草刈り機は、農業や林業で使う専用機械だと思われるかもしれません。
ですが最近では、一般家庭でのガーデニング用に購入する方も増えています。
実際に草刈機を使っている150人にアンケート調査をしたところ、草刈り機に満足している人は80%以上でした。
Q:現在使っている草刈り機に満足ですか?
多くの方々が草刈り機に満足しています。
草刈り機を使うと除草作業が楽になるので、自然と満足度も高くなるのでしょう。
そのうえで、「次に草刈り機を購入するときの重要ポイントは何ですか?」と質問をしたところ、次のような回答が多くみられました。
- 疲れづらい軽さ:約38%
- 硬い草も刈れるパワフルさ:約30%
「今使っている草刈り機にはおおむね満足しているものの、もっと作業を楽にできるのでは?」との意見もあるようです。
そこで今回は、軽さとパワーをかねそなえたベストな草刈り機をご紹介していきます。
この記事を読めば、次のことがわかるようになります。
- おすすめの草刈り機
- 草刈り機選びに失敗しないコツ
- 草刈り機をの使い方・注意点
メーカーや販売店によって「草刈り機」「刈払機(かりばらいき)」など呼び方はそれぞれちがっています。ここでは「草刈り機」で統一しています。また草刈り機には自走式やロボット式もありますが、この記事では、自走式やロボット式より安価で選択肢も豊富なハンディータイプを解説します。
軽量でパワフル!おすすめ草刈り機ランキングベスト3
まずは軽くてよく刈れるおすすめの草刈り機ベスト3を紹介します。
「草刈り機は軽いほうがうれしいけど、しっかり草も刈ってほしい……」
そう願う方はぜひ参考にしてみてください。
大手通販サイトで取り扱われている96商品を徹底調査し、ただ軽いだけでなく、しっかり回転して草を刈り取ってくれるパワフルな草刈機を選出しました。
結果は以下のとおりです。
第1位:ブラックアンドデッカー|GL350-JP
重量約1.6kg!今回調査した96種類の草刈り機のなかではダントツの軽さでした。
1分間に12,000回転する高速回転で、パワーもトップクラスとなっています。
刈込幅(一度に刈れる横幅)は23cmと標準的なサイズで、庭の草刈りから芝刈りまで快適におこなえます。
刃の形状は安全性の高いナイロンコードで、庭石や壁を傷つけることなく作業ができます。
約10mの超ロングな電源コード付きですので、手軽に庭まわりの手入れをしたい方にはピッタリの草刈り機です。
商品名 (品番) | コード式コンパクトナイロントリマー(GL350-JP) |
メーカー | スタンレー・ブラック&デッカー(Stanley Black & Decke) |
本体重量 | 約1.6kg |
本体サイズ | w23×d22×h92cm |
電源コード 長さ | 10m |
動力 | コード式:AC100v 50/60Hz |
消費電力 | 350w |
回転数 | 12,000回転/分 |
ハンドル形状 | グリップ(サポートハンドル付き) |
刃の形状 | ナイロンコード |
刈込幅 | 230mm |
参考:ブラック・アンド・デッカーガーデニングカタログ(最終閲覧日:2023年8月31日)
第2位:アイリスオーヤマ| JGT230
回転数は1分間に8,000回であり、今回調査した充電式タイプのなかでは最速です。
重量は2.0kgと、充電式タイプとしては最軽量クラスとなっています。
コードレスでどこでも手軽に使えるのがうれしいですね。
約60分で充電完了、運転可能時間は約50分です。
継ぎ足し充電可能ですので電気を使い切る必要がなく、短時間の作業や細切れ作業にも便利です。
また、ポールの長さ調整やハンドルの前後の位置調整ができるので、平地でも斜面でも簡単にとりまわせます。
その他ダブルロックや安全ガードなど、作業が不慣れな方にも危険のないよう工夫があるので安心です。
アイリスオーヤマの草刈り機JGT230はゴーグルや充電池、充電器、刃のスペア、ゴーグルなど必要なものが付属しているため、はじめて草刈り機を購入する方にはおすすめです。
商品名 (品番) | 充電式グラストリマーJGT230 |
ブランド | アイリス・オーヤマ |
本体重量 | 約2.0kg |
本体サイズ | w23×d36×h107cm |
電圧 | 18V |
充電・ 運転時間 | 充電時間:約60分 運転時間:約50分(無負荷時) |
