赤松の剪定は自分でおこなうことはできます。ただし、その剪定の際は”時期”が重要なため注意しておこないましょう。なぜなら、この時期を間違えてしまうと思うような樹形に育たなかったり、最悪弱ってしまったりすることもあるからです。
松の剪定は少々難易度が高く、剪定しすぎると枯れてしまうおそれがあるため自信のない方は業者に依頼することをおすすめします。当記事では、そんな赤松の剪定方法や業者に依頼した場合の費用相場について解説しています。
赤松の手入れをしてみよう|準備するもの・時期・方法を解説
赤松の剪定方法を解説する前にまず、剪定に必要な道具について解説していきます。
【準備するもの】
・剪定ばさみ
やや太い枝を切るときに使います。柄の部分が長い剪定ばさみだと、高いところでの剪定がしやすいでしょう。
・植木ばさみ
細かい枝を切るときに使います。剪定ばさみで大まかに枝を剪定したあとの細かい調節をするときに役立ちます。
・脚立
高い場所の枝を剪定する際に使います。脚立の高さは赤松の高さにあったものを選んでください。高さがあってないと作業がしにくくなってしまうからです。また、脚立は4脚のものよりも3脚のもののほうが横揺れに強く安全だといえます。
・養生シート
剪定すると枝や葉が散らかって掃除が大変なので、養生シートを敷いておくと掃除が楽になります。
・長袖、長ズボン
松の剪定をすると松脂(マツヤニ)がつくので、汚れてもよい服装で作業をおこないましょう。
・ヘルメット
高い場所で剪定する場合は、安全のためにヘルメットをかぶりましょう。
・ゴム手袋
松の葉先は尖っており当たると痛いので、ゴム手袋を使用します。
春:みどり摘み
4月~5月ごろに「みどり」と呼ばれる新芽が柔らかいうちに手で摘み取る作業のことをおこないます。みどりはやがて枝になりますので、このみどり摘みをおこなわないと、枝がどんどん増えて樹形が崩れてきてしまうのです。
1つの枝に3本ほどのみどりが生えてくるので、真ん中の元気のよいみどりを折って摘み取っていきましょう。また長くなったみどりは長さを調節して、樹形を整えていきます。
秋:もみ上げ
10月~1月はもみ上げといって、夏に伸びてきた枝を減らして古い葉をむしり取ります。もみ上げをすることで不要な葉を取り除き、樹形を整えることができるのです。また、下の枝にも陽が当たりやすくなります。もみ上げをおこなう際は、はさみを使わず手でおこないましょう。
秋:透かし剪定
もみ上げと同じ時期に、透かし剪定もおこないましょう。赤松は暑さに弱いので、涼しい時期に剪定をすると負担がかかりにくくなります。透かし剪定をおこなう目的は、風通しをよくして幹の日当たりをよくするためです。そうすることで、赤松の成長を促す・樹形を整える・害虫を防ぐといった効果があります。
枝が伸びすぎていたり、枝が重なりあっていたりする場合は枝の数を減らす透かし剪定をしていきましょう。枝が3本ある場合、真ん中の枝を切ってY字になるように剪定します。
なぜなら、枝や新芽が何本か生えていると真ん中に栄養が集中してしまうからです。そこで真ん中の枝や新芽を切ることで、左右の枝や新芽にも均等に栄養を行き渡らせることができ、樹形をきれいにすることができます。
透かし剪定の際は、全体の樹形をイメージしながらおこなうことが大切です。まず上から枝の向きを確認し、Y字にするにはどの枝を残したらいいのか観察していきましょう。
次に下から見て枝の重なりがないか確認してください。枝が重なっている場合は、上にある枝を切り落としていきましょう。そうすることで、下の枝の日当たりをよくすることができます。
遠くから全体のバランスを見ていき、飛び出している枝がないか確認します。直線の枝があると不格好なので、切り落としましょう。また、小さな枝が多いなと感じたときも切り落とします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
剪定するときのコツについて解説!
赤松の剪定するときには、いくつかのコツがありますので見ていきましょう。
・剪定するときは上から下、奥から手前におこなう
下から上へ剪定していくと、剪定し終わったところにゴミが落ちてしまうので、上からおこなうほうがよいでしょう。また先に手前から仕上げると、奥を剪定するときに手前の枝を傷つけてしまうため奥からおこなうほうがよいです。
・葉っぱは手でむしり取る
赤松の葉っぱは、針のように尖った部分です。葉っぱをはさみで切ってしまうと樹形が崩れるため、手でむしり取るようにしましょう。
・強剪定をすると枯れてしまう場合がある
強剪定とは、枝をたくさん切り落としたり、太い枝や茎を短くする剪定のことをいいます。強剪定は、大きくなった樹木を小さくするためにおこないます。しかし、切り口が大きくなるため木へのダメージも大きく、枝が枯れてしまうこともあるのです。
赤松は強剪定によって枯れることがあるので注意してください。とくに害虫の被害にあっている場合などは強剪定をおこなわないほうがよいでしょう。
自分で剪定するのが難しい場合は業者に依頼しよう!
赤松の剪定を自分でしようと思ったときには、しっかり道具を準備しなければいけません。また赤松の剪定は方法を誤ると枝が枯れてしまうおそれがあるので、時間をかけて慎重におこなう必要があります。
自分で赤松の剪定をする自信がないという方や、剪定する時間がなかなか取れないという方は業者に依頼することをおすすめします。そして、いざ業者に依頼しようと思ったときに気になるのが剪定の費用ですね。
松の剪定を業者に依頼した場合の費用相場は、高さが5m~7mの場合、約1万5千円~2万円になります。また7m以上の高さの場合は別途で見積りをする業者が多いです。松の剪定は形によって剪定方法が変わってくるので、費用を別途で見積りしているのです。
「自分で剪定してみようと思ったが、やっぱり難しそうだな」「赤松の木が高くて、自分で剪定するのは難しそうだな」など、赤松の剪定でお悩みの方からのご相談も受け付けております。
またお見積りは無料※となっておりますのでお気軽にご相談ください。ご相談は、24時間365日お電話またはメールにて受け付けております。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。