ギョリュウバイは、花が咲き終わった6月前後に「透かし剪定」をおこなってスッキリさせましょう。ギョリュウバイは細い枝を密集させて生長するため、放っておくと日光が株まで当たらず弱ってしまうからです。
ギョウリュウバイは8月ごろに花芽を作るため、翌年の花に悪影響を与えないために8月以降に剪定をおこなうのは避けましょう。当記事では、ギョリュウバイの剪定方法について解説していきます。
また、ギョリュウバイの増やし方や栽培方法もご紹介していますので、最後までご覧いただけたら幸いです。
ギョリュウバイを剪定しよう
ギョリュウバイは密集して生長する性質をもった植物のため、剪定を怠ると株の内側まで日の光が届かなくなり枯れてしまう原因につながります。そのため、適した時期に剪定をおこなうことが必要なのです。
この章では、ギョリュウバイの剪定方法についてご紹介していきます。健康的に育て、きれいな花を咲かせましょう。
剪定時期
ギョリュウバイの剪定時期は、花が咲き終えた6月前後になります。8月前後には、翌年に咲く花の花芽が付き始めます。花芽ができてから剪定をすると、花芽の付いた枝も切ってしまうおそれがあります。花芽を切ると花が咲かなくなるため、花が終わってから花芽を作り始める間の6月ごろに剪定をするようにしましょう。
必要な道具と剪定方法
ギョリュウバイの剪定を始める前に、まずは以下のものを準備します。
◆準備するもの
- 剪定バサミ
- 脚立
- 作業用手袋
- 掃除道具
- ゴミ袋
基本的に必要となるものはこれだけです。太い枝を切る場合であれば、剪定用のノコギリを用意しておくとよいでしょう。では、剪定の手順をご紹介していきます。ギョリュウバイの剪定は「透かし剪定」でおこないます。
◆透かし剪定の手順
- 全体が枯れている枝や、地面に向かって生えている枝などを根元から切り取る
- ひと通り切り終わったら、一度ギョリュウバイ全体のシルエットを見る
- 全体のシルエットからはみ出している部分がある場合は、表面に沿って切りそろえていく
- 再度全体のシルエットを確認し、はみ出している部分がなければ剪定完了
- 最後に出たゴミを袋に入れて処分する
剪定することで風の通りや日の当たりがよくなり、ギョリュウバイを健康的に育てることができます。しかし、「自分で剪定する時間がない」「うまく剪定できる自信がない」という方も中にはいらっしゃることでしょう。
そのようなときは、一度弊社までご相談ください。弊社にご連絡いただければ、お客様に弊社に加盟している業者をご紹介することができます。まずはご相談からという方でも、ご利用することは可能ですので、お気軽にご連絡ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
挿し木でギョリュウバイを増やそう
ギョリュウバイを増やしたい場合は、開花前の9月~10月と開花時期である3月~4月のどちらかで挿し木をおこないましょう。この時期は花を咲かせるための力あるため、多少傷つけても問題なく育ちます。
ご自宅の庭をギョリュウバイの花で彩るために、挿し木でギョリュウバイを増やしてみましょう。以下から挿し木方法を解説していきますので、ぜひお役立てください。
挿し木方法
挿し木をおこなう前に、まずは必要なものを準備しましょう。
◆準備するもの
- 鉢
- 土(鹿沼土やパーライトなど)
- ハサミ
- 水の入った容器(水揚げ用)
◆手順
- ギョリュウバイの枝を10cm~15cmほどの長さに切る(切り口は斜めにする)
- 切った枝(挿し穂)を水の入った容器に1時間ほどつける
- 鉢に土を入れておく
- 水につけていた枝を土に挿す
- 午前中日が当たる場所(半日陰)に置き、水を切らさないように与える
うまく栽培してきれいな花を咲かせよう
ギョリュウバイを育てるには、剪定以外に管理する場所や水やりなどに注意する必要があります。間違った育て方をすると、健康に育たず弱ってしまったり、最悪の場合には枯れてしまったりするからです。
この章では、ギョリュウバイの栽培方法について解説していきます。現在育てている方も、これから育てるという方もぜひ参考にしてみてください。
育てる場所