回転数 | 8,000回転/分 |
ハンドル形状 | グリップ(補助ハンドル付き) |
刃の形状 | 樹脂製のブレード |
刈込幅 | 230mm |
参考:IRISOHYAMA(最終閲覧日:2023年8月31日)
第3位:工進|SGR-1820 18V
本体重量1.8kg!調査した充電式草刈機のなかでは最軽量でした。
充電池込みで2kg未満の軽さはうれしいポイントです。
回転数は1分間に6,600回転(樹脂ブレードの場合)で、標準的な速度となっています。
こちらは刃がチップソーと樹脂ブレードの2種類が標準装備となっており、使い分けできるのが魅力です。
太い茎や生い茂った雑草にはよく切れるチップソー、壁や庭石のキワ刈りには安全な樹脂ブレードを使うとよいです。
また充電器は工進の製品同士で共用が可能です。
充電器付き・本体のみなど商品によって付属品がちがうため、購入時にはよく確認してください。
商品名 (品番) | 充電式草刈機 SGR-1820 |
ブランド | 株式会社工進 |
本体重量 | 約1.8kg |
本体サイズ | w225×d230×h1,400mm(最大) |
動力 | 充電式(コードレス) |
電圧 | 18V |
充電・ 運転時間 | 充電時間:約60分 運転時間:約50分(無負荷時) |
回転数 | 8,000回転/分 |
ハンドル形状 | グリップ(補助ハンドル付き) |
刃の形状 | 樹脂製のブレード |
刈込幅 | 160mm |
参考:株式会社工進(最終閲覧日:2023年8月31日)
草刈り機おすすめランキング詳細・4位以下の結果(PDFファイル)
※本ランキングは弊社独自の基準によってのものであり、また、その記載には細心の注意を払って掲載しておりますが、これらの情報の正確性・完全性・信頼性を保証するものではございません。
ここまでおすすめの草刈り機をご紹介してきました。
次は草刈り機の選び方について解説します。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
草刈り機選びで失敗しないコツ2つ
草刈り機選びで失敗しないコツは次の2つです。
- 本体重量の軽いものを選ぶ
- パワーのあるものを選ぶ
自分にあった最適な草刈り機を選ぶため、それぞれくわしくみていきましょう。
本体重量の軽いものを選ぶ
できるだけ本体重量の軽いものを選びましょう。
ハンディータイプの草刈り機は、本体を地面から浮かせた状態を保ちながら作業するため、想定外に腕力を必要とします。
また草刈り作業は夏の暑い時期におこなうことが多く、屋外での作業は疲れやすくなります。
そのため使う機械はなるべく軽量にして、体への負担を軽くするのがよいです。
エンジン式・充電式・コード式の重量比較
草刈り機にはおもにエンジン式・充電式・コード式の3種類があります。
そのなかでも一番軽いのはコード式の草刈り機です。
それぞれの重量の平均を重い順に並べると、以下のようになります。
エンジン式>充電式>コード式
一般的にエンジン式の草刈り機は重く、次に充電式が重いです。
エンジン式の草刈り機はガソリンを入れる燃料タンクの重量がありますし、充電式はバッテリー部分の重量があるからです。
3種類の動力で軽いのは、コード式の草刈り機です。
延長コードやポータブル電源で対応できるなら、コード式が軽くておすすめです。
なお、コード式草刈り機の付属品として10m程度の延長コードが付いていることもあります。
購入の際には延長コードが付属品にあるかを確認してください。
またポータブル電源は、災害時やアウトドア活動用のものがあると便利です。
パワーのあるものを選ぶ
草刈り機選びではパワーも重要です。
草をサクサク切ってくれると作業もはかどるからです。
同じ重量ならパワーの強いものを選んでください。
では、パワーはどのように比較したらよいのでしょうか。
エンジン式と充電式・コード式、それぞれ確認してみましょう。
エンジン式は排気量を確認
エンジン式草刈り機の商品説明には、〇〇cc(または〇〇cm3)と排気量が表示されています。
排気量の数字が大きいほどパワフルで、硬いものや太いものも切りやすくなります。
排気量を選ぶ目安は以下を参考にしてください。
小型
- 排気量
-
20cc
- 刈る場所
-
庭先、畦
- 作業目安
-
入門機として
中型
- 排気量
-
