「何回抜いても雑草が繰り返し生えてきて嫌になってきた……」
「抜き終わった雑草ってどうやって処分したらいいの?」
このような悩みや疑問をもつ方におすすめの記事です。
雑草の処理は、ほとんどの方は「面倒」「やりたくない」と考えられていることかと思います。
特に、真夏の時期に雑草を処理する作業は、蒸し暑くてとても大変ですよね。
それに、処理した後の雑草を処分するのも、刈った雑草の量が多いほど大変な作業です。
そこで今回は「雑草の処理」について詳しくご紹介していきます。
本記事を読むメリットは下記のとおりです。
- 楽に雑草を処理する方法がわかる
- 処理し終えた雑草を処分する労力を軽減する方法がわかる
- 抜いた雑草を再度生えにくくする方法がわかる
雑草を処理する負担を少しでも楽にしたい方は、ぜひご覧ください。
雑草を処理する3つの手段
雑草を処理する方法も、さまざまな手段や道具があります。
その中から自分にあった手段で雑草を処理することで、より楽に雑草を片付けることができます。
雑草を処理する主な手段は下記のとおりです。
- 三角ホーを使って雑草を処理する:楽に処理したい方向け
- 雑草を手で抜いて処理する:費用をかけたくない方向け
- 除草剤を使って雑草を処理する:予防もしたい方向け
それでは、順番に説明していきます。
「雑草は処理したので処分方法を知りたい」という方は、雑草を処理した後の処分方法からご覧ください。
三角ホーを使って雑草を処理する
「三角ホー」を使って雑草処理をするのが一番おすすめの雑草の処理方法です。
手を使って雑草処理をするより早く作業ができるのはもちろん、持ち手が長い三角ホーを使うことで、かがまずに作業ができ、それほど疲れることなく雑草処理をすることができるので楽です。
深く根づいている根を取り除く際には、持ち手が短い三角ホーを使うと手早く雑草を処理することができます。
- 持ち手が長い三角ホー:広範囲の根が浅い雑草を処理するのに適している
- 持ち手が短い三角ホー:深く根づいている根を取り除くのに適している
ご自身のお庭の状態を見て2種類の三角ホーを使い分けると、より楽に雑草処理をすることができます。
おすすめの三角ホー
価格 | 4,980円 |
特徴 | サイズ:幅9.5×奥行112.5×高さ17cm 重量:600g |
※楽天での2022年6月10日時点の価格を記載しています。
柄の材質がアルミなので軽量で、刃がサビに強いステンレスで丈夫かつ長持ちする三角ホーです。
Amazonのレビューでも「軽くて丈夫で使いやすい」「ギザギザの面でツタなどもからめ取りやすい」と高い評価を得ています。
価格 | 1,810円 |
特徴 | 重量:300g 全長:38cm 刃幅:14cm 柄部長さ:30cm |
熱処理を施しているので耐摩耗性に優れ、切れ味抜群です。
深く根づいている根でも、簡単に処理することができるでしょう。
雑草を手で抜いて処理する
もっとも定番の方法で、道具を使わずに手で抜いている人も多いかと思います。
道具を使わずに雑草処理をするのは、ずっとかがみながら作業をすることになるので体力を使いますが、費用がかからないのは大きなメリットです。
ただ、一本一本雑草を根元から抜くのは時間がかかることもあり非常に大変です。
また、長時間かがみながら作業すると腰痛になる可能性もあるので、よほど体力に自信がある方以外はおすすめできません。
お庭の草むしりを簡単におこなう方法はこちらをご覧ください。意外と大変な草むしりを楽にするための方法をご紹介しています。
除草剤を使って雑草を処理する
除草剤を使うことで雑草を枯らすこともできれば、雑草が育たない土壌をつくることもできます。
雑草を処理しても他の植物を枯らしてしまう可能性もあるので、ご自身の目的や処理したい雑草の種類にあった除草剤を選ぶことが大切です。
除草剤は主に下記の2種類があります。
- 液状タイプの除草剤
-
速効性があり、すぐに雑草を枯らしたい場合におすすめ
- 顆粒タイプの除草剤
-
速効性はないが、雑草予防に最適で効果は半年ほど持続する
次は、液状タイプと顆粒タイプでおすすめの除草剤を紹介します。
おすすめの除草剤
価格 | 3,278円 |
特徴 | 剤形:シャワー剤 散布面積:約150~300平方メートル |