ギョリュウバイは湿気が苦手のため、日が当たり空気の流れがよい場所で育てましょう。ただし、夏場は西日を避けるようにしておきます。またギョリュウバイは寒さに強く、-5度まで耐えることができるので防寒対策は必要ありません。
苗を植え付けよう
ギョリュウバイの苗を植え付けるのに適した時期 は、4月~6月となっています。とくに6月は梅雨の時期に入るため、この時期に植え付けをおこなえば、ギョリュウバイが早く根付きます。
またこの時期以外にも、9月ごろも植え付けすることが可能です。植え付ける際は、鉢植えか地植え(庭植え)か、あらかじめ決めておきましょう。そうしておくことで、どんなものが必要を知ることができるからです。
では、以下から地植えと鉢植えの植え付け方法をご紹介していきます。
【鉢植えの場合】
◆準備するもの
- 鉢(購入時の鉢より2回り大きいもの)
- 用土(赤玉土7・腐葉土2・鹿沼土1を混ぜたもの、または培養土)
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 手袋
◆手順
- 用意した鉢に、鉢底ネット→鉢底石の順番で敷いていく
- 鉢に用土を入れる
- ギョリュウバイの苗を用意した鉢に入れて、土を被せる
- たっぷりと水を与え、日当たりがよく風がよく通る場所で管理する
【地植え(庭植え)の場合】
◆準備するもの
- スコップ
- 腐葉土や堆肥
- 手袋
◆手順
- 植え付ける場所にギョリュウバイの苗より2倍~3倍ほど大きく、深さ約30cmの穴を掘る
- あらかじめ、植える場所の土に腐葉土などを混ぜておく
- 掘った穴に苗を植えて土を被せる
水やり
ギョリュウバイの水やりの頻度は以下のようになっています。
◆地植え(庭植え)
根付くまでは水を与えましょう。根付いたあとは雨だけで十分育つため、水を与える必要はありません。ただし、雨が降る日数が少ない場合は、土が乾いたら水を与えるようにして水分不足を防ぎましょう。
◆鉢植え
土が乾いているかを確認し乾いている場合は、蜂の底から水が出るまでたっぷりと与えます。
肥料
地植えと鉢植えともに4月前後と10月前後に緩効性肥料を与えようにしましょう。基本的には、この2つの時期だけで問題ありませんが、生長が遅くなってきたり、花付きが悪かったりしたときは追肥しましょう。
植え替え
ギョリュウバイは生長が早いため、1年に1回、4月~6月 ごろに植え替えが必要です。とくに梅雨の時期である6月は根付くのが早いので、花芽を作り始める8月前後までに活着し栄養を力強く吸って成長してくれることでしょう。
以下から植え替え方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
◆準備するもの
- 新しい鉢(ひと回り大きいもの)
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 用土(市販の培養土など)
- ハサミ
- 手袋
◆手順
- 新しい鉢に鉢底ネット→鉢底石の順番で敷き、用土を入れる
- 古い鉢からギョリュウバイを抜き、3分の1ほど土をほぐす
- 腐って黒く変色している根や長く伸びている根をハサミで切り取る
- 準備した土にギョリュウバイを植えて、土を被せる
- 水をたっぷり与え、10日間ほど直射日光が当たらない場所で育てる
ミノムシに注意する
ギョリュウバイは病害虫が発生することがほとんどありません。ただし、ミノムシが発生し食い荒らされることがあるので注意しておきましょう。もしミノムシを見つけた場合は、殺虫剤は使用せず、手袋を着用してから手で取るようにします。
なぜなら、ミノムシの体の周りには木の枝葉が付いており、殺虫剤が効きにくいからです。そのため、地道に手で取り除く必要があります。この作業が面倒だという場合は、業者に相談してみるのもよいでしょう。
その際は、ぜひ弊社をご利用ください。弊社には全国に加盟店があり、その中からお客様に最適な業者をご紹介することができます。またご紹介させていただく業者には、剪定から害虫駆除までおこなうことができる業者もおりますので、ご安心ください。
忙しい方でもご連絡いただけるように、24時間365日いつでもお電話受け付け可能となっておりますので、ご時間があるときにお問合わせください。