23cc
- 刈る場所
-
庭先、畦、平地
- 作業目安
-
長い草が刈れる
万能
- 排気量
-
26cc
- 刈る場所
-
庭先、畦、平地、土手
- 作業目安
-
固い草・小枝が刈れる
大型
- 排気量
-
30cc
- 刈る場所
-
庭先、畦、平地、土手、山林
- 作業目安
-
山林の下草・笹・竹が刈れる
排気量に比例して重さもアップするので注意が必要です。
充電式・コード式は回転数を確認
充電式やコード式の草刈り機は、回転数でパワーを比較しましょう。
草刈り機の商品説明には、回転数◯◯rpm※と明記されています。
回転数の数字は大きいほうが高速回転で、いきおいよく草をカットしていきます。
※revolutions per minuteの略。1分あたりの回転数。回転速度を表す単位。
コード式の草刈り機で速いものは毎分10,000回転以上、充電式草刈り機で速いものは毎分7,000~8,000回転くらいの商品が多いです。
ただし切れ味は刃の形状や素材にも左右されるので、適切な刃選びは欠かせません。
次で解説する刃の形状も参考にしてみてください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
刃の形状の種類と選び方
草刈り機を購入すると、専用の刃が付属品として付いてくるのが一般的です。
とりあえず付属品を使い続ける方は多いかもしれません。
ただ草刈り機の刃は、刈る草の太さや量、場所によって適切なものはちがいます。
より快適に草刈り作業をするには刃の交換も検討してみてください。
草刈り機の種類によっては「ナイロンコード専用」といった汎用性のないタイプもありますが、多くの草刈り機は、形状のちがう刃に交換が可能です。
刃の形状はおもに3種類あります。
ナイロンカッター
- 適した場所
-
障害物のキワ
- 適した草
-
やわらかい草
チップソー
- 適した場所
-
広範囲
- 適した草
-
万能
金属刃
- 適した場所
-
農地・山林
- 適した草
-
雑木・固い草
ナイロンカッター・チップソー・金属刃について、くわしく解説します。
ナイロンカッター
ナイロンカッターとは、ナイロン製のコード(紐状になったもの)を高速回転させて草をカットしていくものです。
ナイロンコードとよばれることもあります。
基本的に、どの草刈り機の機種にも使えます。
ナイロンカッターは、石や壁に障害物にぶつかったときの衝撃が少ないのがメリットです。
金属でできた刃のように火花が飛び散ったり、当たったものを傷つけたりする心配はありません。
そのためナイロンカッターは、庭石や壁のキワなど障害物の多い場所の草刈りに便利です。
いっぽうでナイロンカッターが小石に当たると、いきおいよく飛び散るのがデメリットです。
また、刈った草や地面の砂が飛散して周囲や作業者に降りかかることもあります。
金属でできた「刃物」ではないため、ナイロンカッターはだれでも気軽に使えるといったイメージを持たれがちです。
しかし、意外と作業の負担やリスクもあるので要注意です。
ゴーグルや手袋、長靴の着用、厚手で肌が露出しない服装を意識して安全に作業をしましょう。
チップソー
チップソーとは、金属でできた円盤状の刃の先に、切れ味をよくするためのチップを取り付けてある刃のことをいいます。
チップをつけたソー(のこぎり)なので、一般的にチップソーと呼ばれています。
チップソーはやわらかい雑草から、笹や藪まで刈れる万能な刃です。
ただ障害物にあたったときの衝撃は強く、火花が散ったり対象物に傷をつけたりします。
そのためキワ刈りにはナイロンコードのほうが安全です。
万能なチップソーですが、コスパはあまりよくありません。
チップソーは消耗品ですので、チップが外れたり摩耗したりしたら交換が必要だからです。
購入するときには複数枚のセット商品を選ぶのがよいでしょう。
チップソーの商品説明には「〇〇P」の単位が明記されていますが、これは刃の枚数(チップの数)です。
やわらかい草は、刃の数30Pくらいでよいです。
笹・雑木は、なるべく刃数の多いものを選んでください。
60Pなら笹・雑木は問題なく切れます。
金属刃
金属刃は金属のみでできた刃です。
金属刃は手入れをすれば長く使えるため、ランニングコストはかかりません。
また刃を適切に研げば切れ味がよくなります。
そのため草刈り機を頻繁に使う方には金属刃が好まれます。
