人に見せても恥ずかしくない庭にするために毎回雑草を処理していても、次々と伸びている雑草にうんざりして「そろそろ本格的な雑草対策がしたい」とお悩みではないでしょうか?
ただ、どうせ本格的な雑草対策をするなら、今よりおしゃれなお庭になるようにアレンジしてみたいですよね。
庭の雑草対策をしながらおしゃれな庭づくりを両立する方法はたくさんあります。
この記事では、おしゃれなお庭を作りつつ雑草対策をするための情報をまとめています。
- DIYで安く雑草対策とおしゃれを両立する方法
- DIYでの雑草対策方法
- おすすめの砂利・グランドカバー
- 業者依頼で実現できる上級者向け雑草対策
記事を参考にして、人に自慢できるようなおしゃれな庭づくりを目指してみてください。
DIYで雑草対策とおしゃれを両立できる2つの方法
おしゃれなお庭のために雑草対策したいとはいえ、家計のことを考えると「できれば安く済ませたい」ところでしょう。
その場合は、作業をすべて自分でおこなうDIYによる雑草対策がおすすめです。
業者依頼による出張費や作業費がかからないぶん、安く済ませることができます。
DIYの雑草対策方法は以下の2つです。
- 防草シートの上に砂利を敷く:早くおしゃれに雑草対策できる
- グランドカバーをする:時間はかかるが華やかなお庭になる
防草シートの上に砂利を敷く
防草シートは地面に敷くことで植物の成長に必要な光を遮断し、雑草を生えなくするグッズです。
これを敷くだけでも十分雑草対策になりますが、見た目を損ねてしまうので上に「砂利」を敷くことでおしゃれなお庭にできます。
砂利は白や黒といったシンプルな色から、ピンクや青といったかわいらしい色もあるため、庭を好きな色で彩れます。
さらに、砂利は踏むと音がするため防犯対策にもなります。
防草シートの相場は1×10mのもので約2,000円、砂利は種類により変わりますが20kgの場合は約2,922円※が相場です。
お庭の広さにより必要な防草シートや砂利の量が変わるので、購入前にお庭の広さを測っておきましょう。
※記事内で紹介している5商品の平均値(2022年6月3日時点)
防草シートの雑草対策方法は「防草シートによるおしゃれな雑草対策のやり方」をご覧ください。
グランドカバーをする
グランドカバーとは、繁殖能力の強い植物を植えて庭一面に増やすことで、雑草が生える隙間をなくす対策方法のことです。
お庭が同じ種類の植物で埋め尽くされるので統一感ができ、おしゃれなお庭にできます。
さらに、花の咲く植物をグランドカバーに使えば、庭一面に花が咲くのでより一層華やかなお庭になります。
硬い砂利とは違い、地面がやわらかくなるので転んだときにケガしにくい点もグランドカバーのメリットです。
グランドカバーの種子の相場は1kgあたり3,813円※ほどです。
一度撒いておけばどんどん増えていくので、砂利よりもコスパよく雑草対策とおしゃれを両立できます。
※記事内で紹介している5商品の平均値(2022年6月3日時点)
グランドカバーの雑草対策方法は「グランドカバーによるおしゃれな雑草対策のやり方」をご覧ください。
防草シートと砂利によるおしゃれな雑草対策のやり方
防草シートによる雑草対策は以下4つの手順でおこなうことができます。初めての方でも難しくなく、必要な道具もホームセンターや通販で簡単にそろいます。
- 除草をする
- 整地をする
- 防草シートを設置する
- 砂利を敷き詰める
- 除草剤
- 大型のスコップ
- レーキ
- 防草シート
- 防草シート用の留め具
- ハンマー
1.除草をする
防草シートは地面に敷いて使うため、設置するために地面を平面にする必要があります。
まずは、今生えている雑草の処分をおこないましょう。
雑草を処分する手段には草むしりや重曹水を用いた方法などがありますが、除草剤を使う方法が効果的で即効性が高いのでおすすめです。
購入した除草剤のラベルの説明にしたがい、雑草をすべて枯らしてください。
ただし、枯らしたくない植物に除草剤が付かないように注意しながら作業する必要があります。
2.整地をする
防草シートを隙間なく張るために、整地をおこない地面を平面にしましょう。
そのためには、以下の手順にしたがって作業を進めていきます。
- 枯草や小石など障害物になるものを取り除く
- 防草シートを張る範囲までの地面をレーキで耕す
- 平面になるように地面を整えていく
枯草や小石を取り除いたあとにできた地面の凹凸があると、防草シートと地面の間に隙間ができて、そこからシートがずれてしまいます。
そうならないためにも、固い地面をしっかりと耕し、平面になるようにしっかりと整地することが大切です。
3.防草シートを敷く
整地した地面に防草シートを敷き詰めます。
敷地の端から防草シートを転がし、雑草対策をしたい部分をすべて埋めるように敷いていきます。
複数の防草シートを並べて貼る際は、以下イラストのように10cmほど重ねて敷くようにしてください。
