もみの木の剪定では、基本的な枝葉の剪定に加えて、高さを抑えるための「芯止め」もおこないましょう。
もみの木は生長が早いため、放置しているとどんどん大きくなり、手入れが難しくなってしまいます。さらに手入れできない状態が長く続くと、病害虫が発生し枯れてしまうおそれもあるので、適度な大きさに調節しておくことが大切なのです。
しかし芯止めは高所での作業になるので、できれば業者に依頼するのがよいでしょう。当記事ではもみの木の剪定・芯止めの手順や育て方、業者による剪定の費用相場などご紹介しますので、参考にしてください。
もみの木の剪定時期と手順
もみの木の剪定は10~3月ごろの寒い時期におこないます。この期間のもみの木は越冬する力を蓄えるために生長のスピードがゆっくりになるので、剪定してもすぐに枝や葉が生えて樹形が乱れるという心配がないのです。では、具体的な手順を確認していきましょう。
基本的な剪定の手順
もみの木の剪定に必要なものと手順は以下のとおりです。
〇必要なもの
- 剪定ばさみ
(切り口から細菌が入って木が弱るのを防ぐために、剪定ばさみは火であぶって熱消毒しておきましょう) - 軍手
- ゴミ袋
〇剪定の手順
もみの木の剪定では、長い枝や形の悪い枝を根本から切ります。さらに、全体のバランスを見ながら混み合っている枝や葉も透いてあげましょう。このような剪定をおこなうことで、風通しがよくなり病気や害虫を防ぐことができるのです。また栄養が木全体に行き渡り、もみの木が健康的に育ちます。
高さを抑える「芯止め」もおすすめ
芯止めは幹の頂上を切って高さを抑える方法です。もみの木は高さ15~45mほどまで生長するため、ご家庭で育てる場合は芯止めをおこなって手入れしやすい高さに調節しておくことをおすすめします。ただし、大きく生長した樹木の芯止めは高所作業となり危険を伴うため、業者に依頼するほうがよいでしょう。
弊社にご相談いただければ、加盟している剪定業者の中から、高所作業にも対応した剪定業者をご紹介いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
もみの木のお手入れ方法
もみの木を健康的に育てるためには、剪定の手順だけでなく、日常的なお手入れ方法についても知っておく必要があります。ここではもみの木のお手入れポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
〇育てる環境
もみの木を育てるなら日当たりがよく風通しのよい場所が適しています。ただし暑さにあまり耐性がないので、とくに夏場は半日陰の場所に移動させたほうがよいでしょう。
〇土
もみの木は乾燥に弱いので保水力のある土で育てましょう。市販されている植物用の培養土を使うのがお手軽でおすすめです。
〇肥料と水やり
前述したようにもみの木は乾燥に弱いので、土が乾いていたらその都度水やりをするようにしてください。また、肥料は年に1度、新芽が出る4~5月ごろに与えましょう。
〇病気と害虫
もみの木は病害虫に強いといわれています。しかし、ときどきアブラムシや毛虫がつくことがあるので注意しましょう。とくに毛虫にはかゆみを伴う毒針があるので、駆除するさいには長袖にゴーグルを身に着け、殺虫剤を使って駆除してください。
鉢植えのもみの木は植え替えを!
もみの木を鉢植えで育てている場合は、1~2年に1回、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。狭い鉢のままだと根が伸ばせず詰まってしまい、木が弱ってしまうことがあるからです。植え替えをする時期は新芽が出る前の3~4月ごろが適しています。
もみの木は根が傷むと生育が悪くなるので、植え替えをするときは根をほぐさず、根についた土も落とさないようにしましょう。また、植え替えたあと葉が落ちやすくなることがありますが、これは新しい環境に適応するための反応なので、いつも通りのお手入れをしてあげましょう。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
庭木の剪定を業者に依頼する場合の費用相場
最後に、業者によるもみの木を含めた庭木の剪定費用相場をご紹介します。詳しくは以下をご覧ください。
〇剪定の費用相場
- 低木(0~3m未満):約700円~3,000円
- 中木(3~5m未満):約3,000円~5,000円
- 高木(5~7m未満):約6,000円~1万5千円
- 7m以上の木:個別見積りとなる場合が多い
多くの業者では、7m以上の木は個別見積りとなっています。とくにもみの木は生長すると高さ7mを超える場合が多いため、費用が個別見積りになりやすいです。また上記の費用以外にも、人件費やゴミの処分費用などが必要になるので、まずは業者から見積りをとり確認してください。
相見積りをとって比較してみましょう!
剪定業者に依頼する場合は、まず2~3社から相見積りをとって比較してみるとよいでしょう。費用だけでなくさまざまな観点から、自分が納得のゆく業者に依頼することが大切です。弊社ではさまざまな剪定業者をご紹介しておりますので、相見積りをとられるさいはぜひ弊社がご紹介する業者もご検討ください。