補助金はさまざまな市区町村で実施しており、例えば京都市では伐採費用の75%(上限は30万円まで)の補助が受けられます。
補助金制度の実施や補助金の金額は、各都道府県によって異なります。
危険木の伐採をお考えの方は、一度お住いの地域の補助金制度について調べてみましょう。
また最後の章では、里山など大規模伐採向けの補助金を紹介しています。
気になる方はそちらもあわせてご確認ください。
参考:京都市|危険木伐採支援事業について(最終閲覧日:2023年8月28日)
無料見積りの業者を選ぶ
複数の業者に相見積りを取る際に、見積り無料の会社を選びましょう。
伐採費用は数十万円を超える場合があるため、複数の業者に見積りを頼む相見積りが重要です。
相見積りをおこなえば自宅の伐採費用が大体いくらか?把握しやすくなり、安く納得できる施工をおこなう業者がみつかるからです。
しかし複数の業者に見積りを頼むため、見積り料金がかかるとそれだけで出費になります。
そこで見積り無料の業者に、見積りを依頼しましょう。
見積り料金は、たいてい業者の公式ホームページで確認できます。
またホームページがない業者の場合は、見積りを依頼する前に電話で見積り料金について聞いておくと安心できます。
伐採費用を抑えたい方は、見積り無料の会社に相見積りを頼みましょう。
伐採費用・抜根費用は相見積りをとって確認
伐採費用や抜根費用は木の状態によって、金額が変わります。
そこで複数の業者に見積りを取る、相見積りをとって金額を確かめましょう。
複数の業者に見積りを頼むため、自宅の伐採費用の平均が見えてきます。
さらに複数の業者業者を比べるため、安い業者や納得できる施工をおこなう業者を探すことができます。
しかし「伐採作業を頼むのは初めてで、業者に心当たりがない」「検索したら数が多すぎてどの業者に頼んでいいかわからない!」という方も多いですよね。
もし伐採業者探しでお悩みなら、お庭110番にご連絡ください。
お庭110番は全国の伐採業者にネットワークがある会社です。
ご連絡いただければ、あなたのご希望の日時・場所にあわせた業者をご提案いたします。
見積りの調査費用は基本無料!伐採業者選びでお悩みなら、お庭110番にお電話ください。※5
※5対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
剪定+剪定した木の処分費用は約2~6万円
前の章ではおもに伐採に関する情報をお伝えしましたが、この章では剪定費用について解説します。
剪定費用は伐採費用より安く済むことが多いため、条件によっては剪定の方がおすすめです。
剪定は枝を切るだけと思われがちですが、じつは木のサイズを小さくする仕立て直しができます。
そのため「木が高くなってジャマだから伐採したい」とお考えなら、剪定だけでも問題が解決するかもしれません。
お庭110番が剪定した費用と剪定した枝の処分費用は、以下のとおりです。
3m未満
- 剪定費用
-
11,500円
- 処分費用
-
7,346円
- 合計金額
-
18,846円
3m以上5m未満
- 剪定費用
-
19,500円
- 処分費用
-
7,346円
- 合計金額
-
26,846円
5m以上7m未満
- 剪定費用
-
39,286円
- 処分費用
-
7,346円
- 合計金額
-
46,632円
7m以上
- 剪定費用
-
55,071円
- 処分費用
-
7,346円
- 合計金額
-
62,417円
※1シェアリングテクノロジー株式会社の加盟店23社にアンケートを送付。
返信のあった14社の加盟店が提示した、伐採費用の平均を算出。
各サービス内容は依頼状況や地域などさまざまな条件によって変更される場合があります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
3m未満の木を伐採すると処分費込みで約3万円かかるのに対し、同じサイズの木の剪定は処分費込みでも約2万円で済みますね。
伐採費用が気になる方は、今回は剪定だけで済ませることも検討してみましょう。
関連記事には剪定をおこなう業者や費用についての情報が、詳しく記載されています。
木の剪定が気になる方は、こちらもあわせてご確認ください。
伐採・伐採した木の処分費用に関する質問
最後に伐採費用や伐採した木の処分費用で、紹介しきれなかった情報を3つ質問形式で解説します。
森林・空き家などの伐採の補助金はどのようなものがありますか?
伐採に関する補助金は数多くあるため紹介しきれませんが、具体例は以下のとおりです。
※6枯死による伐採以外にマツクイムシ予防の薬剤散布も対象です。
※7上記の概要・対象は抜粋した内容です。制度の詳しい概要・対象は補助金制度を実施している市区町村にお尋ねください。
(最終閲覧日:2023年8月28日)
民家の危険木だけでなく、空き家の片付けや虫駆除でも補助金を実施している地域があります。
補助金制度は似たような制度を実施しているところが多いため、一度お住まいの地域の役場に相談してみるとよいでしょう。
行政に庭木の伐採や剪定を依頼できますか?
庭木は個人の持ち物のため、基本的に行政では庭木の伐採や剪定はおこないません。
庭木は個人での管理が原則です。
行政に相談しても費用は家主持ちで地元の伐採業者を紹介してくれるだけのため、個人で伐採業者を探すのとあまり変わりません。
ただし街路樹や公園の植木など公共物の木は、行政に伐採や剪定相談ができます。
例えば「街路樹が枯れて倒れる危険があるため切ってほしい」といったケースには、調査次第では伐採してくれるかもしれません。
個人の庭木の手入れは、伐採業者に依頼しましょう。
電力・通信会社に相談したら伐採してくれますか?
電力会社・通信会社に原則庭木の伐採は依頼できません。
電力会社・通信会社では電線に枝がかかっているなど、通信や電力供給に影響が出る場合に伐採や剪定をおこなうことがあります。
しかしあくまで影響が出る部分だけのため、伐採や剪定の範囲は限られています。
一応通信会社のなかには相談したら伐採してくれる会社もありますが、基本費用は庭木の持ち主が支払うため自分で伐採業者を探すのとあまり変わりません。
庭木が電線に触れる前に、剪定や伐採をおこない庭木を適切に管理しておきましょう。
参考:NTT東日本|電気通信設備保護のための伐木・伐採に係わる費用負担について(最終閲覧日:2023年8月28日)
まとめ
庭木の伐採費用は伐採した木の処分費用とあわせて、約3〜5万円です。
伐採費用単体だと約2~4万円ですが、たいてい伐採した木の処分も一緒に頼むため予算は約3~5万円と考えておきましょう。
伐採費用が高くなる理由は以下のとおりです。
- 木の高さ・木の種類
- 傾斜などの特殊伐採
- 伐採作業以外にかかる追加費用
伐採は危険な作業のため作業難易度が上がると、それだけ費用もかさみます。
作業難易度が上がる理由は、木の高さ・木の種類、特殊伐採の2つです。
高い木やトゲの生えた木など伐採しづらい木は、どうしても費用がかさみやすくなります。
また通常よりも伐採がむずかしい特殊伐採では、重機を使ったり、特殊な作業をおこなったりするため伐採費用に加えて作業費がかかります。
さらに忘れがちなのが伐採後のゴミの処理費用や整地費用など、伐採以外にかかる追加の費用です。
伐採費用は、伐採そのものの費用と追加費用のトータルで考えましょう。
伐採費用は木の状態によるため、ご家庭によって伐採費用が異なります。
詳しい伐採費用を知りたい方は、複数の伐採業者に見積りを依頼して伐採費用を確認しましょう。