そうすることで、防草シート間の隙間から雑草が生えるのを防げます。
その後、風対策として防草シート用の留め具を間隔が均等になるようにハンマーで打ち付けます。
留め具の固定に不備があったまま砂利を敷いてしまうと、修正作業が大変になってしまいます。
めくれやすいところをしっかりと固定しているか確認して作業しましょう。
4.砂利を敷き詰める
最後に、厚さ3~5cmを目安として砂利を敷き詰めれば雑草対策の完成です。
乱暴に砂利を撒くと防草シートが破れるおそれがあるため、シートの上に乗せるようなイメージでやさしく撒いてください。
希望の厚さで砂利を敷くために必要な砂利の量は、次に解説する計算式で求められます。
必要な砂利の総量を計算する方法
- 防草シートを敷く縦の広さ(m)×防草シートを敷く横の広さ(m)=平米数
- 平米数×〇cm厚で撒くために必要な量=砂利の総量
「〇cm厚で撒くために必要な量」については、砂利のパッケージや通販サイトの商品説明欄などに記載されていることが多いため、砂利を購入する際に確認してみましょう。
必要な砂利の総量の計算シミュレーション
縦が3m、横が2mの範囲で、3cmの厚さまで砂利を敷いて雑草対策をする予定。通販サイトにて、使いたい砂利の商品説明を確認すると、3cm厚にするために必要な砂利の量は1平米あたり48kgだった。
3×2=6(平米)
6×48=288(kg)
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
お庭のおしゃれ度を上げるおすすめ砂利5選
ここでは、庭のおしゃれ度を各段に上げられるおすすめの砂利を5つ紹介します。
どのような雰囲気のお庭が理想的か、想像しながら選んでみてください。
※商品価格は2022年6月8日時点の楽天市場での価格を記載しています。
大理石(ピンク)
税込み価格 |
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大きさ | 20~30mm |
1平米あたりの必要量 |
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特徴 |
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黒光石
税込み価格 |
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大きさ | 40~80mm |
1平米あたりの必要量 |
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特徴 |
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白玉石
税込み価格 |
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大きさ | 20~30mm |
1平米あたりの必要量 |
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特徴 |
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天竜川流域産砂利
税込み価格 |
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大きさ | 5~10mm |
1平米あたりの必要量 |
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特徴 |
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青砕石
税込み価格 |
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大きさ | 20~30mm |
1平米あたりの必要量 |
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特徴 |
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詳しくは砂利の敷き方・選び方をまとめた記事をご覧ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
グランドカバーによるおしゃれな雑草対策のやり方
グランドカバーの雑草対策方法は以下の手順でおこないます。砂利敷きと比べて完成まで時間がかかりますが、少しずつお庭が生まれ変わっていく楽しさもあります。
- 草むしりをする
- 肥料を撒く
- 種まきをして育てる
- グランドカバーの種子
- ハンドサイズのスコップ
- 肥料
1.草むしりをする