雑草の葉や茎にかければ根まで確実に枯らす液剤タイプの除草剤です。
使い方も手軽なシャワータイプで、蓋を開けてそのまま雑草にかけるだけです。
価格 | 1,960円 |
特徴 | 製造国:日本 ガンコな雑草も根まで枯らして一掃 |
20cm伸びた雑草にも効き、約半年効果が持続する顆粒タイプの除草剤です。
薬剤が土壌に保持されるので、種や新たに出現した芽も枯らします。
以上、雑草を処理する方法について紹介してきました。
次は、雑草を処理した後の処分方法について解説していきます。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
雑草を処理した後の処分方法
雑草を処理した後の処分ですが、お金を払って業者に片付けてもらったり、雑草を再利用したりとさまざまです。
ここでは、主に自分でできる処分方法を紹介します。
業者に依頼すると、安くない料金がかかるので(10㎡で1,000~5,000円ほど)なるべく費用のかからないように、自分でできる処分方法を中心に紹介していきます。
費用の節約になり、かつ少しでも楽に雑草を処分できる方法を厳選したので、ぜひご覧ください。
それでは、雑草を処理した後の主な処分方法は下記のとおりです。
- 天日干しで乾燥させる
- 燃えるゴミで捨てる
- 堆肥として利用する
順番に解説していきます。
天日干しで乾燥させる
まずは、雑草の処分を楽にするために、天日干しをして乾燥させることをおすすめします。
刈ったばかりの雑草は水分を含んでいるので、重量があり片付けるのも大変です。
雑草のかさが多いほどゴミ袋に詰めて処分するのも費用がかかることもあるので、天日干しをして雑草を軽くしてから処分すると費用の節約にもなります。
干すときは、山積みにして日光に当てるのではなく、内部に日が当たるように平らに干すのが理想的です。
また、雑草を土の上で干すと根づいてしまう可能性があるので、ブルーシートの上などで干しましょう。
- ゴミ捨ての費用を節約したい方
- 十分な時間やスペースがある方
- 体力に自信のない方
燃えるゴミで捨てる
「雑草って燃えるゴミで処分できるの?」と思われるかもしれませんが、雑草は家庭ごみと同じ「一般廃棄物」に分類されるので燃えるゴミとして処分することが可能です。
燃えるゴミで捨てる場合は、先ほども紹介したとおり天日干しをしておくと楽に雑草を処分できます。
費用面でも、重量が減れば使うゴミ袋の量も減るので費用の節約も可能です。
注意点は、一度に出すゴミの量があまりにも多いと、燃えるゴミとして処分することはできないことです。
参考例として、こちらに各自治体のゴミ出しルールをご紹介します。
自治体 | ゴミ出しのルール |
---|---|
名古屋市 | 剪定した庭木:50cm以下に切って |
大阪市 | 剪定枝・枝葉(最大の辺または30センチメートル以下のもの):一時に多く出されますと、収集に支障を来す他、有料収集(「粗大ごみ」)となる場合もあります。少しずつ分けて出していただきますよう、ご協力をお願いします。 |
世田谷区 | 落ち葉:可燃ごみ(4袋以上は、清掃事務所に相談ください。) |
- 費用をかけずに処分したい方
- 早く処分したい方
- 処理する雑草の量が少ない方
土に還す
燃えるゴミとして燃やさなくても、土に埋めてしまえばやがて土に還ります。
注意点としては、草が生きている状態で埋めると、根づいてまた雑草が生えることになります。前述したように天日干しなどをして枯らしてから埋めましょう。
費用がかからないのはうれしい方法ですが、土を掘る作業は疲れる作業なので、体力に自身のある方に向いている処分方法といえます。
- ゴミ捨てに費用をかけたくない方
- ごみの焼却や埋め立てによる環境汚染をしたくない方
- 体力に自信のある方
堆肥として利用する
堆肥とは、土質の改良を目的とした資材のことで、枯れ草や米ぬかなどを重ねて発酵させたものです。
雑草を利用して、堆肥を作ればお庭や家庭菜園での肥料として活用することができます。
園芸店などで肥料を買ってこなくても、雑草を利用して肥料を作れば費用の節約になります。
堆肥というとコンポストという容器を用いて、生ゴミを発酵させてつくるのが一般的ですが、堆肥は生ゴミがなくても雑草だけで作ることが可能です。
