庭木などを剪定する際、剪定シートを敷いておくと切った枝葉の後処理が楽になります。剪定シートを敷くことにより、切り取った枝葉が地面に散らばらないからです。
また、ほうきで掃いても小石や土が混ざってこないので、枝葉のみをゴミ袋に入れて処分することができます。このコラムでは、剪定シートの種類や選び方をご紹介しています。購入するときに、どれを選べばいいかを知るための参考にしていただけると幸いです。
剪定シートを敷く理由とは?
剪定シートを敷く理由は、剪定した後に出た枝や葉を効率よく処分するためです。庭木などの植物を剪定する場合、切った枝や葉がどうしても地面に散らばります。そのため、掃除の際に土や小石などが混ざってしまい、ある程度取り除いてからゴミ袋に入れるという作業が増えてしまうことでしょう。
剪定をおこなう場所にあらかじめ剪定シートを敷いておくことで枝葉が直接地面に落ちて土がつくのを防ぐことができます。そうすることで、掃除する際に小石などを取り除くという作業が必要なくなります。
ただし、剪定シートにはさまざまな種類や大きさなどがあるので、剪定する範囲や作業用途などを考えて購入することが大切です。よく確認せずに選んでしまうと、シートのサイズが小さく敷いても意味がなかったり、反対に大きすぎて使いづらかったりといったトラブルが起こる可能性があります。
ただ、剪定シートをどう選べばいいのかわからないという方もいらっしゃることでしょう。そのような場合は、次章でご紹介する剪定シートの選び方をご覧いただき、参考にして選んでみてください。
剪定シートの種類と選び方
剪定シートにはいくつか種類があるため、どれを選んで使えばいいか悩んでしまうことでしょう。ここでは、剪定シートの種類と選び方について解説していきます。購入する際に、ぜひお役立てください。
剪定に使うシートはおもに3種類
剪定の際に使用することができるシートには、以下のような種類があります。
メッシュシート
合成樹脂を網目状に編んだシートです。軽くて持ち運びやすく、地面に敷いて上に脚立などをおいても滑りにくくなっています。長さが3mほどと大判なものもあり、広範囲に敷いておくことで作業場所に合わせてシートも一緒に移動する手間が省けます。比較的価格が高いのがデメリットです。
ブルーシート
防水性のある合成樹脂のシートです。剪定専用のシートよりも比較的安価で、100円ショップなどでも販売されているため手軽に手に入れられるのがメリットです。敷物や雨よけなどにも使用するなど剪定以外にも使えるので、迷ったときは、ひとまずブルーシートを購入しておくのもよいでしょう。
ただし、ブルーシートには厚さが薄いものから厚手のものまであります。薄いものだと耐久性はあまりありませんので、長く使いという方は、耐久性の強い厚手のものを選ぶとよいでしょう。
園芸用シート
メッシュシートよりも小ぶりで網目がなく、ブルーシートよりも丈夫なのが園芸用シートです。角を立ち上げることでトレイ状にできるものもあり、剪定した枝を積んでおいたり、引きずって移動させる際に便利です。
選び方1:場所や作業範囲などにあったシート
剪定する範囲や場所によって適したシートは違ってきます。以下に、剪定場所別にまとめましたのでご覧ください。
室内の場合
室内で剪定する場合は、小さめの剪定シートを選びましょう。大きいシートを選んでしまうと、場所をとるため邪魔になってしまいます。また、園芸用シートの中にはホックやワイヤーでトレーにできるタイプがあります。
小さめの鉢で植物を育てている場合は、そのトレーにしたシートの中に鉢を置いて作業すると後処理が楽になるでしょう。また植え替えの際にも利用できるのでおすすめです。
屋外の場合
屋外の場合は、剪定範囲に合わせて選ぶようにしましょう。たとえば、生垣の剪定をおこなう場合は横長のものを選ぶことで、広範囲に剪定シートを敷くことができます。
また庭木の剪定の場合は、スリット(切れ込み)付きのものを選ぶとよいでしょう。幹の周りを囲んでシートを敷くことができるので、四方に散らばった枝葉も簡単に集めることが可能です。
選び方2:シートに持ち手がついてる
持ち手がついているシートはゴミを乗せたまま引きずるようにして移動できたり、包み込んで持ち上げることができたりするので便利です。
またシートではないですが、切った枝葉を回収するための深めのカゴがあります。これを使用すれば、ゴミ袋を被せ逆さにすることで簡単に入れられますので、購入を検討してみるのもよいでしょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
剪定で困ったら業者に相談しよう
剪定シートを使えば、剪定後の後処理は楽にできます。しかし、切った枝葉が多かったりするとゴミ袋に入れたり、回収日まで保管しておいたりするなど大変です。また、自治体によっては出し方に細かいルールがある場合もありますので、ゴミ回収に出すだけでもひと苦労ということもあるでしょう。
そのような作業がわずらわしいと感じるときは、剪定業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば、剪定だけではなくゴミの処分や、後片付けまでおこなってくれます。ただ、実際業者に剪定を依頼するとき、どの業者にすればいいのか悩んでしまうことでしょう。そのときは、弊社までお問い合わせください。
弊社ではお客様のご希望に沿った業者を弊社加盟店よりご紹介しております。ご紹介させていただく業者は、さまざまな依頼をこなしてきており、また植物に関する知識も豊富です。ご相談からでも構いませんので、お気軽にご利用ください。