常緑樹の剪定時期は、常緑樹の種類ごとに変える必要があります。常緑樹には「常緑針葉樹」「常緑広葉樹」という2種類が存在しており、それぞれで剪定に適した時期が異なっているためです。
そのため、常緑樹を剪定するときは、剪定する常緑樹の種類を把握しておきましょう。この記事では、常緑樹の剪定時期や種類・剪定方法などについてご紹介しています。また、常緑樹を剪定するときの注意点についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
常緑樹の剪定時期と種類
常緑樹には、さまざまな種類が存在しています。そのため、常緑樹を剪定するときは、常緑樹の種類に合わせて時期を見極めることが大切です。この項目では、常緑樹の剪定時期と種類についてご紹介します。
常緑樹の種類
一口に常緑樹といっても、大きくわけて「常緑針葉樹」と「常緑広葉樹」が存在しています。常緑針葉樹とは、細長い葉や鱗状の葉が特徴的な常緑樹です。一方の常緑広葉樹は、平たく表面積が広くなっている葉が特徴的な常緑樹です。
どちらも同じ常緑樹という分類ですが、剪定時期が異なることもあるため、自分が剪定したい常緑樹がどちらの種類であるか確認するようにしましょう。
常緑針葉樹の剪定時期
常緑針葉樹には、「マツ」「スギ」「ゴールドクレスト」などの種類が存在しています。これらの常緑針葉樹は、基本的に3月~4月の春ごろに剪定をおこないます。
3月~4月は新芽が生長し始める前の時期となっており、この時期に剪定をおこなっておくことで、生長したときにキレイな樹形に整えることができるためです。また、常緑針葉樹は寒さにも強いため、樹形が乱れているのであれば夏~冬でも軽い剪定をおこなっても問題ありません。
常緑広葉樹の剪定時期
常緑広葉樹には、「キンモクセイ」「ツバキ」「サツキ」などの種類が存在しています。これらの常緑広葉樹は、3月下旬~6月ごろに剪定をおこないます。常緑針葉樹と異なり寒さに弱いため、春~夏ごろまでには剪定をおこなうことが大切です。しかし、本格的に寒くなる前の9月前後までであれば、軽い剪定で樹形を整える程度は問題ありません。
もし、育てている常緑樹の剪定時期がよくわからないという場合は、業者に相談するのがおすすめです。業者に相談することで、常緑樹の種類に合わせて最適な剪定方法を提案してもらうことができます。
また、必要であれば剪定を依頼することも可能です。弊社にご連絡いただければ、常緑樹に対応可能な業者をご紹介いたします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
常緑樹の剪定方法
常緑樹の剪定方法は、常緑樹の種類に関わらず基本的に同じ方法となっています。植物の種類によっては、多少剪定方法が異なる場合もありますが、基本的な流れは一緒なので理解しておきましょう。この項目では、常緑樹の剪定方法についてご紹介します。
道具を準備する
まずは、常緑樹の剪定をおこなうために必要な道具を準備していきましょう。常緑樹の剪定に必要な道具は、以下のとおりです。
- 軍手
- 剪定ばさみ
- のこぎり
- 脚立
軍手は、剪定中に枝葉でケガをしないために必ず装着してください。剪定ばさみは常緑樹の剪定に使用します。のこぎりは、剪定ばさみでは切ることが困難な太い枝などを切る際に用意しておきましょう。脚立は、高い場所を剪定する際に必要となることがあるので、準備しておくと便利です。
強剪定
常緑針葉樹の3月~4月、常緑広葉樹の3月下旬~6月というように、常緑樹の種類ごとに剪定に適した時期は、強剪定をおこないます。強剪定とは、枝葉を大きく切り落として樹形を整えていく剪定のことです。
強剪定では、基本的に樹形を乱したり生長の邪魔になっていたりする枝を切っていきます。代表的なものとしては、以下のとおりです。
- 徒長枝(必要以上に伸びた細い枝)
- 下がり枝(横に伸びた枝に対して下に伸びた小枝)
- 逆さ枝(幹側に伸びた枝)
- 交差枝(枝同士で絡まったり交差したりしている枝)
これらの枝は、常緑樹の樹形を乱したり全体の風とおしを悪くしたりする原因になるので、根元から切り落としていきましょう。
弱剪定
強剪定以外の時期で、樹形を整える際は弱剪定をおこないます。弱剪定とは、全体の風とおしをよくしたり、枝が絡みあったりしないように調整していく剪定のことです。樹形を大きく変える強剪定と異なり、樹形を微調整していくことが目的となっているため、伸びすぎた枝葉を切る程度にしましょう。
業者に剪定を依頼する
常緑樹の剪定は自分でもおこなうことができますが、慣れない作業でうまく剪定できないことが考えられます。また、脚立を使って剪定する場合、高所での作業となり落下してケガをしてしまう危険性もあります。そのため、安全かつしっかりと常緑樹の剪定をおこなうのであれば、業者に依頼するのがおすすめです。
業者であれば、豊富な知識と経験でしっかりと希望どおりに常緑樹を剪定してもらうことができます。弊社にご連絡いただければ、強剪定・弱剪定を問わず、いつでも剪定可能な業者をご紹介いたします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
常緑樹を剪定するときの注意点
常緑樹の剪定を自分でおこなう場合、いくつかの注意点をしっかりと理解しておくことが大切です。注意点を理解しないまま剪定すると、常緑樹を枯らしたりケガをしたりするおそれがあります。ここからは、常緑樹を剪定するときの注意点について見ていきましょう。
注意点【1】切る枝を見極める
常緑樹の樹形をキレイに整えるためには、切るべき枝と残す枝をしっかりと見極めることが大切です。徒長枝や下り枝といった不要な枝を切るだけではなく、全体の樹形を確認しながらバランスよく剪定してことで、キレイな樹形を作ることができます。また、不要な枝と間違えて健康な枝を切らないように常に注意しておくようにしましょう。
注意点【2】切り口をケアする
剪定の際に大きい切り口ができた場合は、癒合剤でしっかりとケアしてあげることが大切です。大きい切り口ができたままにすると、切り口に雑菌や植物の種子が入って常緑樹を弱らせてしまうおそれがあります。
そのため、癒合剤と呼ばれる植物の切り口を保護する薬品を使って、剪定後にケアするようにしましょう。癒合剤は、ホームセンターや通販などで購入することができます。
注意点【3】安全確認をする
常緑樹の剪定では、剪定ばさみやのこぎりといった刃物や脚立などを使用します。そのため、自分の安全はもちろんのこと、周囲の人を巻き込まないようにしっかりと安全確認をすることが大切です。まずは、周囲を確認して近くに人がいないことや、脚立がしっかりと安定しているかどうかを確認してから作業をおこなうようにしましょう。
業者に剪定を依頼しよう!
もし、自分で常緑樹の剪定をおこなうのが少しでも不安なのであれば、業者に剪定を依頼するのがおすすめです。業者であれば、安全かつ丁寧にしっかりと常緑樹を剪定してもらうことができます。
弊社にご連絡いただければ、常緑樹の剪定が可能な業者をご紹介いたします。また、「休日しか予定を空けられない」「複数剪定してほしい」といったご要望にもお応えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。