堆肥の作り方は下記のとおりです。
- 刈り草
- 米ぬか(油かすでも可)
- 水
- 土
- ビニールシート(マルチシートや毛布も可)
- 枠や箱などのコンポスト場を設置する
- 刈り草に米ぬかをかけて何層にも重ねていく
- 湿らせる程度に少量の水をかける
- 約2週間~1ヶ月ごとに下からかき混ぜて発酵を促進する
- 半年ほどで完成
堆肥をつくるには、雑草をかき混ぜる作業が必要になるので疲れますが、多少大変でもご自身で堆肥をつくりたい方はぜひ試してみてください。
- 堆肥の購入にお金をかけたくない方
- 自作の堆肥を家庭菜園で使うことに興味のある方
- 体力に自信のある方
- ごみの焼却や埋め立てによる環境汚染をしたくない方
燃やして処分するのはNG
田畑の多い地方で家庭ごみを燃やしている人を見たことがある方もいるかもしれませんが、家庭ごみや雑草を燃やすのは、農業や林業従事者を除いて法律で禁止されています(5年以下の懲役、1000万円以下の罰金)。
法律でも以下のように定められています。
(焼却禁止)
引用:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 | e-Gov法令検索
第十六条の二 何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一 一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二 他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三 公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの
(最終閲覧日:2022年5月26日)
それに、雑草を燃やして処分すると煙や匂いが発生するので、ご近所からクレームが来てトラブルに発展する可能性も考えられます。
燃やして処分するのは楽に思えますが、リスクが高いので上記で紹介した方法などで雑草を処分しましょう。
雑草の処理が面倒であればプロに任せるのがおすすめ!
ここまで読んでみて「やっぱり自分で雑草を処理するのは面倒だな」と思われているかもしれません。
道具を使えば、比較的楽に雑草の処理をすることができますが、それでも自力で雑草を処理する以上は労力を伴うことにかわりありません。
また、処理した雑草の量が多いほど、片付けるのも大変な作業ではあります。
ご自身で雑草処理をしたくないのであれば、プロに依頼をするのがおすすめです。
プロは数多くの雑草処理を経験しているので、自分はなにもしなくて楽なだけではなく、きれいに雑草処理をしてくれます。
「お庭110番」では、全国の業者と提携しているので、お客様のご要望にあった業者をご紹介いたします。
無料の相談窓口もありますので、雑草処理や予防対策で疑問点などがありましたら、お気軽にご相談ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
雑草を生えにくくする方法4選
ここからは、雑草を生えにくくする方法について紹介していきます。
頑張って雑草を処理しても、また大量に生えてきてしまうと、何度もつらい雑草処理をすることになりかねません。
雑草が生えないように予防しておくと、雑草処理の頻度が減るのでぜひ参考にしてください。
雑草を生えにくくする方法は下記のとおりです。
- グランドカバーを利用する
- ウッドチップやバークチップを敷く
- 腐葉土を敷く
- 防草シートを敷く
各対策の特徴をまとめているので参考にしてください。
- グランドカバーを植える
-
- 効果
-
○
- 手間
-
△
- デザイン
-
◎
- ウッドチップを敷く
-
- 効果
-
△
- 手間
-
◎
- デザイン
-
〇
- 腐葉土を敷く
-
- 効果
-
〇
- 手間
-
◎
- デザイン
-
△
- 防草シートを敷く
-
- 効果
-
◎
- 手間
-
○
- デザイン
-
△
順番に詳しく紹介していきます。
グランドカバーを利用する
グランドカバーとは、横に這って広がる植物のことです。