ただし、草刈り機をたまにしか使わない方には刃研ぎが負担になるかもしれません。
ヤスリやグラインダーを使い、こまめにお手入れをしなければ切れ味が悪くなってしまうからです。
「草刈り機を久しぶりに使おうとしたら、刃がサビていた……」
そのような事態になるかもしれません。
メンテナンスに自信がない方は、チップソーを選ぶのが無難です。
金属刃は、チップソーと比べて刃の数が少ないのが特徴です。
2〜8枚の刃が付いていて、刃の数が多いほど固い草や太い草に適しています。
一般的には4枚刃と8枚刃がよく使われます。
ハンドルの形状の種類と選び方
草刈り機を選ぶときには、ハンドルの形状にも着目してみましょう。
草刈り機のハンドルは、大きく分けると次の4種類です。
両手ハンドル
- 得意な作業
-
広い場所
- 適した場所
-
農地 空き地
ループハンドル
- 得意な作業
-
高さ調整
- 適した場所
-
起伏のある土地
ツーグリップハンドル
- 得意な作業
-
水平作業
- 適した場所
-
平坦地
バーハンドル
- 得意な作業
-
水平作業
- 適した場所
-
平坦地
4種類のハンドルについて、くわしくみていきましょう。
両手ハンドル
両手ハンドルは、草刈り機ではポピュラーなハンドルの形状です。
草刈り機といえば、両手ハンドルのタイプを思い浮かべる方は多いかもしれませんね。
本体中心にある棒にU字に取り付けられたハンドルで、両手で持つようになっています。
両手でバランスよく持てるため、草刈り機が安定します。
また刃と作業者の体の距離を一定に保てるため事故が起きにくいのがメリットです。
両手ハンドルの草刈り機は、凹凸のない広い農地や空き地の草刈りに適しています。
一方で斜面や狭い土地、障害物や凹凸のある場所での草刈りには不向きです。
ループハンドル
ループハンドルとは、草刈り機本体の棒部分にループ(わっか)状のハンドル(持ち手)が取り付けられているものです。
一方の手でシャフト(本体の棒にあるグリップ)を握り、もう一方の手でループハンドルを持ちます。
ループハンドル部分で刈り機の振動をコントロールし、上下に動かしながら草刈りをしていきます。
ループハンドルタイプは、果樹園や道路わきの草刈りなど起伏のある土地や斜面での作業に最適です。
ただし草刈り機の刃と作業者の身体の距離を一定に保つことがむずかしく、ケガのリスクがあるので注意してください。
ツーグリップハンドル
ツーグリップハンドルにはハンドルらしきものがなく、シャフト(本体の棒部分)を両手で直接握るしくみになっています。
地形に合わせて自由に草刈り機を動かせるので、凹凸の激しい場所や山林の狭い斜面での草刈りに適しています。
細かい作業がしやすいいっぽうで、作業中のリスクは高くなります。
シャフトを直接握るため、振動が伝わりやすくなります。
作業時の負担を軽減するには、なるべく振動が少なく軽量の機種を選ぶとよいです。
バーハンドル
バーハンドルは、シャフト(本体の棒部分)から左右に1本ずつグリップの付いた横棒が出ているタイプです。
2本のバーは少しずれているため、両手で持つと水平に構えやすくなります。
平坦な広い場所の草刈りに適しています。
バーハンドルは背負い式の草刈り機に使われることが多いです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
売れてる草刈り機メーカーベスト3!
草刈り機を購入するときには、よく売れているメーカーの商品を選ぶのもおすすめです。
商品に関する情報が多いため、使い方に迷うときや部品購入するときに便利だからです。
今回大手ECサイトAmazonにおいて、草刈り機売れ筋ランキング約100商品とそのメーカーを調査したところ、次のような結果となりました。
草刈り機選びの参考にしてください。
順位 | 商品数 | メーカー名 |
---|---|---|
1位 | 19 | 株式会社マキタ |
2位 | 6 | ハスクバーナ・ゼノア 株式会社 |
3位 | 5 | ハイコーキ |
※こちらは2023年7月11日時点での調査結果です。
なお、本ランキングは弊社独自の基準によってのものであり、また、その記載には細心の注意を払って掲載しておりますが、これらの商品の効果や情報の正確性・完全性・信頼性を保証するものではございません。
草刈り機(刈払機)の使用中は事故に注意!