グランドカバーの種を植える前に、今生えている雑草を処分しましょう。
除草剤などで雑草を枯らす方法は、そのあと植えるグランドカバーに悪影響となるので、除草剤に頼らず草むしりをする必要があります。
草むしりをする時は雑草の根元を持ち、真上にひっぱるようにして根ごと取り除きましょう。
根が固くて抜けない場合は、ハンドサイズのスコップで根元周辺を掘りながらゆっくりと雑草を抜いていきます。
効率的な草むしりの詳細はこちらをご覧ください。
2.肥料を撒く
植えたグランドカバーの種がよく育つように、必要に応じて肥料を撒きましょう。
参考として、この後にご紹介するグランドカバーの種類と対応する肥料をご紹介します。
グランドカバーの種類 | 対応する肥料 |
---|---|
ダイカンドラ | 緩効性肥料 |
ホワイトクローバー | 必要なし |
ネモフィラ | 必要なし |
レンゲ | 化成肥料、苦土石灰 |
西洋芝 | 緩効性肥料 |
3.種まきをして育てる
最後に、種まきをして発芽するまで育てます。
グランドカバーの種子を袋から取り出し、均等にお庭全体に撒きます。
その後、発芽して根がしっかりと張るまでは土が乾燥したタイミングで水やりをしてください。
うまく根が張るようになれば、雨水だけで育てることができるので基本的に水やりは不要です。
グランドカバーの種類によって最適な種まき時期は違います。
発芽する確率を少しでも高くするために、なるべく以下の時期に種まきをしましょう。
グランドカバーの種類 | 種まきの時期 |
---|---|
ダイカンドラ | 4~6月、9~10月 |
ホワイトクローバー | 3~6月、9~11月 |
ネモフィラ | 3~4月、9~11月 |
レンゲ | 9~11月 |
西洋芝 | 3~6月、8~10月 |
お庭を彩るおすすめグランドカバー5選
お庭の雰囲気が華やかになるおすすめグランドカバーを5つ紹介します。
いずれも統一感のあるおしゃれな庭を作ることができます。
※商品価格は2022年6月8日時点の楽天市場での価格を記載しています。
ダイカンドラ
価格 | 3,919円 |
特徴 |
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ホワイトクローバー(シロツメクサ)
価格 | 4,766円 |
開花時期 | 4~6月 |
特徴 |
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ネモフィラ
価格 | 4,180円 |
開花時期 | 3~5月 |
特徴 |
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レンゲ
価格 | 2,180円 |
開花時期 | 4月 |
特徴 |
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西洋芝(ケンタッキーブルーグラス)
価格 | 3,043円 |
特徴 |
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
業者依頼で実現できる上級者向け雑草対策
おしゃれな雑草対策はDIYの範囲で十分に両立可能ですが、業者依頼による雑草対策方法なら、よりおしゃれ度の高いお庭にできます。
ここでは、業者依頼で実現できる雑草対策のなかで、特におしゃれ度の高いものを2つご紹介します。よりハイレベルな庭にしたい方は参考にしてみてください。
- レンガを敷き詰める
- ウッドデッキを作る
レンガを敷き詰める
庭におしゃれな色のレンガを敷き詰めることで、おしゃれな雑草対策ができます。
色のバリエーションはレンガでよくあるオレンジ色だけでなく白や灰色、茶色や黄色などがあるので庭を明るい雰囲気にデザインできるのが魅力です。
ウッドデッキを作る
木材で作られた屋外用のスペースのことをウッドデッキといいます。
ウッドデッキの下は日光が当たりにくいので雑草が生えにくいですし、さらに防草シートをほどこせばより効果的な雑草対策ができます。
また、ウッドデッキで子どもと遊んだり、洗濯物を干したりできるため雑草対策以外にも幅広い用途で使えます。
雑草対策でお困りならお庭110番にご相談ください!
お庭の雑草対策とおしゃれの両立は「防草シート+砂利」や「グランドカバー」という方法によって実現でき、今までのお庭の印象をガラリと変えることができます。
これらの方法は必要な道具さえ用意すればDIYできますが、体力が必要な作業でありケガの危険がともなうため注意が必要です。
もし、安全に雑草対策をしたいならお庭110番をご活用ください。
弊社にはきれいな庭づくりのための根本的な雑草対策ができる業者が多数加盟していますので、お客様のご希望に合わせた業者紹介が可能です。
除草や草むしり、砂利撒きなどの大変な作業を代行すれば、より効率的におしゃれな庭づくりをすることができます。