このグランドカバーを植栽することで、植物の葉でお庭を隠して影をつくり、土に日光が当たるのを防ぐのが目的です。
雑草は日光が当たるほど成長します。日差しが強い真夏の時期に雑草がもっとも繁殖するのもそのためです。
ですから、日光が少しでも当たらないようにグランドカバーを利用することで雑草の繁殖を防ぐことができます。
グランドカバーに該当する植物の一例を挙げると、以下の植物があります。
- ユーフォルビア
- ペチュニア
- リシマキア
- アジガ
- ヒメイワダレソウ
おすすめの植物は「ヒメイワダレソウ」です。とくに水やりや肥料などを与えなくても成長していくのでお手入れが簡単です。
ウッドチップを敷く
ウッドチップなどを敷くのも有効な雑草対策です。
グランドカバーを植栽するのも効果的な雑草対策ですが、植栽が多すぎると植物が密になってしまい、病気や害虫発生の原因になるので植えすぎるのはよくないです。
やり方は簡単で、土が見えているエリアに10cmほどの厚さでウッドチップを敷き詰めるだけで、雑草が生えにくい土をつくることができます。
- まずは必要な体積を計算します⇒体積(㎥)=敷く面積(㎡)×厚さ(m)
- ウッドチップはL(リットル)単位で売られているので、体積をリットルに換算します(1㎥=1,000L)
仮に縦3m、横5mの面積に10cmの厚さで敷く場合、必要な量は1,500Lとなります。
つまり、1袋50Lのウッドチップを購入する場合、30袋が必要という計算になります。
おすすめのウッドチップ
価格 | 4,620円 |
特徴 | 天然木100% |
ウッドチップの素材もいくつかありますが、その中で一番オススメなのが「ヒノキ」です。
消臭、防カビ効果に優れていて、防虫と除菌効果もあります。
腐葉土を敷く
腐葉土とは、名前から想像できるかと思いますが、腐って枯れた葉っぱのことです。腐葉土を敷くことにより、雑草の種子の飛来、発根を防ぐことができます。
さらに、腐葉土を敷くことで土壌を改良する効果もあるので、手軽かつメリットの多い雑草対策と言えるでしょう。
防草シートを敷く
防草シートは日光を遮断することで雑草の成長を防ぐ効果があります。
上に砂利やウッドチップを敷けば、シートを隠してお庭の景観をよくすることもできますし、砂利等が土に沈み込むのも防げます。
シートの敷き方はとても簡単です。
- 雑草処理した土の上に防草シートを敷く
- 設置した防草シートの上に砂利をかける
- ピンで固定して完成
ただ、防草シートもさまざまな種類があり、厚みが薄い商品を使うと雨風の影響で破れてしまう可能性があります。耐水性と厚みのある防草シートを選ぶようにしましょう。
おすすめの防草シート
価格 | 3,491円 |
特徴 | サイズ:41.7×29.4×10.2cm 重量:1.31kg |
0.6mmの分厚い生地と高性能UV剤を使用することで高い耐久性を実現しています。
水はけもよく、水たまりができないので、ボウフラなどの害虫が発生する心配もありません。
まとめ
今回は「雑草の処理」についてご紹介しました。
要点をおさらいすると、以下のようになります。
- 除草の方法は三角ホーが安全かつ楽でおすすめ
- 天日干しで雑草を軽くすると捨てるのが楽
- 燃やして処分するのは法律違反なのでNG
- 雑草を生えにくくするポイントは日光を当てないこと
雑草の処理は面倒で大変なものですが、雑草処理を楽にしてくれる道具を使用し、土に日光を当てないようにするなどの工夫一つで雑草処理の労力を軽減できます。
本記事で紹介した内容を実践して、雑草処理が少しでも楽になれば幸いです。
雑草処理から予防対策まで「お庭110番」にご相談ください!
本記事を最後まで読んでみて、「草を刈るのも処理するのも、自分でやるのは大変そうだな」と思われた方はぜひ「お庭110番」にご相談ください。
草刈り、草むしりの雑草処理から、除草剤の散布や防草シートなどを使った予防対策まで、弊社加盟店がまとめてご対応いたします。
お庭110番は全国の業者と提携しているので、お客様のご要望に合った業者をご紹介いたします。
ご相談、お見積りは無料※で承りますので、お気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。