草刈り機は農業用機械のなかではケガや事故の多い道具であるとの調査結果があります。
そのため使用するときには細心の注意が必要です。
せっかく購入した草刈り機を安全かつ適切に使うため、以下の内容を確認しておいてください。
草刈り機(刈払機)による事故原因ワースト3
草刈り機による事故原因で多いものは次の3つです。
順位 | 事故原因 |
---|---|
1位 | 接触・まきこみ |
2位 | 飛散物 |
3位 | 作動中に刃の草除去 |
参考:独立行政法人国民生活センター(最終閲覧日:2023年8月31日)
3つの事故原因をくわしく解説します。
事故原因1:接触・まきこみ
草刈り機による事故原因でもっとも多いのは接触やまきこみです。
草刈り機は高速で回転する刃がむき出しになっているので、身体に接触すると大けがにつながります。
接触してしまうおもな原因は、不安定な姿勢のまま作業していることです。
斜面や起伏のある地形では、滑ったり転んだりする危険性が高くなります。
まずは安全な服や靴を着用すること、そして安定した姿勢を保つことが重要です。
また足元ばかりに気を取られていると、草刈り機が周辺の木や用水のコンクリートにぶつかってしまうことがあります。
周囲の状況はあらかじめ確認しておくと万全です。
また、急斜面には通行用の小段を設置し、足場をつくる工夫をしましょう。
事故原因2:飛散物
次に多いのが飛散物による事故です。
飛散物が人や車、ペットに当たることは意外と多いので気をつけなければいけません。
草むらには何が落ちているかわかりません。
石や小枝以外にも、ゴミや針金が落ちていることもあります。
作業を始める前に落ちているものを拾っておくことが重要です。
また、近くを車や人が通りかかったら、作業を中断しましょう。
できれば草刈り作業中は、15m以内に人が近づかないようにしておいてください。
事故原因3:作動中に刃の草除去
3番目に多い事故原因は、作業中に刃の草の除去をすることです。
草刈り機を使っていると、途中で草や異物が刃につまり、動かなくなってしまうことがあります。
そのときに、ついそのまま手で異物を取り除こうとしてしまうことが、大けがにつながります。
かならず草刈り機のエンジンや電源を切ってから点検をしましょう。
つまりを除去している途中で刃が動き出し、指や手を切断する事故も少なくありません。
草刈り機による事故の被害者を年代別でみると、60代がもっとも多いとの調査結果があります。
60代といえば、草刈り機の扱いには慣れたベテランも多いのではないでしょうか。
「慣れたところだから」
「短時間だから」
と油断すると、思わぬ事故やケガにつながるので注意しなければいけません。
防護服の着用や周辺の安全確認など、基本的な使用方法や注意点を再確認してみてください。
草刈り機(刈払機)の正しい使い方
草刈り機を使用するときには次のことに気をつけましょう
- ヘルメットや保護メガネ、防振手袋などの保護具を装着して、事前に機器の点検をおこなっておく
- 作業をする前に、小石や枝、固い障害物などを取り除いておき、15m以内に人や動物はいないか、車などがないかを確認する
- キックバック(刈刃の跳ね)に注意する
- 刃に異物が詰まったら、機器を止めてから取り除く
- 作業者の家族や周囲の方は、作業者が安全対策をおこなっているか一緒に確認し、作業者に変わったことがないかを意識する
草刈り機の正しい使い方は動画で確認するとわかりやすいです。
草刈りが手に負えないときは業者に依頼しよう
草刈り機を使えば、草取りの作業はとても楽になります。
しかしどのような雑草も刈り取れるわけではありません。
あまりにも広大な土地や山林の雑草は、草刈り機を使っても手に負えないことがありますね。
また草が生い茂るのは夏の暑い時期ですので、草刈り作業は大変な重労働となります。
背の高い草や太い雑草が生い茂っている土地は、無理をせずプロに任せるのがおすすめです。
お庭110番にご相談いただければ、お近くの弊社加盟店をご紹介いたします。
現地相談・お見積りは無料※なので、「自宅の庭の草刈り費用はいくらになる?」「草刈り後の処理の相談もしたい」といった疑問の解消にも役立ちます。
まずはお気軽にこちらのお電話・フォームからご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
まとめ
草刈り機は、なるべく軽量なものを選ぶと作業が楽です。
軽量でおすすめな草刈り機ベスト3は以下の商品となります。
- 第1位:ブラックアンドデッカー| GL350-JP
- 第2位:アイリスオーヤマ |JGT230
- 第3位:工進|SGR-1820 18V
草刈り機の刃は、場所や草の種類によってつけかえるとスムーズに作業ができます。
ナイロンカッター・チップソー・金属刃それぞれに特徴があるので、適切に交換して使い分けてください。
草刈り機は便利な道具ですが、事故やケガにつながることも多いです。
草刈り機は、使い方や注意事項をよく確認して、安全に作業しましょう。