造園を行いたいと考えた際に、どの造園業者に依頼すれば良いのか分からないと思ったことはないでしょうか?造園業者の中にもいくつか種類があり、それぞれ得意分野が分かれています。自分の理想の庭を作り出すためには、それらを把握することが重要です。
今回は造園業者の選び方をご紹介いたします。造園業者を選ぶ際にも確認しておくと良い項目がいくつかあり、信頼できる業者を選ぶ際に役立つでしょう。良い造園業者の選び方を知っておくことで、理想のお庭に近付けることが可能になります。
お庭のお手入れを請け負ってくれるいろんな業者
造園業者には、大きな会社や個人経営で行っている小さな会社もあります。業者によってそれぞれ得意分野も異なっているため、自分の作りたい庭のイメージに合うものが得意な業者を選ばなくてはいけません。業者の種類と得意分野は主に4つに分けられます。
造園会社
専門業者なため知識が豊富で対応できる範囲が広いです。公共事業を中心にしている会社の場合は、個人の庭のプランが苦手な場合もあります。業者によっては洋風や和風など、得意なスタイルも異なるため確認しておくことが重要です。
庭師、植木屋さん
植木の植栽や剪定など、メンテナンスを専門にしている業者です。庭園の設計やデザイン力に優れているのかは担当する人物次第になります。ブロック工事や水道・電気工事を伴う際には、外部への発注になることが多いです。
ガーデンデザイン会社
デザインや設計を得意としている業者です。デザインのレベルは高いですが、施工は会社の提供業者に依頼することがほとんどです。施工までもしっかり管理してくれる業者が多いですが、提携が取れていないこともあるので過去の実績などを調べておくと良いでしょう。
エクステリア会社
ブロックなどを使った外構部分を得意としている専門業者です。エクステリア中心のデザイン力に優れています。植物に関する知識が少ないことがあるため、花木をメインにしたい場合には向いてないでしょう。
造園業者をうまく選ぶコツ
過去の施工事例が豊富な造園業者を選ぶことがポイントです。施工事例が多いため経験値が高く、多くの要望にも応えてくれます。トラブルが起こった場合にも、しっかりとした対処を行ってくれるため安心感があります。
過去の事例を見ておくことで、自分のイメージと近いものがあれば費用などを大まかに聞くことも可能です。造園業者を選ぶ際には、過去の施工事例を確認し、実績を重視すると良いでしょう。
造園業者の持つ資格を確認しておくのも、業者を上手く選ぶコツの1つです。日本には造園の技術を認定する「造園施工管理技士」という国家資格があります。公共工事では、資格を持っている技術者が中心となり施工を進めます。
個人宅の造園では、資格の所持は必須ではありません。しかし、資格所持者がいる方が造園業者の技術力が高く、専門知識も豊富なことが多いでしょう。1級と2級に分けられているため、優秀な業者を選択したい場合には上級の1級を選ぶと良いです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
見つけた業者が信頼できるか確認する方法
見積書の内訳を細かく出している業者は信頼できると考えていいでしょう。それぞれの過程を一式などの曖昧な言葉でまとめている場合は注意が必要です。何に費用が発生しているのかを確認しておくことが重要になります。細かな見積りをしてもらえる業者の場合は、無駄な費用を使う心配もなく安心です。
造園に取り掛かる際には、業者とのイメージの共有がとても重要になります。信頼できる業者はこの打ち合わせにも十分な時間を費やしてくれます。話を聞いているだけでなく、専門的な知識からアドバイスを提案してくれるためお庭のデザイン幅も広がることでしょう。
自分のイメージが実現できない場合には、他の代案を提示してもらうこともできます。これらは打ち合わせの段階で確認することが可能なので、信頼できる業者か見極める際にはチェックしておきましょう。
打ち合わせや現場調査などを行うため、電話での連絡を取ることも増えてきます。アポイントに遅れることや、折り返しの電話が一向にかかってこないといったこともあるでしょう。
造園技術とは関係のないことですが、このような姿勢は仕事の質にも影響し、自分の求めるお庭を満足に作ってもらえないかもしれません。態度の面での不安がある場合は、他の業者を探すと良いでしょう。
造園業者は造園に関するプロであるため、自分の理想のお庭により近づかせることが可能です。造園業者を利用するメリットは主に、「早い」「簡単」「綺麗」「安心」です。自分の理想を十分に叶えるためには、高度な技術を持つ業者に依頼することが一番簡単な方法になります。
経験も豊富なため作業速度も無駄がなく早いです。難しい要望をした場合でも、専門家の知識から新しい代案を求めることができます。
造園業者を利用することで安全性を得ることも可能です。ブロック塀などを設置した場合、倒れてしまったら大きな事故になりかねません。完成後の安全性を高めておくことで、より安心した気持ちで庭を満喫することができるでしょう。よりよい庭作りを目指すのであれば技術面だけでなく、豊富な知識やデザイン力を持つ造園業者を利用することがおすすめです。
まとめ
造園業者を利用することで自分の理想のお庭に近付けることができるでしょう。業者ごとの違いや、得意分野を把握しておくことで目的に合った業者選びも可能です。造園業者の選び方にも注意しておかなければいけない点がいくつかあります。イメージを共有することができなければ、完成したとしても十分満足できるものにならない可能性があります。
過去の施工事例や資格の保持など、自分で確認できるものは事前に調べておきましょう。理想のお庭に近づかせるためには、信頼できる業者を見つけることが重要です。