雪柳を剪定するときは、4月~5月が最適な時期です。4月~5月は、雪柳の花が咲き終わる時期となっています。この時期に剪定をおこなうことで、次の花芽を切り落とさないようにすることができます。また、雪柳は秋に翌年開花する花芽を付け始めるため、できるだけ早い時期に剪定を終わらせておく必要があるのです。
そのため、雪柳の剪定は、遅くても7月までに終わらせておくようにしましょう。この記事では、雪柳の剪定方法や粗朶方などについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
雪柳の剪定方法
雪柳を美しく仕上げるためには、剪定で樹形を整えてあげることが必須です。しかし、間違った方法で剪定すると、樹形が乱れてしまうおそれがあります。そのため、正しい雪柳の剪定方法を理解しておくことが大切です。この項目では、雪柳の剪定方法についてご紹介します。
剪定に必要な道具
まずは、雪柳の剪定に必要な道具を揃えておきましょう。雪柳の剪定に必要な道具は、「軍手」と「剪定ばさみ」だけで問題ありません。剪定の最中に枝や葉でケガをしないように、必ず軍手を装着してから作業をおこなってください。
剪定ばさみは、雪柳の枝葉を剪定するときに使用します。これらの道具は、通販やホームセンターなどで購入することができるので、事前に揃えておきましょう。
雪柳の剪定時期
雪柳の剪定時期は、4月~5月が適しています。雪柳は、秋に翌年開花する花芽を付け始めるため、4月~5月に剪定することで花芽を切り落とさないようにできるのです。そのため、雪柳を剪定するときは4月~5月、もしくは遅くても7月ごろまでに終わらせるようにしましょう。
基本は間引き剪定
雪柳は、基本的に「間引き剪定」と呼ばれる方法で剪定をおこないます。間引き剪定とは、混み合った枝を中心に切り落としていき、全体の風とおしを良くする剪定方法のことです。
雪柳の場合、枯れている枝や古い枝・混みあった枝などの不要な枝を根元から切り落としてください。これらの不要な枝を切り落としておくことで、全体の風とおしが良くなり、花芽を付けやすい状態にすることができます。
完璧に仕上げるなら業者に依頼!
雪柳の剪定は、正しい方法を理解すれば自分でもおこなうことができます。しかし、理想どおりの樹形に仕上げたい場合、雪柳の剪定に関する知識や経験が必要です。そのため、雪柳を完璧に仕上げたいという場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
業者であれば、豊富な知識と経験で依頼者の希望どおりに、雪柳を剪定してもらうことができます。弊社にご連絡いただければ、雪柳の剪定が可能な業者をご紹介いたします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
雪柳の栽培方法
雪柳は、淡いピンクや白の花が魅力的な植物です。しかし、間違った育て方をしていると、美しい花を咲かせられないおそれがあります。そのため、美しい花を咲かせたいのであれば、正しい雪柳の栽培方法を理解しておきましょう。この項目では、雪柳の栽培方法についてご紹介します。
雪柳に適した環境
雪柳は、真冬の寒冷地など極端な環境でなければ、基本的に場所を選ばずに育てることが可能です。しかし、風とおしの悪い場所に置くと、病害虫の被害に遭ってしまうおそれがあります。
そのため、極端な環境や風とおしの悪い場所は避けるようにしましょう。反対に、雪柳は日当たりの良い場所を好むため、日当たりと風とおしの良い場所であれば育てるのに最適だと言えます。
肥料の与え方
雪柳は、1月~2月と開花後の2回に分けて肥料を与えます。1月~2月は、寒肥として有機質肥料を与えてください。開花後は樹勢が弱まっているため、有機質肥料か緩効性の化成肥料を与えておくことで、翌年の開花に備えることができます。このとき、肥料は株元に与えるようにすると効果的です。
水やりの方法
雪柳の水やりは、地植えか鉢植えかによって方法が異なります。地植えの場合、根付くまでは土が乾燥するタイミングで水やりをおこないますが、根付いた後は雨水だけで問題ありません。鉢植えの場合、土の表面が乾燥したタイミングで鉢底がいっぱいになるほど、しっかりと水やりをおこなってください。
挿し木にする方法
雪柳を挿し木にして増やす場合、葉が落ちる3月ごろにおこなうのが最適です。雪柳を挿し木にする具体的な方法については、以下のとおりです。
- 雪柳の枝を先端部分から10cm程度だけ斜めに切り取る
- 切り取った枝の切り口を水に1日浸ける
- 挿し木用の土を用意して、切り取った枝を挿し込む
- 風のない日陰に置いて、土が乾燥しないように水やりをする
- 2か月程度育てて、新芽が出始めたら地植えにする
わからないことは業者に相談!
雪柳の剪定や育て方について悩みがあるという方は、一度剪定業者に相談してみるのもおすすめです。剪定業者は枝を切るだけでなく、雪柳の健康状態を確認して適切なケアをしてくれます。弊社では、雪柳の剪定や育て方に関する知識や景観が豊富な業者を厳選してご紹介することが可能です。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
雪柳で注意すべき病気・害虫
雪柳を健康的で美しく保つためには、剪定や育て方だけではなく、病害虫についても理解しておくことが大切です。病害虫について理解しておくことで、万が一の際に素早く対処することができます。ここからは、雪柳で注意すべき病害虫について見ていきましょう。
うどんこ病
うどんこ病とは、植物の葉や茎が白いカビで覆われる病気です。うどんこ病を発症した植物は、白いカビに覆われて生長を阻害されたり、枯れさせられたりしてしまうおそれがあります。そのため、うどんこ病を発見したら、感染した箇所を駆除して専用の薬品で対処しておきましょう。
苗立枯病
苗立枯病とは、植物の地中際に生えている茎が黒く変色する病気です。苗立枯病を発症した植物は、地中際の茎が黒く変色して、枯れていってしまいます。そのため、苗立枯病を発見したら、感染した箇所を駆除して専用の水和剤で対処しておきましょう。
アザミウマ
アザミウマとは、体長1mm~2mm程度で黄色や灰褐色の見た目をしている害虫の一種です。アザミウマに寄生された植物は、花や果実から栄養を吸い取られてしまいます。
また、栄養を吸い取る際に植物の組織を破壊する唾液を流し込むため、変色したり小斑点が出たりすることもあります。そのため、アザミウマを発見したら、専用の殺虫剤で駆除しておきましょう。
アブラムシ
アブラムシとは、体長3mm前後で国内に700以上もの種類が存在している害虫の一種です。集団でアブラムシに寄生された植物は、新芽や葉裏などから栄養を吸い取られてしまいます。また、アブラムシの排泄物によってすす病が発症するおそれもあります。そのため、アブラムシを発見したら、専用の殺虫剤で駆除しておきましょう。
病害虫の対処は業者に!
病害虫による被害は、対処が遅くなればなるほど大きくなっていきます。そのため、雪柳が病害虫の被害に遭っている場合、できるだけ早く対処することが大切です。そういった場合、業者に依頼して病害虫を対処してもらうのがおすすめです。
弊社では剪定だけでなく、害虫駆除や消毒など、さまざまなお庭のお手入れに対応する業者と提携をしております。樹木の施肥や移植、草刈りや芝刈りなども対応可能ですので、お庭に関することならなんでもお気軽にご相談ください。